好き:コーヒー(ブラック)、眼鏡、読書、知識を蓄えること、犬、頭が悪くて素直な奴
嫌い:甘すぎるもの、騒音、コンタクトレンズを勧めてくる人、中途半端に頭のいい奴
この先はスプリング・デイの設定にまつわる小話が書いてあります。
興味のある方のみ、どうぞ。
Before
「----ちゃんは頭がいいわねえ」
言われ慣れた言葉だった。
今更褒められてるとも思わない。
単純に、「当然のこと」。
エリートとしての道を歩んで、
いい企業に勤めて、
男の手なんか借りずに一人で歩いていく。
もはや夢や目標ではなく、
私にとっては「決まった道」だった。
――この街にゾンビが現れるまでは。
頭だけが良くて、運動なんて全然できなかった私が、
生き残る事は当然、無かった。
「……何で、私、が、こんな」
友人よりも大事にしていた犬を抱いて、
他に何より大事にしていた眼鏡を握り締めて、
私は息絶えた。
After
獣の力。
エリートの頭脳。
この2つを持ってすれば、私に出来ない事など無い。
「……下等生物共め。 一人残らず粛清してやる!」
どこから湧き出ているのかもわからない傲慢さに押され、
私はその爪を振るった。
――「見下す」。
他を「見下す」事で得られる快感が、私の心を蝕んでいった。
最終更新:2013年04月10日 16:05