「来たか、サバイバー」
地下駐車場に赴いたあなたを出迎えたのは、映像で見た通りの一人の女性。
しかし、その手足はまるで――獣の「ソレ」であった。
「驚いているのか? 無理もない。
私は選ばれた存在、“メイデン”の一人……
貴様らただの人間とは一線を画するエリートだ」
女性は鋭いツメで眼鏡をくい、と上げながら、不適な笑みを浮かべる。
「名を教えてやろう。 私はSpring day(スプリング・デイ)。
今から貴様を狩り、食い尽くす者の名だ……しっかり覚えておくといい」
Spring dayは、獲物を狙う獣の目をこちらに向ける。
車など一台も止まっていない、遮蔽物と言えば柱程度しかないこの場所で、
鋭い爪を光らせ、舌なめずりをする。
「さあ、狩りの時間だ!」
最終更新:2013年04月02日 21:26