「……いったいなにが起こったんで
ござるか?」
旅の扉の中で、突然の事態について行けなかった
ライアンはひとり言のように呟いた。
「…ぼくが見たのは、あの時町の広場の入り口から
ホイミンさんがきたんだ。
そのあと、後ろにいた誰かがイオナズンを…。でもそれなら何で…」
「うん。…ちょっと待って」
とんぬらは
アイラから
さざなみの剣を受け取り、さっき彼女のやったように振りかざした。
すると光の壁がうっすらとあらわれた。
「やっぱり。マホカンタだ」
とんぬらは小さい魔力の塊を壁にぶつけながら言った。
「アイラさんはこの事をしってたみたいだね。
「待って、マホカンタって、それじゃあホイミンさんは四人分のイオナズンを
くらったってことじゃないか!」
「…うむ。おそらく」
「おそらくって、ホイミンさん死んじゃったかもしれないんだよ!?」
「たぶん、ひとたまりもなかっただろうね」
「そんな……」
「…この方が良かったのかもしれないでござる。もうどうしようもないところまで
行っていたようでござるし、あやつが誰かを殺してしまう前に……」
ライアンは
ルーキーを諭すように言っていたが、おそらく自分自身に言い聞かせていたのだろう。
一度は接触できていたのだ。そこから逃げ出したのも彼自身。一番悔しいのは自分だろう。
「あの、聞きたい事があるんですけど…」
沈んだ空気に耐え切れず、とんぬらが口をひらいた。
「…なんでござるか?」
「息子と娘を探しているんです。二人とも紫の髪をした、10歳くらいの」
「見ていないでござるな。ルーキー殿は?」
「ううん。見てない」
ルーキーの口調は重い。ホイミンの死は自分の責任でもある、と思っているのだろう。
「そう…ですか。…40歳くらいの、髪の長い剣士には?」
二人とも首を横に振る。二人のしぐさを見てとんぬらははっきりと落胆の色を見せた。
足下から、扉の出口がゆっくりと近づいてきた。
「二人とも、これからどうするんですか?」
着陸地点は、寒冷地にはふさわしくないうっそうとした森の中だった。
「仲間を探すでござる。…もしそちらがよろしければ、行動を共にしたいでござるが」
「もちろん、よろしくお願いします」
「ねえ、とりあえず、アイラさんの呪いを解かない?」
さっきから黙っていたせいで忘れていたが、ルーキーはアイラが呪われている事を説明した。
「そうだったんですか。でも、壊したりするのは反対です」
「うん。呪いがどんなのかわからないもんね」
「うむ。やはり解呪の術者を探した方がいいでござるな」
「息子が確かシャナクを使えたはずです」
(…あれ?シャナク使えたの
クーパーの方だったっけ?…だめな父親だな。ぼく。)
子供の事を細かく思い出せなかったとんぬらは、重いため息をついた。
そして四人は森の中をあるきだした。
【ライアン 所持品:
フライパン×2
第一行動方針:仲間を探す】
基本行動方針:来る者は拒まず、去るものは追わず。】
【ルーキー 所持品:
スナイパーアイ、
ブーメラン
第一行動方針:仲間を探す】
【
とんぬら 所持品:さざなみの剣
第一行動方針:
パパスと会う
第二行動方針:クーパーと
アニーを助ける
第三行動方針:アイラの呪いを解ける人を探す】
【アイラ(
ゾンビ) 所持品:チェス板、駒
死者の指輪 マンイーター
第一行動方針:ゾンビ状態中はとんぬらについていく。死者の指輪が外れたら???】
【現在位置:台地の北中央の森】
最終更新:2011年07月18日 01:39