繁殖牝馬生産

繁殖牝馬の繁殖能力は自身のSP値とST値(現在値ではなく限界値)そのものであり、その他のパラメータは一切影響しないことを押さえてほしい。
そして、繁殖牝馬に求められる能力(繁殖能力の最大値)は、〆で配合する種牡馬によって異なる。それはトータルサムリミット(以下TSL)という理論に基づく。
無論、最高の繁殖牝馬というのは、TSLのSPとST両上限に達している馬ということになるが、その上限を正確に特定する方法は残念ながら確立されていない。
※TSLの判定はツールを使用するとよい。

【トータルサムリミット(TSL)】
繁殖牝馬から産駒に伝わる能力には上限が設けられており、それをTSLと呼ぶ。TSL上限以上の能力を繁殖牝馬が有していたとしても、上限を越える部分は切り捨てられる。
例えば上限値が100とすると、繁殖能力が100でも120でも同じ100の馬として扱われるのである。
そして、繁殖能力の限界を決めているのは種牡馬の実績と距離適性である。実績が高いほどSP・ST両方のTSL上限が高くなる。
距離適性は短距離タイプほどSTのTSL上限が高く、SPの上限が低くなる。長距離タイプはその逆である。
その他、ニックス配合にはTSL両上限を少し押し上げる効果があると言われている。

【ST補正】
〆として使用する種牡馬の距離適性により、繁殖牝馬のST値が補正される。補正値の計算方法は以下である。
 数式:[ST修正値=(適性距離下限 + 上限 / 200) - 19] (※ST補正値は、調教本数と等価である)
  例:マルゼンスキーなら(1600+2400)/200-19=+1となり、放牧4.25耐の牝馬なら4.5耐扱いになる。

【代重ねにより血統を完成させる】
繁殖牝馬生産では牝馬を生産し、繁殖に上げることを繰り返すことになる。代を重ねると、徐々に牝馬が生まれる頻度が低下する。
初代配合では60%と牝馬が高確率で生まれるが、2代目は40%3代目以降は15%となる。ちなみにダビスタ97では牡馬・牝馬の産み分けができるテクニックは存在しない。
牡馬や駄馬ばかりが生まれモチベーションが下がることが多い繁殖牝馬生産であるが、妥協せずに取り組んでほしい。


繁殖牝馬の繁殖能力は自身のSP値とST値によって決まり、その他の能力値はなんら産駒に影響しない。従って能力判定もSPとSTのみでよい。
代を重ねるごとに繁殖牝馬の能力を上昇させ、最終的に〆の種牡馬のTSLに達するイメージを持ちながら取り組もう。
最終更新:2011年06月23日 18:31