デュエプレ ストーリーまとめwiki
切り札達の憂鬱 第1話 後編
最終更新:
Bot(ページ名リンク)
-
view
ストーリー
| やはり、この空間は異様ですね 本来貴方はルピコがいなくては 召喚の力は使えないはずが | |
| スペル・デル・フィン | |
| こうしてクリーチャーを召喚し 我と渡り合えている | |
| スペル・デル・フィン | |
| しかし、貴方の力は 偽物ではないようです | |
| スペル・デル・フィン | |
| 単純な力で敵わないと見て すぐに戦法を切り替える機転 クリーチャーの指揮能力 | |
| スペル・デル・フィン | |
| ここまで生き残ってこれたのも 頷ける実力 | |
| スペル・デル・フィン | |
| ふむ……もっと本気で やっても―― | |
| スペル・デル・フィン | |
| ストップ スペル・デル・フィン | |
| キリコ | |
| 想定外の存在に暴れられては 不調が生じかねない そうなっては困る | |
| キリコ | |
| 戻ってきましたか、キリコ | |
| スペル・デル・フィン | |
| まぁいい、ひとまず 【プレイヤー】の 力は見れたので良しとしよう | |
| スペル・デル・フィン | |
| 何? エレナを思わせる 闘い方だった? | |
| スペル・デル・フィン | |
| ふ、ふふふ……! | |
| スペル・デル・フィン | |
| ゴ、ゴホン 悪い気はしませんね | |
| スペル・デル・フィン | |
| 我は太古の昔にカードの姿に なってから、エレナの一族に 代々受け継がれてきた | |
| スペル・デル・フィン | |
| 厳格な一族でしたが 今の主はその中でも 最も優秀です | |
| スペル・デル・フィン | |
| 文武両道、才色兼備、品行方正 まさに光のあるべき姿! | |
| スペル・デル・フィン | |
| それでいて才覚に溺れず 研鑽を忘れない | |
| スペル・デル・フィン | |
| まだまだ甘さは抜けきりませんが 彼女ほど我に相応しい人間は 居ないといえるでしょう! | |
| スペル・デル・フィン | |
| そして何よりあの包容力! あればかりは我にも持ち得ぬ物 是非一度あの包容力に―― | |
| スペル・デル・フィン | |
| い、いえ、少々語りすぎました エレナのこととなるとつい…… | |
| スペル・デル・フィン | |
| キ、キリコ それで我がこの姿になった 原因は判明したのですか? | |
| スペル・デル・フィン | |
| 原因はやはりそれぞれが持つ 強大な力にあると推測 | |
| キリコ | |
| クリーチャー世界の再現には 不可欠なものの、ここまで 強力な力があふれ出すのは想定外 | |
| キリコ | |
| 強大な力…… ふ、ふん……まぁ当然だ | |
| スペル・デル・フィン | |
| 我の力はこのような機械に 収まらないことは自明の理 不可避な事象だ | |
| スペル・デル・フィン | |
| その姿である分には 比較的安定している | |
| キリコ | |
| 恐らくその強大な力を 抑えた形がその人型だと推測 | |
| キリコ | |
| なるほど、道理で元の姿より 出力が落ちているはず…… | |
| スペル・デル・フィン | |
| 仮に元の姿に戻ったら 一体どうなるのですか? | |
| スペル・デル・フィン | |
| とても処理落ちする | |
| キリコ | |
| 処理落ち……? | |
| スペル・デル・フィン | |
| 【プレイヤー】は 分かるのですか? なら、良いのですが…… | |
| スペル・デル・フィン | |
| ですが……キリコ 貴方の姿は変わらないのですね | |
| スペル・デル・フィン | |
| ……元々の機械の身体が キリコの無意識に 影響しているのだと推測 | |
| キリコ | |
| 雑談はここまで 現状を把握するために進むべき | |
| キリコ | |
| きっと、他のクリーチャーも 同じ状況になっているはず | |
| キリコ | |
| とっとと去りなさい ここはあなたのような者の 居場所じゃなくってよ? | |
| 謎の女性 | |
| だが―― | |
| 偽りの名-スネーク | |
| 何か文句がおありかしら? | |
| 謎の女性 | |
| ……! | |
| 偽りの名-スネーク | |
| まったく……魂もない存在が 私に話しかけないで 欲しいものですわ | |
| 謎の女性 | |
| 妙に姿は小さいが…… この溢れる力、貴方は ネロ・グリフィスか | |
| スペル・デル・フィン | |
| ……ん? あら、今度は魂がある者の ようですわね | |
| 謎の女性 | |
| ええ、そうですわ 私こそがネロ・グリフィス | |
| ネロ・グリフィス | |
| この高貴な名を気安く呼ぶ 貴方の名を教えてくださるかしら | |
| ネロ・グリフィス | |
| 我はスペル・デル・フィン この姿では信じられない でしょうが…… | |
| スペル・デル・フィン | |
| スペル・デル・フィン―― | |
| ネロ・グリフィス | |
| お前が――! | |
| ネロ・グリフィス | |
| ……我に魔法は通用しない 知っているものだと思いましたが | |
| スペル・デル・フィン | |
| 貴方の存在は魔法への侮辱 知っていてもやらざるを得ないの | |
| ネロ・グリフィス | |
| どうせ傷つきはしないのだから 構いやしないでしょう? | |
| ネロ・グリフィス | |
| ………… | |
| スペル・デル・フィン | |
| それで、ここで何を? 他のクリーチャーを脅して いるように見えた | |
| キリコ | |
| 貴方は……キリコですのね? 感謝いたします | |
| ネロ・グリフィス | |
| 貴方は素晴らしい世界を 作ってくれましたわ! | |
| ネロ・グリフィス | |
| ほ、本気で言っているのですか? | |
| スペル・デル・フィン | |
| ええ、勿論ですわ クリーチャーと人が共存出来る シミュレーター…… | |
| ネロ・グリフィス | |
| 本来の姿では街に居づらい私も ここでなら気軽に存在できる | |
| ネロ・グリフィス | |
| この姿で、この世界でなら ルカ様と共に過ごすことが できますわ! | |
| ネロ・グリフィス | |
| だから、私は決めたのです | |
| ネロ・グリフィス | |
| ルカ様が来るまでに ルカ様が過ごしやすい世界に 私の魔法で作り替えると! | |
| ネロ・グリフィス | |
| そんなことが可能…… いや、許されるのですか? | |
| スペル・デル・フィン | |
| キリコはとても困る | |
| キリコ | |
| マスターと共に作った世界を 作り変えるのはダメ | |
| キリコ | |
| そ、そうですよね……そして それがどんな影響を及ぼすかも 分からない、やめるべきだ! | |
| スペル・デル・フィン | |
| 随分と偉そうですわね いいからとっとと去って くださいます? | |
| ネロ・グリフィス | |
| 私の魔法でこの機械を 掌握してしまえば影響も 大した問題ではない! | |
| ネロ・グリフィス | |
| この場所は私とルカ様の ための場所にしますので 文句があるならどうぞ | |
| ネロ・グリフィス | |
| 受けて立ちますわ! | |
| ネロ・グリフィス | |
| ――おや、なんですの貴方は 人間が急に割り込んでくるなんて そこに立たれると邪魔ですわ | |
| ネロ・グリフィス | |
| それとも、あなたも私が 世界を変えることに文句を 言うつもりですの? | |
| ネロ・グリフィス | |
| 私の前に出るというのなら 消し飛ばされても文句は 言えませんわよ? | |
| ネロ・グリフィス | |
| 【プレイヤー】! 下がれ、危険だ! | |
| スペル・デル・フィン | |
| 【プレイヤー】? 貴方が……? | |
| ネロ・グリフィス | |
| ふぅん…… 道理で勇敢なわけですわね | |
| ネロ・グリフィス | |
| フッ、そうね 貴方が止めるのならば ここは私が引き下がりますわ | |
| ネロ・グリフィス | |
| もし貴方を傷つけることがあれば ルカ様を悲しませることに なってしまう | |
| ネロ・グリフィス | |
| それは私の本意では―― | |
| ネロ・グリフィス | |
| 当て身ッ | |
| スペル・デル・フィン | |
| ぐぇっ―― | |
| ネロ・グリフィス | |
| まったく……仕掛ける気満々の クリーチャーの前に出るなんて 何を考えているのです | |
| スペル・デル・フィン | |
| 彼女もまた、我と同じように 強大な力を持っている | |
| スペル・デル・フィン | |
| いくらシミュレーターの中 と言っても、精神にどんな影響が あるか分かったものでは…… | |
| スペル・デル・フィン | |
| ち、ちょっと貴方! 何で今攻撃しましたの!? | |
| ネロ・グリフィス | |
| 私、魔力は ひっこめましたよねぇ!? | |
| ネロ・グリフィス | |
| それが分からないほど 貴方は馬鹿なんですの?? | |
| ネロ・グリフィス | |
| 誰彼構わず魔法をぶっ放す 危険なクリーチャーを 丁寧に扱う必要がどこに? | |
| スペル・デル・フィン | |
| …………! やはり私、貴方のことが 嫌いですわ! | |
| ネロ・グリフィス | |
| 一度ここで白黒はっきり 付けておくべきですわね どちらが上か、を……! | |
| ネロ・グリフィス | |
| 魔法が効かない我を 貴方にどうにかできるのですか? | |
| スペル・デル・フィン | |
| 貴方って……その…… | |
| スペル・デル・フィン | |
| 魔法がないと、ほら…… | |
| スペル・デル・フィン | |
| ここで泣かしますわ――!! | |
| ネロ・グリフィス | |
| このままでは日が暮れる | |
| キリコ | |
| 【プレイヤー】 待っていて 二人を落ち着かせてくる | |
| キリコ |
