キリ・マリアレーテ


セラフィム候補生の一人。4人の中では最も身体能力に優れ、ルクサンドラに比べて技術的には劣るものの、身体的ポテンシャルでは引けを取らない天才肌。
環境悪化、太陽系内移民計画の失敗によって生じた経済難民の生まれだが、自分の能力を最大限に発揮する事で、貧困から抜け出す事に成功した。
正規隊員への意欲が強く、表立って見せないものの、ルクサンドラやスサーナをライバル視している。
一方、候補生のプレッシャーを感じていないみさきに対しては、その気楽さを羨ましく思っている。
地球にがいる。
(CV:水沢史絵)

プロフィール

年齢:18歳
出身:ニュージーランド
身長:165㎝
スリーサイズ:B89/W54/H85
特技:格闘技
弱点:虫
階級:候補生

性格・人物像

勝気で男勝り、加えて負けず嫌いな体育会系少女。憎まれ口を叩く事もしばしばだが、根は憎めない。
はっきりした、時に攻撃的ともとれる物言いながらも、言動に嫌味が感じられないのは、自身のさばさばした性格が成せるもの。
照れ屋で口下手なところがあるが、心情は表情や言動に表れやすい。
一人称は「私」だが、基本的に男のような口調で話す(無論、上官の前では敬語を用いる)。
格闘技が趣味なだけあって、自室やトレーニングルームでよく身体を鍛えている。

幼い頃に両親を亡くし、唯一の肉親である弟と共に国連の保護観察キャンプで幼少時代を過ごしていたという過去を持つ。
軍に志願したのは、劣悪な環境から脱出したいと思ったためである。
そのためか、「状況に埋没したくない」「周囲に自分を認めさせたい」という感情が他者に比べて強い。
セラフィム候補生に志願した理由は、「強くなって弱い人達を守るため」。

幼少時は、弟以外に誰も信じられず、一人泣いていた事もあったらしい。
その影響なのか、独りでいる事には何の苦痛も感じないが、たまに話相手を強烈に求めたくなる時がある。

+ ...

ダイバージェンス・イヴにおける立ち位置

候補生の中ではいわゆる突っ込み役。ライバルとして互いに競い合い、時に友として友情を育む中、スサーナの正規隊員選出と辞退にショックを受ける。
その後は、晴れてみさきやルクサンドラと共に正規隊員となるが、戦闘で自身の能力を活かせるチャンスに恵まれず、無力感に苛まれる事もあった。

みさきクロニクル~ダイバージェンス・イヴ~における立ち位置

時間障壁の影響で倒れたライアーに代わり、異なる時空へ降下。探索中に行方不明になっていたはずのみさきの影を見つけ、ライアーと共に彼女との接触を試みた。
時空に干渉するみさきに、過去は変えられないのだと諭し、改変阻止に成功してからは、ライアーや呼び戻されたスサーナと共に量子コアに捕らわれたみさきの救出に尽力。
その後は、ルブランの野望を阻止すべく、みさき達と共に記憶の巣へと突入するが、みさきを狙ったグールの攻撃から彼女を庇い、戦死。
生前、弟に宛てた手紙に同封されていた写真が、ライアーにある人物の存在を確信させる。

小説版

短気な一面が強調されており、度重なる身体検査や、ライアーの無茶とも言える訓練内容に不満を漏らす姿が描かれている。
時間障壁編では、ルクサンドラと共にみさき達の救出任務にあたっている。
アニメと異なり、最終章でも生存しており、エクソダスから10年後には大尉に昇進。
ライアーが船長を務める恒星間宇宙船の副長となり、彼女と共に、再びみさきと出会うべくウォッチャーズ・ネストを目指す。
最終更新:2009年04月23日 01:01
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