くじら、タラちゃんに出会う ◆EPqQEjq/rc
「殺し合い、か」
黒神くじらは、面倒くさそうに呟いた。
一見、普通の反応の様にも見えなくも無いが、彼女を知る者が見たら些か、違和感を覚えるかもしれない。
何故なら「素晴らしいものは地獄からしか生まれない」を信条にしてる、くじらにしてみれば今の状態はまさに天国と言ってもいい。
いや、本当なら。少なくとも一人で参加させられているのなら、くじらは泣いて喜んだかもしれない。
だが、この殺し合いには自分の家族が四人も連れてこられている。しかも、その内両親は既に殺害済みだ。
元々縁を切った間柄だが、それでもやはり気分は悪い。
何より兄である真黒に「自分から不幸になりたいなんて言わない」と約束させらてしまっている。
何故なら「素晴らしいものは地獄からしか生まれない」を信条にしてる、くじらにしてみれば今の状態はまさに天国と言ってもいい。
いや、本当なら。少なくとも一人で参加させられているのなら、くじらは泣いて喜んだかもしれない。
だが、この殺し合いには自分の家族が四人も連れてこられている。しかも、その内両親は既に殺害済みだ。
元々縁を切った間柄だが、それでもやはり気分は悪い。
何より兄である真黒に「自分から不幸になりたいなんて言わない」と約束させらてしまっている。
「ともかく首輪を外さないとな」
故にくじらは、この殺し合いの破壊と脱出を目指す事とした。
殺し合いに乗るのも悪くは無かったが、それでは真黒との約束を守れ無い事になる。
それに約束抜きでも、自分の愛する兄妹達を殺したくは無いし、両親も仇を取るぐらいはしておきたい。
殺し合いに乗るのも悪くは無かったが、それでは真黒との約束を守れ無い事になる。
それに約束抜きでも、自分の愛する兄妹達を殺したくは無いし、両親も仇を取るぐらいはしておきたい。
「つっても、道具が無きゃ始まらないし。俺はそっちの専門じゃないからな……」
首輪の解除及び、無効化は殺し合いを打破するのに必要最低限の条件。
だが、くじらは理化生物学の分野においては、めだかをも上回る頭脳をもっているものの、この手の機械に関しては専門外だ。
機械の弄りに関してもあくまで学究者だけあって、その辺の素人に比べれば遥かに上の技術を有しているが、それでもその手の専門家に関しては遥かに劣る。
だが、くじらは理化生物学の分野においては、めだかをも上回る頭脳をもっているものの、この手の機械に関しては専門外だ。
機械の弄りに関してもあくまで学究者だけあって、その辺の素人に比べれば遥かに上の技術を有しているが、それでもその手の専門家に関しては遥かに劣る。
「出来れば俺より機械に詳しい奴が居るのが理想だが、そう簡単にいきはしないだろうな」
ともかく先ずはディバックの中身を探ってみるが、工具の類は無い。
せめてパソコンぐらいあれば、話は別だったがそうもいかないようだ。
せめてパソコンぐらいあれば、話は別だったがそうもいかないようだ。
となれば、やはり工具等は現地で調達するしかないだろう。
最悪、自分で一から製作することも、考慮に入れなければいけない。
なにせこんな殺し合いを開くぐらいだ。首輪もそう簡単には外させてはくれまい。
最悪、自分で一から製作することも、考慮に入れなければいけない。
なにせこんな殺し合いを開くぐらいだ。首輪もそう簡単には外させてはくれまい。
くじらは再びディバックを探ると今度は地図を取り出した。
「――近くに商店街か……」
地図を広げ、最初に目に付いたのは商店街。今くじらが居る位置からは、そう遠くは無い。
工具やパソコン等の首輪解除の為の道具を調達しに行くのなら、最適な場所かもしれない。
工具やパソコン等の首輪解除の為の道具を調達しに行くのなら、最適な場所かもしれない。
「ともかく行ってみるか」
その時。ふと近くの物陰から気配を感じた。
「こんばんわー」
くじらは拍子抜けした。
現れたのは、呆れるほど無防備で、呆れるほど無邪気な三歳ほどの子供だった。
現れたのは、呆れるほど無防備で、呆れるほど無邪気な三歳ほどの子供だった。
(おいおい。こんな子供をどうやって殺し合わせるんだよ……)
あの黒尽くめの男たちの発言から、参加者達には殺し合って貰いたいようだが、こんな子供をどうやって殺し合わせるつもりなのだろうか。
見たところ過負荷等の特異な能力も持っていない。恐らくは殺し合いを促進させる為の人柱といったところか。
見たところ過負荷等の特異な能力も持っていない。恐らくは殺し合いを促進させる為の人柱といったところか。
「おねえちゃーん。遊んでくださーい」
どうやら、今の事態を理解していないらしい。
くじらの元に近寄っては、遊んでくれと催促してくる。
くじらの元に近寄っては、遊んでくれと催促してくる。
「お姉ちゃん今忙しいから、また今度な」
こんな子供に構っている暇は無い。
くじらは適当にあしらい先に進もうとした。
くじらは適当にあしらい先に進もうとした。
「わーん!! お姉ちゃんが遊んでくれないですぅ!!!」
「なっ? おい泣くなよ!」
まさか泣き出すとは思わなかった。
不味い。このままでは泣き声を殺し合いに乗った参加者に聞かれた場合もある。そうなれば危険だ。
一瞬、殺そうかとも考えたが、それをめだかや殺し合いを止めようとする参加者に知れたら、面倒な事になる。
なにせ、この泣き声だ今すぐにでも人がきてもおかしくない。そこで殺害現場を見られたとなれば――
不味い。このままでは泣き声を殺し合いに乗った参加者に聞かれた場合もある。そうなれば危険だ。
一瞬、殺そうかとも考えたが、それをめだかや殺し合いを止めようとする参加者に知れたら、面倒な事になる。
なにせ、この泣き声だ今すぐにでも人がきてもおかしくない。そこで殺害現場を見られたとなれば――
「分かった。遊んでやるから泣くのはやめろ!」
「本当ですかー!」
「ああ、だからもう泣くな!」
取りあえず、暫くはこの子供を連れて行動する事にする。
そして出来れば、この子供の家族、あるいは他の良識のある参加者を探して早い所、押し付けようと決心した。
そして出来れば、この子供の家族、あるいは他の良識のある参加者を探して早い所、押し付けようと決心した。
【G-1/ 一日目・深夜】
【黒神くじら@めだかボックス】
[状態]:健康
[装備]:ランダム品1~3(工具、パソコンの類ではない)
[道具]:基本支給品
[思考・状況]基本:兄妹達と殺し合いから脱出する。
1:商店街に向かい工具を調達する。
2:この子供を何とかする。
[状態]:健康
[装備]:ランダム品1~3(工具、パソコンの類ではない)
[道具]:基本支給品
[思考・状況]基本:兄妹達と殺し合いから脱出する。
1:商店街に向かい工具を調達する。
2:この子供を何とかする。
| 011二人の父 | 投下順 | 013:戦士には覚悟を 少女には黒の―― |
| 011二人の父 | 時系列順 | 013:戦士には覚悟を 少女には黒の―― |
| 行動開始 | 黒神くじら | [[]] |
| 行動開始 | フグ田タラオ | [[]] |