「やあどうも、お隣宜しいかな」
休息の為に席に腰掛けたあなたに、1人の老紳士が声を掛ける。
シルクハットにモノクル、白く長いひげ、燕尾服、そして金細工の施された杖――全身どこを見ても“場違い”だ。
「いや失礼、勝手に座らせて貰うがね……マスター、こちらのお客さんにコーヒーを」
老紳士はそう行って強引に隣に座り、コーヒーを注文した。
「ところで、あんたサバイバーじゃろ?
何度かここに来てるのを見てて覚えてるんじゃよ」
そう言えば、ここに来る度にこの老紳士を目にしていた気もする。
恐らくは、ここの“常連さん”なのだろう。
「もし良ければなんじゃがの、わしを帰還させてくれんかね?
ご覧の通りろくに歩けんでな、一人じゃあ脱出できんのじゃよ」
「はいよ、コーヒーお待ち」
湯気の立ったカップがテーブルに置かれるのと同時に、老紳士の話が止まる。
ゾンビの溢れるこの街での数少ない癒しの一つ。
視線をコーヒーから戻すと、老紳士はこちらに向かって微笑んでから再び話し始めた。
「こいつはわしの奢りじゃよ。
なに、この足手まといを連れて行く話とこのコーヒーは別じゃよ。
あんたの返事がどちらだとしても、そいつは飲んでくれればいい。」
そう言って老紳士は、こちらにコーヒーを差し出した。
……と言う訳で、あなたはコーヒーを一杯ご馳走になった。 HPが10回復する。
また、この老紳士を
同行者として連れて行きたいなら連れて行って良い。
最終更新:2013年03月07日 15:34