パートナー勧誘SS
立川
「……」モジモジ
「あ!立川さん!」
「……」スッ カツッカツッカツッ
「おい!どこ行くんだ白金さん! 立川さんはあんたのこと心配してここまで来たんだぞ……ちゃんと返事しろよ!」
「イトさん…………」
「……さっき俺の言葉を聞かなかったのか?その女は俺にとってなんでもない」
「立川さんはアンタの命の恩人だろが!アンタは立川さんに癒されて立ち上がることが出来たんだろうが!」
「……………………」
「イトさん……いいの…… この人は第三次から参加してる最古参……私は前哨戦からの新参……本来は交わることのない関係だから……」
「違う!この人も立川さんのことを好いてるはずだ!だからTAG GKを引き受けたんだろう!?」
「…………その女の言うとおり俺はエリートだ……前哨戦からの新参なんかと……」
「黙れええっ!!」ドガアッ ドオォン!
「何が最古参だ!何が紳士だ!もっと素直になれよ!キャリアを誇る前に一人の人間として何が大切なことかを素直に認めろよ!」
「……………………」
「……………………」
「……俺がダンゲロスに参加したのはマンチとして出世するためじゃない……事あるごとにS●Xで解決するようなプレイヤーと戦いたかったからだ」
「立川さんと一緒になることでキャリアとしての出世に影響が出たとしてもダンゲロスプレイヤーとしての人生が断たれるわけじゃない……」
「立川さん…………お前さえよければ俺の生涯の肉便器(パートナー)にしてやってもいいぞ……いや、なれ!」
「…………ア…………ア…………ア…………」
(…………立川さん……よかったですね)
白金
白金「トシオ、そのデッキ凄く強いぜ。オールスタメンだ」
立川「し、白金さん?」
白金「今日のお前を見ていたら俺の中のパッションが弾けちゃったって言うか。目覚めちゃったって言うか」
立川「え?」
白金「どうして今まで気付かなかったのか分からないぜ。トシオ、お前(のデッキ)に惚れた。俺とTAGを組まないか?」
立川「で、でも、突然言われても」
白金「馬鹿だな。TAGはいつだって突然はじまるもんだろ YESって言えよ」
最終更新:2015年08月22日 14:49