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設定:インビジブル・マミィ

好き:美しいもの(特に宝石)、お金、お風呂、墓場(落ち着く)、人を驚かす事
嫌い:美しい人、野蛮な人、病院(トラウマ)、火・炎




この先はインビジブル・マミィの設定にまつわる小話が書いてあります。
興味のある方のみ、どうぞ。



















































Before


幼い頃、事故で全身に火傷を負った少女が居た。

本来なら死んでしまうほどの火傷を負いながらも、彼女は奇跡的に命を取り留めた。


命“だけは”助かった。


全身に包帯を巻かれ、死んだほうがマシだと思う日々。

それでも周りの人達は、死ぬことを許してくれない。

彼女に残された道は、自分の存在を殺す事だった。



しかし、そんな彼女に降って沸いた好機。

ゾンビだらけになったこの街では、自分の死を邪魔する者などいない。



こうして包帯まみれの姫は、
腐った王子様の誓いのキスによって永遠の眠りに――




after


――ついた筈だった。

しかし彼女は皮肉にも、メイデンとして覚醒してしまったのだ。

だが幸いにも、彼女が手に入れた力は“透明化”。

彼女の醜い、ただれた皮膚を目にできる者はこの世に居なくなった。


「……それで気が収まる筈ありませんわ!」

生前の記憶こそ持っていなかったが、自らの素顔の醜さだけは焼きついていたのだろう。

彼女は美しいもの全てに嫉妬し、能力を利用して盗みを働きはじめたのだった。


サバイバーが持っているルビーを奪い、

ロッテリーマシーンからサファイアを盗み出し、

宝石店のショーケースを割ってエメラルドを手に入れた。


ここに、メイデンにして怪盗――インビジブル・マミィが誕生したのだった。
最終更新:2013年04月10日 16:34