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『宵闇の聖女』ルナ


種族:人間
年齢:享年24歳
性別:女
生まれ:神官
出身:ダーレスブルグ中部
職業:詐欺師兼孤児院経営者
外見:黒髪翠眼。ストレートのロングヘアと露出の少ない緑系の衣装を好むが、変装に応じて千変万化する。美形ではないが活発。

ルナの家の創始者で、かつてダーレスブルグの貴族階級を大いに騒がせた伝説の詐欺師。
月神の神官としても泥棒としても実力は低かったが、話術や変装に関しては一流の実力を持っていた。
貴族階級だけを狙って詐欺を仕掛けたり、話術だけで金品を騙し取り、それをスラム街の住人に還元する義賊としての面と、
スラム街に開いた孤児院で親友のエレノーア・L・ファルクシュタットと共に孤児達の面倒を見ている神官としての面を、
卓越した変装技術と演技力で2年間に渡り分け続け、多くの実力者達と交友を持ち、時に敵対し、時に協力し、時に見出してきた。
さばさばとした性格で切り替えが早く移り気だが、子供に対しては大きな愛情を持って接する。

ブリンクガイア?エント?イノウ?メイビー?などの孤児院の子供達、
エレノーア室長?狙撃手アイザックワーキュライト?などの友人や敵など、
後に公国にとって重要なファクターとなる人物の多くと何らかの形で関わっている。


経歴

ダーレスブルグのシーン神殿の前に捨てられていた孤児。
幼い頃から人の思考を読んだり、誘導するのが得意で末は名のある神官になるだろうと期待されるが、神の声が遠く、早々にその道を断念。
以降、スラム街に出向いては人を救済したり、盗賊技術や変装技術などを教わり、成人する頃には暗黒街でもそれなりに名を知られる存在となっていた。
成人後、二年間ほどダーレスブルグの劇団で役者を務めたが、優秀すぎた為か人間関係にひびが入り退団。
数ヶ月で生活が立ち行かなくなり、仕方なく役者として培ったメイク技術や話法を使い、詐欺師として身を立てるとこれが大成功。
あっという間に大金が手に入り、彼女はやりたい事を考え始めた。
「自分のような孤児を少しでも減らしたい。誇りを持って、胸を張って生きていける子供達を育てたい」
そう思った彼女は当時、衣装係として詐欺の片棒を担いでいたエレノーアと共に孤児院を始めたのだった。・・・・詐欺で得た資金を使って。

その後の彼女は昼は詐欺、夜は子守と昼夜無く働いた。
戦争の前段階で小競り合いを繰り返していた公国には戦災孤児が数多く存在していて、それらを救済するには寄付金程度ではとても足りなかったのだ。

(続)
最終更新:2010年04月28日 00:21