以下本文
STRENG GEHEIM
いかなる条件、いかなる状況においてもこの作戦は決して公表せず、然る場合には完全に破棄すること。
注)現在、Fall Offenbarungはラインハルト・トリスタン・オイゲン・ハイドリヒ騎士団総長の命令によって完全凍結されています。
概略
シャルルマーニュ(追記:ブルグント騎士団の保有する核兵器である)を用い、劣等人種を根本から廃絶すること。
ゲルマン民族に関しては領内にバンカーを建設し対処すること。
(以下略)
以上本文
以下某氏の追記
追記
196█年█月█日、ハインリヒ・ルイトポルト・ヒムラー総長は騎士団重役会議を開くと、この計画の概要を説明した。長い会議の末に、団員による賛否の投票なしに総長の意志によって計画は「非優先必須長期計画」へと区分された。
翌月から優先労働対象として秘密裏に領内へのバンカーの建築が開始された。労働者はドイツ人以外で人種を問わず採用されたが、一つのバンカーが完成する度に機密情報漏洩防止のために全員が処刑された。
そもそもこの計画はヒムラー総長は地球がゲルマン民族以外の劣等人種を受け入れることが出来るほど巨大なものではないことを確信しており、フランス地域に限定された浄化活動ではやがて増える人類に耐えきれなくなった地球は破壊され、劣等人種の為にゲルマン民族も死んでしまうと考えたことから始まっている。
そこでヒムラー総長は最新兵器である核兵器を以てこの地球から全ての劣等人種を廃絶し、一方で全てのゲルマン民族をバンカーへと一時的に収容することで破滅から救い、ゲルマン民族のみが残る偉大な世界が残るという計画を立案したのである。
だがいくらブルグント騎士団といえども、この計画を全面的に支持する者はあまり多くはなかったようだ。何よりも現総長であるハイドリヒ自身がそうであることは間違いなく、197█年に発生した
ブルグント=フランス戦争の際に起こった謎多きヒムラー総長死亡の件に関してもハイドリヒが一枚かんでいると見て間違いないだろう。(ヒムラー暗殺疑惑に関しては別項を参照のこと)
そもそもこの計画には大いに無茶がある。ゲルマン人全員を収容できるほどのバンカーなど建てることは出来ないだろうし、ブルグントの国力では全世界を破壊するだけの核兵器を作り出すことは不可能だ。
恐らくヒムラーに反感をもった者たちも、人道的な観点などというよりはその非現実性にあきれるなりしたのではないかと考えられる。
ブルグントの核戦力はこの計画の確定後、確かに右肩上がりに上昇を続けたが、とある数でほぼ限界を迎えている。結局現在彼らの所有する核兵器の数は世界を浄化するどころかフランスの半分を覆い尽くすのがやっとというレベルだろう。この計画が彼らにもたらしたのは都市の発展を阻害するレベルのバンカーのみだった。
(以下略)
最終更新:2021年03月29日 18:26