ぼくパヤたん ◆mYf79oGBQ.
深夜の森の中。
一匹のマスコットが煙草を口に加え、今まさにライターで火を着けようとしていた。
一匹のマスコットが煙草を口に加え、今まさにライターで火を着けようとしていた。
「俺への支給品が煙草とライターってのは、中々分かってるじゃねえか。あの黒づくめの連中も」
渋い中田譲治ボイスで、パヤたんはそう呟く。
これでも一応、魔法少女のマスコットなのだから驚いたものだ。
これでも一応、魔法少女のマスコットなのだから驚いたものだ。
「さて、どうするか。ここにはぷにえ様に、その家族も連れて来られてるらしいな。今頃、聖魔法王国はパニック状態だな」
マスコットとして考えるなら、大至急自らの主田中ぷにえの元へ行くべきだ。
だがパヤたんは普通のマスコットではない。
ぷにえとの決闘の末、敗北し半ば強制的にマスコットとなった身。
忠誠心こそあるが、未だに彼はぷにえの命を狙っているのだ。
だがパヤたんは普通のマスコットではない。
ぷにえとの決闘の末、敗北し半ば強制的にマスコットとなった身。
忠誠心こそあるが、未だに彼はぷにえの命を狙っているのだ。
「やろうと思えばこの騒ぎに乗じて……殺れるか」
いくらぷにえと言えど、この様な催しに参加させられることは予想外な筈。
ならば上手く行けば、彼女の不意を突きぷにえを亡き者にする事も不可能ではないだろう。
ならば上手く行けば、彼女の不意を突きぷにえを亡き者にする事も不可能ではないだろう。
「――なんてな。そんな簡単に殺らせてくれる相手なら、俺はあのお方のマスコットになんかなってねえか」
まるで自分を嘲笑うかのようにパヤたんは吐き捨てる。
確かに、この事態はぷにえにとって予想外ではある。
かといって、それに取り乱す程、彼女は柔ではない。
何時いかなる時も王者として君臨し続けるからこそ、ぷにえは自らの母、田中エスメラルダより王位を継承する事が出来るのだ。
確かに、この事態はぷにえにとって予想外ではある。
かといって、それに取り乱す程、彼女は柔ではない。
何時いかなる時も王者として君臨し続けるからこそ、ぷにえは自らの母、田中エスメラルダより王位を継承する事が出来るのだ。
「もっとも、簡単には殺れないだろうが、チャンスである事に変わりは無い。何、時間はたっぷりある。じっくりやらせて貰おう」
だがパヤたんも歴戦の戦士。
何時までも、ぷにえのマスコットで終わるつもりは無い。
その顔には、魔法少女のマスコットというにはあまりにも禍々しく凶悪な笑みがあった。
何時までも、ぷにえのマスコットで終わるつもりは無い。
その顔には、魔法少女のマスコットというにはあまりにも禍々しく凶悪な笑みがあった。
「研坊! キャロン! 皆、何処に居るんでゲス?」
「人?」
その時、不意に声が聞こえた。
首輪をつけている事から、どうやらパヤたんと同じく、この殺し合いに呼ばれた参加者の一人だろう。
いや一人というには、その体は子供の腰程の背丈しかなく。外見はパヤたんと同じく、人間とはかけ離れたものだが。
首輪をつけている事から、どうやらパヤたんと同じく、この殺し合いに呼ばれた参加者の一人だろう。
いや一人というには、その体は子供の腰程の背丈しかなく。外見はパヤたんと同じく、人間とはかけ離れたものだが。
「一応、他の参加者とは接触した方がいいな」
パヤたんはぷにえを殺すつもりではあるが、積極的に殺し合いに乗るつもりも無い。
見たところ相手も殺し合いに乗っている様子は無い。
話を聞くだけでもした方がいいだろう。
見たところ相手も殺し合いに乗っている様子は無い。
話を聞くだけでもした方がいいだろう。
「どうしたパヤ! 人探しパヤ!?」
「なんだい! アンタ!?」
可愛らしいマスコットの笑顔を浮かべ、声も中田譲治から斎藤千和の一般的なマスコットの物に変えて、パヤたんは駆け出していった。
【D-9/ 一日目・深夜】
【パヤたん@大魔法峠】
[状態]:健康、CV斎藤千和
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、煙草、ライター@現実、ランダム品0~1
[思考・状況]
基本:ぷにえを抹殺する。
1:殺し合いに乗る気はない。
2:目の前の参加者の話を聞く。
[状態]:健康、CV斎藤千和
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、煙草、ライター@現実、ランダム品0~1
[思考・状況]
基本:ぷにえを抹殺する。
1:殺し合いに乗る気はない。
2:目の前の参加者の話を聞く。
005:公私混同しない親父 | 投下順 | 007:無題 |
005:公私混同しない親父 | 投下順 | 007:無題 |
行動開始 | パヤたん | [[]] |
行動開始 | バリカン | [[]] |