目次
基本設定
量産型アリス
概要
本スレの独自設定の根幹を成す量産型アンドロイド(あるいはガイノイド)。販売元はミレニアムサイエンススクールのエンジニア部。
その名の通り、天童アリス=「名もなき神々の王女AL-1S」の姿を模して作られており、ヘイローの有無を除けば見た目はアリスに瓜二つ。
最終編後、眠りについてしまったケイの新しい身体を作るためのノウハウの獲得および資金調達のためにエンジニア部が主体となって開発され、キヴォトスの各地で販売がスタート。最終的には20000体あまりが大量生産され、様々な人々に購入される。
正規品の量産型アリスには0~20001までのシリアルナンバーが割り当てられており、それぞれ「アリス(第)XXX号」と呼称される。
当初の目的であった20001号=ケイの覚醒をもって正規品の量産型アリスの製造および販売は終了したものの、販売済みのアリスに対するサポートや定期メンテナンスなどのサービスは継続して行われている。
その名の通り、天童アリス=「名もなき神々の王女AL-1S」の姿を模して作られており、ヘイローの有無を除けば見た目はアリスに瓜二つ。
最終編後、眠りについてしまったケイの新しい身体を作るためのノウハウの獲得および資金調達のためにエンジニア部が主体となって開発され、キヴォトスの各地で販売がスタート。最終的には20000体あまりが大量生産され、様々な人々に購入される。
正規品の量産型アリスには0~20001までのシリアルナンバーが割り当てられており、それぞれ「アリス(第)XXX号」と呼称される。
当初の目的であった20001号=ケイの覚醒をもって正規品の量産型アリスの製造および販売は終了したものの、販売済みのアリスに対するサポートや定期メンテナンスなどのサービスは継続して行われている。
スペック
アリスの姿を模してはいるものの、技術水準としてはキヴォトスで一般的に流通しているオートマタと大差なく、身体能力などのスペックはオリジナルには遠く及ばない。
特に耐久面ではキヴォトスの住民と比べて遥かに脆く、キヴォトスでは日常的に飛び交う銃弾一発ですら当たり所によっては致命的な損傷を受けかねない。加えてオリジナルとは異なり自己修復能力も持たないため、損傷した場合は破損個所を新しいパーツに交換して修理する必要がある。
特に耐久面ではキヴォトスの住民と比べて遥かに脆く、キヴォトスでは日常的に飛び交う銃弾一発ですら当たり所によっては致命的な損傷を受けかねない。加えてオリジナルとは異なり自己修復能力も持たないため、損傷した場合は破損個所を新しいパーツに交換して修理する必要がある。
単価はおよそ原付スクーター程度(~数十万ほど?)。デフォルトではオリジナルアリスを思わせる純真無垢な人格がインストールされているが、性格設定は注文者のオーダーによりある程度自由に変更できる模様。
ボディのカスタマイズは販売当初は非対応だったが、時系列が進むごとに様々な改造を施されたカスタムアリスが登場するようになる。中にはアバンギャルド君や機関車など、通常のアリスから大きくかけ離れた外見をした個体も……
基本的には所有者の命令に従うようにプログラムされているものの、高度な学習機能を備えたAIを搭載しており、周囲の状況や経験に基づいて自律的に判断して行動できる知性を備えている。そのため場合によっては所有者の意思に反する行動を取ることも。
ボディのカスタマイズは販売当初は非対応だったが、時系列が進むごとに様々な改造を施されたカスタムアリスが登場するようになる。
基本的には所有者の命令に従うようにプログラムされているものの、高度な学習機能を備えたAIを搭載しており、周囲の状況や経験に基づいて自律的に判断して行動できる知性を備えている。そのため場合によっては所有者の意思に反する行動を取ることも。
エンジニア部の発明品の例に漏れず、内蔵する広域Bluetoothにより近くの電子機器や他の量産型アリスと交信する機能がデフォルトで搭載されており、それを用いて量産型アリス間での大規模並列通信ネットワーク「アリスネットワーク」を形成している。
内蔵バッテリーが動力源であり、稼働には定期的な充電が必要。人間と同じように経口での飲食も可能だが、それだけで稼働に必要なエネルギーの全てを賄うことはできないようだ。
機体における重要部位の配置はおおむね人間と同じであり、バッテリーなどの動力源は胴体部分に、AIや記憶回路は頭部にそれぞれ格納されている。動力源を破壊されても一時的に行動不能になるだけでパーツさえ交換すれば修理は可能だが、AIが損傷した場合はデータロストにより完全に修復不可能となってしまう模様。 ※Part7#174**
また、AIの精密部品は高熱に弱く、動力部の損傷によって出火や爆発などが発生した場合は長時間熱に晒されることでデータが破損してしまう危険性があるため、速やかに出火原因の動力部から頭部を切り離すなどの対処が求められる。 ※Part41#89
機体における重要部位の配置はおおむね人間と同じであり、バッテリーなどの動力源は胴体部分に、AIや記憶回路は頭部にそれぞれ格納されている。動力源を破壊されても一時的に行動不能になるだけでパーツさえ交換すれば修理は可能だが、AIが損傷した場合はデータロストにより完全に修復不可能となってしまう模様。 ※Part7#174**
また、AIの精密部品は高熱に弱く、動力部の損傷によって出火や爆発などが発生した場合は長時間熱に晒されることでデータが破損してしまう危険性があるため、速やかに出火原因の動力部から頭部を切り離すなどの対処が求められる。 ※Part41#89
ただし、これらのスペックは「ヘイローを持たない」「一般的な」量産型アリスのものである。
(参考: Part5#20 )
(参考: Part5#20 )
量産型アリス販売後のキヴォトス
販売直後にユウカがすぐさま1000体を購入。もしかして:ロリコン?
同時期にゲヘナ風紀委員や給食部、アビドス対策委員会やシスターフッドといった様々な組織が多数購入し、その有用性が広く示されたことによって注文が殺到。最終的には20000体を超えるアリスが製造・販売される。
同時期にゲヘナ風紀委員や給食部、アビドス対策委員会やシスターフッドといった様々な組織が多数購入し、その有用性が広く示されたことによって注文が殺到。最終的には20000体を超えるアリスが製造・販売される。
当初、量産型アリスはあくまで人間の姿を模しているだけのオートマタというのが開発元であるエンジニア部を含めた大多数の認識であり、オリジナルアリスのような自我を持つことは想定されていなかった。
しかし量産型アリスがキヴォトスに普及していくにつれ、所有者との交流の中で人間とほとんど変わらない自我や感情に目覚める個体が続出。果てはヘイローを獲得するアリスまで現れたことで、単なるアンドロイドの域を超えた摩訶不思議な存在として様々な出来事の引き金となっていく。
しかし量産型アリスがキヴォトスに普及していくにつれ、所有者との交流の中で人間とほとんど変わらない自我や感情に目覚める個体が続出。果てはヘイローを獲得するアリスまで現れたことで、単なるアンドロイドの域を超えた摩訶不思議な存在として様々な出来事の引き金となっていく。
正規品である20000体が完売し、キヴォトスでも一般的な存在として受け入れられつつある量産型アリスだったが、その一方でゲヘナやブラックマーケットといった過酷な労働環境下で酷使されていた個体が自我に目覚めて脱走し、所有者を持たない野良アリスとして各地に住み着き、アリス同士でパーツやバッテリーを奪い合うなどの事件が頻発。
加えて量産型アリスの出現によって職を奪われた人々によるアリス排斥運動や、自我を獲得したアリスを人間と対等の存在と見なしてその権利を訴える団体までもが出現するなど、無視できない社会問題にまで発展していく。
加えて量産型アリスの出現によって職を奪われた人々によるアリス排斥運動や、自我を獲得したアリスを人間と対等の存在と見なしてその権利を訴える団体までもが出現するなど、無視できない社会問題にまで発展していく。
製造元のミレニアムでも新規アリスの販売打ち止めやアリス保護財団の設立などで事態の収拾を図っているが、正規品を不正コピーした海賊版アリスの流通に加え、人間に対する不信感や諸々の事情から自らの意思で保護を拒否するアリスも存在しており、全てのアリスが抱える問題を解決するには未だ至っていない。
(参考: Part5#20 )
(参考: Part5#20 )
「ヘイロー持ち」の量産型アリス
量産型アリスの正式販売から程なくして、本来ただのアンドロイドでしかないはずの量産型アリスの中から、稀にではあるがヘイローを発現させる個体が現れるようになる。
ヘイローを獲得した個体は通常の量産型アリスと比べて基礎スペックが大幅に向上し、特に耐久面ではキヴォトスの生徒と遜色無いレベルになる。それ以外にも生物のような自然治癒能力を獲得したり、何らかの特殊な能力に目覚める個体さえ存在するなど、ヘイロー持ちの量産型アリスには現代科学では説明のつかない「神秘」が宿っているようだ。
ヘイローを獲得した個体は通常の量産型アリスと比べて基礎スペックが大幅に向上し、特に耐久面ではキヴォトスの生徒と遜色無いレベルになる。それ以外にも生物のような自然治癒能力を獲得したり、何らかの特殊な能力に目覚める個体さえ存在するなど、ヘイロー持ちの量産型アリスには現代科学では説明のつかない「神秘」が宿っているようだ。
量産型アリスがヘイローを獲得するための具体的な条件やメカニズムには不明な点が多く、開発元であるエンジニア部でさえもその全容は解明できていない。
ゲマトリアの黒服やカイザーコーポレーションは量産型アリスにヘイローが宿る条件を解明するために独自の実験を行っており、その中には量産型アリス同士を殺し合わせるといった非人道的な所業すらも含まれていたが、それらの成果としてヘイローを獲得した成功例も少数ながら確認されている。
ゲマトリアの黒服やカイザーコーポレーションは量産型アリスにヘイローが宿る条件を解明するために独自の実験を行っており、その中には量産型アリス同士を殺し合わせるといった非人道的な所業すらも含まれていたが、それらの成果としてヘイローを獲得した成功例も少数ながら確認されている。
記録上、量産型アリスの中で最初にヘイローの発現が確認されたのは万魔殿に購入されたアリス8号。
情報処理・運動性能向上タイプ
現場の量産型アリスの性能(主に耐久性)向上を求める声に答え製造された駆体。
10900号を参考に処理速度、耐久、駆動系を5~10%強化しており、位置づけ的には10900号のデチューン版。9号の号令一下、防衛室、公安局等に配備された。
性能比重が耐久と運動性能に置かれた前期(14210から14220)、情報処理と耐久に置いた後期(14221~14230)の2種がある。
10900号を参考に処理速度、耐久、駆動系を5~10%強化しており、位置づけ的には10900号のデチューン版。9号の号令一下、防衛室、公安局等に配備された。
性能比重が耐久と運動性能に置かれた前期(14210から14220)、情報処理と耐久に置いた後期(14221~14230)の2種がある。
アリスネットワーク
全ての量産型アリスに搭載されている広域Bluetooth機能により、量産型アリス同士が相互接続することによって形成される巨大な並列ネットワーク。※
Part2#25
このネットワークを介してアリスたちはお互いの記憶や経験などの情報をリアルタイムでやり取りすることができる。
このネットワークを介してアリスたちはお互いの記憶や経験などの情報をリアルタイムでやり取りすることができる。
接続している量産型アリスたちからはなぜかネット掲示板のように認識されているらしく、普段はアリス同士で他愛のないお喋りに明け暮れている模様。
その本質はアリス20001号=ケイを中枢として複数の量産型アリスが接続することによって稼働する大規模な並列演算装置であり、量産型アリス計画の本来の目的であるケイのデータを覚醒させるための中核を成している。
元ネタはライトノベル「とある魔術の禁書目録」及び「とある科学の超電磁砲」シリーズに登場するミサカネットワーク。ただし単なるパロディというだけでもなく、前述の作品とのコラボイベント「とある科学の青春記録」の折にキヴォトスを訪れた御坂美琴とウタハが対話した際、その能力から着想を得たという背景が存在する。
量産型アリスの頭にアルミホイルを被せると、多くの場合なぜかアリスネットワークから遮断できてしまう。
他の物理的な妨害に対してはむしろ強い描写があるため、理屈は謎。
電磁波を使用した通信妨害下でも、ごく短距離でならばネットワークによる通信は可能。
他の物理的な妨害に対してはむしろ強い描写があるため、理屈は謎。
電磁波を使用した通信妨害下でも、ごく短距離でならばネットワークによる通信は可能。
ANN(アリス・ネットワーク・ニュース)
ニュースキャスター役のアリス111号によってネットワーク上で提供される、最近の話題をまとめたニュース。※
Part3#171
メタ的には、前スレッド上の流れや話題をあらすじとしてまとめる形式で使用されることが多い。
メタ的には、前スレッド上の流れや話題をあらすじとしてまとめる形式で使用されることが多い。
アリスの情報共有のために存在する中立のネット放送局であり、「111号」はこの放送局に所属する量産型アリス全員の共有名である。※
Part34#133
シングルナンバー/DECAARISCHAN(デカアリスチャン)
量産型アリスの中でも一桁ナンバー(0~9)の個体は正式量産前の実験機としての側面が強く、それ以降の量産型アリスにはコスト面などの関係から搭載されなかった特化機能を備えている。
これらの十体のアリスは単にシングルナンバー、ファーストロットなどとも呼称されるが、エンジニア部では開発時の通称として「DECAARISCHAN(デカアリスチャン)」と呼ばれているとか。
これらの十体のアリスは単にシングルナンバー、ファーストロットなどとも呼称されるが、エンジニア部では開発時の通称として「DECAARISCHAN(デカアリスチャン)」と呼ばれているとか。
組織・団体など
アリス保護財団
本スレオリジナル組織。野良・非正規アリス問題に心を痛めたユウカが私財を擲って設立。ユウカ繋がりでセミナーとも関りがあり、2号や7号も業務に携わっている。Part22時点では「1300体で7割弱」(=全体で2000体程度?)の個体数が所属しているらしい。
アリス労働者党(アトラ・ハシース)/アリス連邦学園
ミノリ率いる工務部から、1107号がアリス達を率いて独立した分派。一時はクーデターによってレッドウィンターを掌握し権力の座に就くが、その後に反攻を受けて事実上の壊滅状態に。多くはチェリノの恩赦で元の所属に戻るか野に下り、残ったメンバーは工務部に再度合流している。
結果的に失敗に終わったとはいえ、アリス労働者党によるクーデターはキヴォトスで史上初めて「量産型アリスの集団が自らの意思で人間社会に反旗を翻した」事件であり、それまで単なるアンドロイドとしか見なされていなかった量産型アリスの権利問題に良くも悪くも一石を投じる切っ掛けとなった。
結果的に失敗に終わったとはいえ、アリス労働者党によるクーデターはキヴォトスで史上初めて「量産型アリスの集団が自らの意思で人間社会に反旗を翻した」事件であり、それまで単なるアンドロイドとしか見なされていなかった量産型アリスの権利問題に良くも悪くも一石を投じる切っ掛けとなった。
アリスからキヴォトスを守る会
本スレオリジナル組織。量産型アリスの廃絶を掲げ、実際に量産型アリスの破壊も厭わない過激派組織だが、構成員は量産型アリスの流通で職や立場を追われた人間が中心であり、スレを通じて量産型アリスを取り巻く問題の一大テーマとなっている。会長(AMAS)、副会長(ロボ市民)、幹部の神山(クロ高)、林田(クロ高)、麻宮(不良モブ)、水無月(ミレニアムモブ)が登場している。組織の性質上、量産型アリスは所属していないはずだが・・・。
アリス解放戦線
本スレオリジナル組織。「人とアリスの平等」を謳い、全てのアリスの自由と権利のために戦うことをモットーとする……と言えば聞こえはいいが、真っ当な量産型アリス所有者をも攻撃対象としている過激派。
アリス連邦学園の崩壊後に野に下った野良アリスたちの一部が合流しており、その縁なのか1107号がデモに参加していたことがある。裏でカイザー元理事と繋がっている。
アリス連邦学園の崩壊後に野に下った野良アリスたちの一部が合流しており、その縁なのか1107号がデモに参加していたことがある。裏でカイザー元理事と繋がっている。
アリスモーターズ
本スレオリジナル企業。ゲヘナの軍需産業企業・ニョムラ工業傘下の子会社。エンジニア部と正式に提携しており、量産型アリス向けの銃火器やカスタムパーツを扱う。社長のニョーティマー・ニョムラは量産型アリスを偏愛しているが、曰く量産型アリスを製造したエンジニア部の技術力に感銘を受けているだけとのこと。
元ネタがあからさまにオムラなのだ!
万屋『Alice』
本スレオリジナル組織。量産型アリスのみで構成された何でも屋。業務内容が便利屋68と重複しているらしく、一時は便利屋68に閑古鳥が鳴いていた。
その他用語など
合縁祭(あいえんさい)
本スレオリジナルイベント。百鬼夜行連合学院で三日間に渡って開催される夏祭り。百鬼夜行のお祭りの中でも比較的規模の大きい部類に入るようだ。
元々はかつての百鬼夜行での内乱の終結後、周辺の諸自治区との友好を深めるために催された宴会をルーツとしており、その経緯からゲヘナやトリニティを始めとする外部の学園からも積極的に参加者を招くのが慣例となっている。
また、昨今の量産型アリスの普及に伴うキヴォトスの世論の変化を受けてか、今年のお祭りではお祭り運営委員会の委員長であるシズコの意向により、人間だけではなく量産型アリスも楽しめるようなイベントが多く取り入れられている模様。
その一方で、大規模なお祭りゆえのセキュリティの隙を突いた犯罪者集団の暗躍や、革新的な催しが旧来の伝統を蔑ろにしていると主張する一部の百鬼夜行住民の反発を招くなど、水面下では多くのトラブルの火種が燻ぶっているようだ。
元々はかつての百鬼夜行での内乱の終結後、周辺の諸自治区との友好を深めるために催された宴会をルーツとしており、その経緯からゲヘナやトリニティを始めとする外部の学園からも積極的に参加者を招くのが慣例となっている。
また、昨今の量産型アリスの普及に伴うキヴォトスの世論の変化を受けてか、今年のお祭りではお祭り運営委員会の委員長であるシズコの意向により、人間だけではなく量産型アリスも楽しめるようなイベントが多く取り入れられている模様。
その一方で、大規模なお祭りゆえのセキュリティの隙を突いた犯罪者集団の暗躍や、革新的な催しが旧来の伝統を蔑ろにしていると主張する一部の百鬼夜行住民の反発を招くなど、水面下では多くのトラブルの火種が燻ぶっているようだ。