信用しよう

アルスは構えを解き、武器を袋の中へとしまった。
この『訪問者』からは、微塵の殺気も感じられない。
『訪問者』が階段を上がってくる。
相手を警戒させないように両手を挙げ、階段から離れた位置に立つ。
階段を上がってきたティーダと目が合った。
一瞬の沈黙が、二人の間を流れる。
先に口を開いたのはアルスだった。
「僕はアルス、君に敵意はない。話を聞いて欲しい。
 今は人間同士で、殺し合いをしている場合なんかじゃない」

心臓が早鐘を打つ。ティーダは警戒していた。
(誰だよ……アンタ)
アルスの目を見つめる。とても悪人には見えない――だが。

アルスは「動かないで」と一言だけ言い、
超スローな動きで、袋の中から鋼の剣を取り出し、
ティーダの足元に滑らせてからこう言った。
「敵意はないんだ」

ティーダは、彼を信用することにした。
全てを警戒していたって始まらない。
彼を見習い、ゆっくりと袋から『いかずちの杖』を取り出し、彼の足元へと滑らせた。
「オレも敵意なんて……ないッス!」

   ティーダが仲間に加わった!

【アルス 所持品:小さなメダル 鋼の剣
 基本行動方針:仲間を集め、何らかの方法でサバイバルを中止する
 最終行動方針:ゾーマを倒す
【ティーダ 所持品:いかずちの杖
 基本行動方針:仲間を集め、何らかの方法でサバイバルを中止する
 最終行動方針:ゾーマを倒す
【現在位置:アリアハンの自宅2階】


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最終更新:2011年07月17日 20:58
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