概要
ケルビムの惨劇以降に設立された、
ウォッチャーズ・ネストに駐留する特殊部隊。
地球では、士官学校生ならその多くが一度は夢見るとされる最高の目標であり、数人の候補生の公募に対し、何千人もの志願者が応募する程。
更に、厳しい訓練プログラムを受けた後に候補生の中から1人だけが正規隊員が選ばれるなど、配属にいたるまでの過程は困難を極める。
候補生から見事正規隊員に選ばれると、少尉の階級を与えられる。辞令に関係なく、学歴も不要であるため、地球勤務では考えられない出世コースを歩む事が出来る。
実際、
ライアーは29歳という若さで少佐の階級に上り詰めている。
主な任務は、
量子コア内に出現した
グールの迎撃及び殲滅。
最先端の装備を保有するものの、グールに対して決定的な打撃力を持つまでには至っていない。
グールに関する事は極秘事項になっているため、候補生は本当の任務が何であるかを知らされていなかった。
ウォッチャーズ・ネスト内部でも、彼らの活動内容を知る者は限られた人数しかいない。
3個分隊編成をとっており、1分隊につき6名の戦闘員を配置し、計18名が戦闘隊員として存在。8時間交替でスクランブル態勢に就いている。
他にも、司令を含め、500名以上のサポートメンバーがおり、その内訳は、
- メンバーの健康維持スタッフ
- 訓練プログラマーチーム
- 装備開発チーム
- 基地外部空間戦闘クルー
- 装備類整備班
- 補給部隊
- グールトレーサーチーム
- 迎撃シミュレーション
- 立案班
など、多岐に渡る。
付け焼き刃で組織され、対処方法が確立していないため、どのような資質を持った者が優先されるのかという完全なデータは、現段階では無い。
そのため、どういうタイプの人間が生き残れるかも実験している。少数精鋭方式を採っているのも、各個人のデータを細かくまとめ上げる必要があるためである。
女性隊員が多い理由としては、グール接触時に殺される確率の高い男性に比べ、影響を受けにくい事が挙げられる。その理由も現在解明されていない。
セラフィム候補生
セラフィムで出た1人の欠員に対し、数人の候補生が選ばれ、地球における選抜段階で1人に絞り込まれることがない理由としては、
- 使用兵器の特性が地球のあらゆるシミュレータでも再現出来ない事
- 所々に重力断層を伴うウォッチャーズ・ネスト周辺の特異な環境や、そうした特殊な環境への適応性を確かめるのが地球の訓練では難しい事
などが挙げられる。
正規隊員に選ばれなかった場合、他の候補生は、本人の意思さえあれば別部署への配属も可能だが、大半は地球への帰還を申請している。
最終更新:2009年04月19日 11:38