スサーナ・ブルースタイン


セラフィム候補生の一人。代々軍人を輩出してきた名門家系に生まれ、自身もそれに倣い軍人となるべく育てられる。
候補生の中では座学に優れ、要領も良い。セラフィム候補生に抜擢されたのは、軍人家系の推薦が関係している。
頭のピンク色のリボンがチャームポイント。
(CV:小林沙苗)

プロフィール

年齢:18歳
出身:イギリス
身長:163㎝
スリーサイズ:B90/W56/H86
特技:ヨガ
弱点:お化け
階級:候補生

性格・人物像

軍人家系に生まれたお嬢様……ではあるが、本人はいたって普通。
むしろ、家の習慣を煩わしく思っており、本当は幼い頃に懐いていた家庭教師の影響からエンジニアを夢見ていた。
しかし、両親(特に父親)からは軍人になる事を強く望まれ、スサーナ自身も周囲の意見に逆らってまで自分の意思を押し通す事ができず、それを受け入れようとしていた。
パイロット志望の理由は、エンジニアと同じ世界に身を置けるかもしれないと思ったため。
一方で、軍人には似つかわしくない繊細さが見られ、グールの事を知らされた時には、候補生の中で最も恐怖心を露わにしていた。

+ ...

ダイバージェンス・イヴにおける立ち位置

訓練の結果、インテグラルシステムの適合率の高さから、総合能力ではトップだったルクサンドラを差し置いて正規隊員に抜擢される。
しかし、以前グールに襲われたショックから回復していなかったために、システムの適合実験で拒絶反応を起こしてしまう。
その後は、挫折を感じ、「軍人であらねばならない」という義務感からの脱却を決意。正規隊員を辞退し、機密保持のため記憶削除手術を受けた後、軍を除隊する。
皮肉にも、友人との記憶を手放し正規隊員を辞退した事は、それまで親の言いなりで軍人の道を進んで来た彼女が、初めて自分の意思で自分の道を決定した結果によるものとなった。
記憶削除手術後は、手術による後遺症やショックから完全に回復していないため、地球送還前に軍関係の末端組織(清掃業?)に配属され監視されている。

みさきクロニクル~ダイバージェンス・イヴ~における立ち位置

中盤にて、突如軍に呼び戻され、ライアーキリと共に量子コア内へみさきの探索にあたる事となる。
記憶の抑圧が完全でなかったため、時折記憶が戻り掛けていたが、メディカル・ルーム内で自身の手術記録を見つけた事で、自分の消された過去を知る。
その事で一時は困惑するものの、「今度は逃げない」と、ライアー達と共に進む事を決意する。
エクソダス成功後は、惑星移住計画の再開に向けた恒星間宇宙船のエンジニアリング部門に志願し、職員として計画に参加する事となる。

小説版

みさきと会話する事が多く、お互いの志望理由や、境遇について語る場面がアニメより多い。
インテグラル・システムの予備訓練で拒否反応を起こしたのは、訓練中にグール・スペキュラーと接触したため。
記憶削除手術を受けた後は、記憶の抑圧が働いているかどうかの監視のため、ウォッチャーズ・ネスト居住区で機械整備の作業員として働いていた。
アニメとは異なり、本筋に関わる事はないが、抑圧検査の後、ライアーの計らいで父親と和解するきっかけを得る。
最終更新:2009年04月19日 11:12