プロファイル
- 【ヘンペル】
- 浴室に住まう光輝く美の妖精に恋破れ、彼の心は穴が空いた。だったらいっそ、心などいらない。ヘンペルと呼ばれた天才は、心の臓を失くした。そして、その空いた穴に、自らが開発した義臓型ドライバ【ヘルツ】を埋め込み、逃避した先は常界<テラスティア>の海岸線。そんな彼に、ひとりの男が手を差し伸べた。
- 【闇才ヘンペル】
- 差し出された手、招かれた世界評議会。与えられた研究施設と膨大な開発資金。繰り返されたのは、負の感情による闇の力の増幅実験。闇才となったヘンペルは、それが天界の脅威になると知りながら、あえて外しやすいリミッターを用意した。全ては、上位なる存在の為に。創り物の、【ヘルツ・リューゲ】を捧げた。
関連テキスト
- ニーズヘッグ:バースト
- 各地で突如暴走を始めた自立兵器型ドライバと時を同じくして、解除されたリミッター、【ニーズヘッグ:バースト】は天界<セレスティア>へと羽ばたいた。解き放たれた闇の力に、恐怖に怯え、混乱する精霊達。発動されたバーストモードは人間だけでなく、統合世界<ユナイティリア>全ての脅威となった。
ヘンペルのテキスト「あえて外しやすいリミッターを用意した。」より。
- ダクトロン
- 辿り着いたひとつの答え、負の感情により闇の力は増幅する。それはひとりの天才が行なった実験の結果。新たな発見に物議をかもしだす世間。ニュースが知らせる多数の行方不明者、研究所付近で見つかった身元不明の無数の抜け殻。その全ては闇の力を動力源とした自立型ドライバ【ダクトロン】の開発の礎となった。
- カタリナ
- 笑顔の絶えない永遠郷<シャングリラ>に位置した光の美浴室にて、カタリナは光の祝福に包まれていた。続く争いの最中、ひと時の休息、彼女にとってはこの上ない至福の時。そんな彼女だけの時間に訪れた、予期せぬ来訪者。紫色のバラの花束を抱えた男性、すかさず投げつける桶。彼女には、何の悪気もなかった。
- 光の美女カタリナ
- カタリナが光の美女へと成長を遂げた頃、よく目撃していたはずの男を見かけることはなくなっていた。目が合えば頬を赤らめ、そしてすぐに姿を消していた一人の男。ただ、彼女はそんな男に一度も話しかけられたことはなかった。最後に見たのはいつだったか。辿った記憶、最後の場面は、浴室の湯気でぼやけていた。
- クレオパトラ
- 優しさに包まれた天界<セレスティア>の夜、クレオパトラの友人が一人、行方をくらませた。彼は非常に頭が良かった。ただ、その分、頭が悪かった。単なる家出かもしれない、だけど、彼女の胸には嫌な予感がよぎっていた。彼の持つ純真な想いが、悪意に染められてしまったら、彼女の友人は、頭の悪い天才だから。
- 闇の美女クレオパトラ
- プチオラ
- 天界<セレスティア>の海岸線、彼女はそっと、耳打ちをした。彼女にとって、それはちょっとした悪戯。だけど、それはひとりの天才の心に穴を空けてしまうほどの悪戯。時に、愛は憎しみへと変わる。まだ、花開くことのない妖精ビオラは、すれ違ってしまった恋によりもたらされる災いを、知る由もなかった。
- ビオラ
- 男女のすれ違いが、こんなことになるなんて。天界<セレスティア>へと向けられた悪意を前に、自らの悪戯を精算すべく、常界<テラスティア>の闇才の元へと急いだのは、少しだけ大人になった花の妖精ビオラ。彼女は自らの悪戯を悔み、そして、大人の男女の恋のすれ違いによる恐ろしさを、この時初めて知った。
- エジプトラ
- 神と竜が繰り返し争い続けていたのは遥か古。そして、それは遥か上位なる世界での話。そこで生じてしまった誤算、上位なる存在へと捧げるはずの【ナノ・ニーズヘッグ】は、異なった上位なる存在、古の竜エジプトラの手へと届けられてしまった。あぁ、どうかお許しを。一人の天才は痛むことのない胸を痛めていた。
- 悪しき闇
- 日夜繰り返されていた闇の力の増幅実験。漆黒研クインテセンスを含むこの立ち入り禁止区域の周りには、無数の抜け殻が転がっていた。全ては悪しき闇への探求の為。失意の天才へと与えられたこの施設で、声にならない悲鳴がこだましていた。
- 被験体411
- 被験体411、左腕に貼られた番号。天才にとって、同族であることなど、何の意味もなさなかった。最愛の女性から受けた拒絶が、今も彼の創り物の心を苦しめる。なぜ私じゃダメだったのでしょうか。少し頭の悪い天才は、被験体での実験を続けた。
- 起動実験レポートD
- 増幅された闇の力が自立型ドライバの稼働を加速した。もっと、もっと、もっと、止まらない欲求、止まらないペン、あっという間に書きあがる起動実験のレポート。だけど、それほどの天才でも、恋の方程式を紐とく頭脳は持ち合わせていなかった。
- 闇に魅せられし天才
- 恋に敗れた天才にとって、この統合世界に存在理由など求めなかった。手を引いてくれた方へと捧げた創り物の心。全ては上位なる存在の為に。天才へと告げられた新たな研究、それは二文字の合言葉。たった二文字で、彼は全てを理解していた。
関連テキストについての補足があれば
キャラクターデータ
名前 |
☆5【ヘンペル】 → ☆6【闇才ヘンペル】 |
ドライバ |
義臓型ドライバ【ヘルツ】 → 【ヘルツ・リューゲ】 |
スキル |
LS |
闇の理 → 闇の理 |
AS |
ストロング:ダーク → ストロング:ダーク |
NS1 |
ヘルツ → ヘルツ・リューゲ |
NS2 |
レイヴンズ → ヘンペル・レイヴンズ |
元ネタ |
「
ヘンペルのカラス
」で知られる哲学者
カール・ヘンペル
|
ヘルツ・リューゲは独語で「偽の心臓」の意。
セリフ
考察
主にキャラの目的だとか、キャラの行動時系列だとか。
コメント
最終更新:2014年07月08日 19:07