私は
小鳥遊ホシノって言うよ~。覚えといてね~。え?流石に覚えた?うへ〜。
ランバルド君って知ってる?洗脳してくるハンバーガー好きだよ。
それだけだとカオスバトルで活躍しているどこかの店の教祖みたいだけど、見た目はちゃんとリザードマンみたいな感じなんだ。
なんか剛剣将ランバルド?っていうのが直轄に現れたみたい。気になるなぁ。あれ?全く洗脳をして来ない...まさか、ランバルド君となにか関係性があるのかなぁ。
日記もくじ
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ここは、衰退前の「○○バトロイ地方」。
色々な勉学を学べる学園都市や兵隊がたくさんいるハサ王国があり、この世界にある地方の中でも冒険者にとっては人気の地方だ。
ランバルドとモップ野郎レウスが、旅をしているよ。
赫く煌めく彗星がたまに見え、通り過ぎた地方は灼け落ちた甲殻のようなものが、クレーターの中に落ちている方が多い。
俺は相手を洗脳させ、動けなくするのが得意だ。あと、ハサ王国の城下町にあるハンバーガーも大好きだ。
レウスは、モップを使い相手をsweepする。
今日も現れたやつを全員sweepしてやるんだと意気込んでいる。
俺とレウスはこの世界最大の強さを持つバト帝国を目指している。あそこになら間違いなく彗星の正体をしれるはずだ...。
あ、彗星だ!何度見ても綺麗だなー、レウス。
おや?空が、空が赤くなって来た!?
そして"それ"は突如現れた。
な、なんなんだアレ!?
と驚くレウス。
人型のシルエットをしていたが、間違いなく人ではない。
うぁ...す...
聞き取れない言葉を放つ人のような"それ"
あれは危険だな!よし!お前をsweepしてやる!
即座に臨戦体制をとったレウス
続いて
よーし!お前を洗脳してヤルー☆
俺もいつものように愛剣を構え...
うぎゃー!
た瞬間、俺は"それ"に殴られていた。
sweep!!
レウスがマップを使い攻撃した。瞬間その場にいたはずの"それ"は消え心臓めがけて腕をレウスめがけて槍のような勢いで撃ち抜こうとする
間一髪で回避!(どやぁ)
彼はこんな時でもブレていなかった体勢を崩した"それ"をsweepする。
続けて俺も、洗脳してヤルー☆
あれ?動きが...とまらない!?
こっちにくる!速い!やばい!!洗脳が全く聞いてない!
危ないぞ!ランバルド!!!!
そんな声が聞こえ、俺はつき飛ばされた。
そして、俺がさっき...ほんの少し前にいた場所で、体を突き刺されたレウスがいた...。
逝くよ![ランバルド百烈剣]
彼が作ってくれた僅かな時間で我を忘れながらも必殺技を"それ"に撃ち込む。
へへっ、究極清掃奥義:SWEEP OF HELL
怯んだ"それ"に、レウスも続いて必殺技を放つ。
ダメージを"それ"が受けたと判断すると、翼を羽ばたかせ去っていた。
全てを出し尽くしたレウスはその場に倒れる。
おい、いつものようにヤッダァバァァァァァァァァァァ!!!!とか言ってくれよ!
へへへ、惚れたよな?俺の...モップ使いに...
惚れたよ!おい!レウス!!!
それは...よかった。その一言だけ残して彼は死んでしまった。
死んでしまった。
れ
う
(血で文字が少し見えなくなっている。)
亡くなった人は蘇らないし。過去は変えられない。
、ウスの死が、決して覆らないように。
なんでレウスが死ななくちゃいけなかった???
一体どこから間違えちゃったんだ......あんな最期になるなんて......。ちくしょう。
......、何故??
何故?
何故?
何故?
そもそも、俺が隙だらけの洗脳してヤルー☆さえしなかれば......
――レウスは、死なずに済んだ。
......あぁ。
――やっぱり。
俺は...バ■帝国に■り、洗脳を捨て、
あの異形を■す。
2017/12/07 17:07
ついに辿り着いた。長い旅だった。彼の形見となったモップを担ぎ、バト帝国へと足を踏み入れた。
非常に大きな街だった。城はハサの比ではない大きさだった。
掲示板では兵を募集している書き込みがされていた。
早速俺は城の中に訪れることに決めた。
兵士自体には、楽になれたんだ。
百烈剣を見た試験官はあっさりと合格を認めてくれた。
しかし、なってみると地獄だった。まるで牢屋のような一室に連れ込まれ一日一食。
朝から晩まで訓練だった。剣ではなく槍をもたされ突撃兵としての訓練をされた。
2018/1/1 1:07
深夜からいきなり初戦争。
俺はしっかりやっていけるのだろうか...。と思いながら馬に乗り、地を駆けた。
元からの旅での戦闘経験もあり、ある程度使えるようになった槍でも相手を倒していけた。突撃槍攻撃は、本当に剣術を超えているのかもしれない...隙だらけの洗脳はもう使わなかった。隙だらけ、といっても"あれ"には撃つ隙がなかっただけだが。
どうやら他の兵隊より活躍したので勲章が送られた。
2018/1○/○○ ○○:07
今日も戦争の日だった。1年で騎兵長となった俺は、軍騎兵たちの管理を任されている。未だに空は紅く、変わらない。
...変わることのない厳しい日々が続いている。兵隊としての立場が上がったからか部屋は自然とマシなものになった。
槍術を自分のものとした。早いものだ。
将軍の証として我が王から剛剣を授かった。玉鋼とミスリルを合わせた物魔を兼ね備えた刃は眩しく輝いていた。
兵として帝国に入った2年の間に、我の顔には切り傷が刻まれていた。当然、戦争で負った傷である。
ついに我が王からそなたが以前使っていた百烈剣ではない、本物の剣術を直接授けてやろうと...?
我が先にランバルド百烈剣を撃つ。しかし一発目にて我が王は受け止めた。ゆっくりと斬り上げ、振り下ろす。
たった一撃で血飛沫が我の目の前で舞い散る。
これが...剛剣「ま■■斬■」よ。その身に刻み込め。
ただし...これは一対一で使うものだ。集団戦は、突撃槍術を使うとよい。そなたのかつての友のモップで。
我が王は全て知っていた。なぜ我がここまで来たのかも。目的も。全て。
ついに再び現れた"それ"。
我が王は色彩の者と呼んでいた。
我が軍は"それ"ただ1人だけに総力を挙げるも、あっという間に壊滅していった。
追い込まれていく我たち4将軍は絶妙なチームワークで色彩の者を追い詰め、心臓狙いの突撃に合わせ我が王の動きを真似、剛剣「ま■■斬■」を成功させる。色彩の者を断ち、ついに消滅させた。
仇はとったぞ...
紅いままの空を見渡す。
紅いまま...?
そして、新たな気配を察した。察してしまった
■■■!伏せろ!!
叫びは遅く、1人の将軍が凶弾に倒れる。
鞭を構える将軍、杖を構える将軍も攻撃をしようとするもなにかに弾き返され、返しの銃撃で倒される。
色彩の力は、先程の仇とは比にならなかった。
黒いドレスを纏った、銀色のロングヘアの女。
ただの美しい女性ではなく、まるで、神のような、死神のような...
あの時の、レウスの時と同じ状況になった。
仲間はもう動かない。だからこそ、我が王を守るためには...!
ふっ、覚悟ルー☆
ま ■ ■ 斬 ■ り ! ! !
2020/11/6 13:47
紅の空は今だに晴れることはない。女の銃撃を受け、我はついに地に伏した。
しかし、我も彼女に初めて傷をつけた。それだけは...くっ...
一歩も動けず....目の前では女が倒れた我を見続けているだけだった。
し...城は、まだ、我が王は倒れていない...
我が王を守れなかった不甲斐なさと、全てを出し切りそれでいて敗北した悔しさ、何故かすっきりするような謎の気持ちが混じり合い、我は...『俺』は...
...ごめんなさい
女が銃を構えた。
うぎゃー。
最期にお前のような敵と戦えたことを誇りに思う...ぞ。
(彼の記憶...意識はここで途絶えている)
2020/11/6 14:27
剛剣将ランバルドの死亡により、バト帝国の将軍は全滅した。
そしてかの王も全てを受け入れ、死の神に挑むも散って行った。
初めて色彩が現れて5年。この世界は滅びた。
はずだった。
ロケットパーンチ!
洗脳してヤルー☆
在りし日の声が聞こえ、視界が戻って来た。
目を覚ますと、そこは王国の闘技場のような所だった。
間違いなく、かつての我...いや『俺』が、拳を飛ばす少女や、巨大な怪獣、屈強そうな男たちと戦っていた。
夢なのかもしれない。しかし、我はあの頃の用に、純粋に戦いたがっていた。
闘技場でバトルロイヤルというもののエントリーを済ませ、闘技場に移動。腰に友のモップを提げ、右手には剛剣を構える。
目の前にいるのはかつての自分だった。
お前、どこかで会ったか?と言われるも、さぁな。と答える我。
ま、いいや!洗脳してヤルー☆
ふっ...覚悟ルー☆
おわり