「友蔵、修羅になる」の巻 ◆rjuushWH92
「一体何なのよ……殺し合いなんて」
月明かりを頼りに夜の森林を小山むさえは歩いていた。
今、自分が置かれている状況に疑問と恐怖を抱きながら、彼女は自分の手に視線を移す。
むさえの手に握られているのは一本の鉈。
彼女に支給された品の一つである。
今、自分が置かれている状況に疑問と恐怖を抱きながら、彼女は自分の手に視線を移す。
むさえの手に握られているのは一本の鉈。
彼女に支給された品の一つである。
「……いざって時にはこれで人を……」
一瞬、自分が他の参加者の頭を鉈でかち割る姿を想像し、すぐにそれを振り払う。
彼女は関節技を巧みに使いこなす魔法少女でもなければ、異常(アブノーマル)な女子高生や高校生探偵、ましてや最強の生物でも無い。
普通の常人であり一般人だ。
人を殺すということには少なからず抵抗がある。
しかも、この殺し合いは家族とも殺し合わねばならないらしい。
幸い自分の母親と父親、そして姉の一人は呼ばれていないがもう一人の姉、野原みさえとその家族、野原一家が呼ばれている。
短い間だが、自分がお世話になった大切な人達だ家族と言ってもいい。
そんな野原一家も殺さねばならないかもしれないのだ。
考えれば考えるだけ、むさえの不安が増していく。
彼女は関節技を巧みに使いこなす魔法少女でもなければ、異常(アブノーマル)な女子高生や高校生探偵、ましてや最強の生物でも無い。
普通の常人であり一般人だ。
人を殺すということには少なからず抵抗がある。
しかも、この殺し合いは家族とも殺し合わねばならないらしい。
幸い自分の母親と父親、そして姉の一人は呼ばれていないがもう一人の姉、野原みさえとその家族、野原一家が呼ばれている。
短い間だが、自分がお世話になった大切な人達だ家族と言ってもいい。
そんな野原一家も殺さねばならないかもしれないのだ。
考えれば考えるだけ、むさえの不安が増していく。
「ともかく、あの雄一って子を知ってる黄色いタイツの子を探してみようかな……」
むさえの脳裏に浮かんだのは、黒ずくめの男達に勇敢にも挑んだ少年。
あの少年の変身――正確には変装だが――した姿は、まるでしんのすけが見ているアクション仮面のような正義のヒーローそのものだ。
もっとも何処かトチ狂っているような印象を感じだが、そこは気にしないでおく。
しかも、あの様子では殺し合いには乗っていないだろう事も推測できる。
ならばもしかしたら……。そんな希望を抱き、むさえは藁にも縋る気持ちで足を早めた。
あの少年の変身――正確には変装だが――した姿は、まるでしんのすけが見ているアクション仮面のような正義のヒーローそのものだ。
もっとも何処かトチ狂っているような印象を感じだが、そこは気にしないでおく。
しかも、あの様子では殺し合いには乗っていないだろう事も推測できる。
ならばもしかしたら……。そんな希望を抱き、むさえは藁にも縋る気持ちで足を早めた。
パァン……
「――え?」
むさえの左胸から赤い何かが舞う。
「何この赤いの……。嘘? これって血……」
それが自分の血だと気付いた時には既にむさえの体は前のめりに崩れ落ちていた。
そのまま遅れてやってくる痛み。
自分の中を駆け巡る血が、次々と体が抜け出す独特の感触。
むさえは、この時初めて自分が何者かに撃たれたのだと理解した。
そのまま遅れてやってくる痛み。
自分の中を駆け巡る血が、次々と体が抜け出す独特の感触。
むさえは、この時初めて自分が何者かに撃たれたのだと理解した。
「すまんのぅ……」
老人の声が聞こえた。
でもむさえには何も出来ない。
体に力が入らず、その声の主に顔を向けることすら出来ない。
でもむさえには何も出来ない。
体に力が入らず、その声の主に顔を向けることすら出来ない。
パン
後頭部に何か鉄の様な硬い物が当てられたと思った瞬間、再び銃声が響く。
むさえの意識はそこで途絶えた。
むさえの意識はそこで途絶えた。
―――
「支給品は……鉈か悪くないわい」
むさえを殺害したさくら友蔵はむさえの支給品の鉈を自分のデイパックに放り込むと、周り警戒しつつ早足でその場を離れる。
予想以上にさっきの銃声は周りに響いた。この場に長居するのは危険だと判断したのだ。
予想以上にさっきの銃声は周りに響いた。この場に長居するのは危険だと判断したのだ。
「待っておれ、まる子や……必ずお爺ちゃんが守ってみせるからのじゃから……それまでもう少しの辛抱じゃ」
彼の目的はただ一つ、最愛の孫娘である、まる子ことさくもももこを、この殺し合いから無事生還させる事だ。
その為には、この場に居るまる子を除く全ての参加者を皆殺しにしなくてはならない。
その為には、この場に居るまる子を除く全ての参加者を皆殺しにしなくてはならない。
「本当は首輪を外すのが一番なんじゃが……」
万が一にも、この首輪を外し黒ずくめの男達を打倒する事が出来れば、こんな事はしなくてもいいかも知れない。
だがそれは無理だ。友蔵はそう考えていた。
絶対にとまでは言わないが成功率は限りなく低い。
ならば、この身を修羅に落とすしか他は無い。
だがそれは無理だ。友蔵はそう考えていた。
絶対にとまでは言わないが成功率は限りなく低い。
ならば、この身を修羅に落とすしか他は無い。
幸い第二次大戦で得た重火器の知識のお陰である程度は銃は扱えた。
この調子で参加者を殺していければ、まる子を生還させるのも夢では無い。
この調子で参加者を殺していければ、まる子を生還させるのも夢では無い。
「こんなお爺ちゃんを許しておくれ……とはいわんよ……。わしがもうただの殺人鬼じゃ……。
ただ、まる子や……必ず……必ず生きておくれ……!!」
ただ、まる子や……必ず……必ず生きておくれ……!!」
一人の殺人鬼が夜の森を駆ける。
【F-7 / 一日目・深夜】
【さくら友蔵@ちびまる子ちゃん】
[状態]:健康
[装備]:コルトパイソン(装弾数×4 残弾不明)@現実、鉈@現実
[道具]:基本支給品、ランダム品0~2、むさえのランダム品0~2
[思考・状況]基本:何としてでもまる子を生還させる。
1:まる子以外の参加者は皆殺し。
2:家族は……。
[状態]:健康
[装備]:コルトパイソン(装弾数×4 残弾不明)@現実、鉈@現実
[道具]:基本支給品、ランダム品0~2、むさえのランダム品0~2
[思考・状況]基本:何としてでもまる子を生還させる。
1:まる子以外の参加者は皆殺し。
2:家族は……。
【小山むさえ@クレヨンしんちゃん 死亡】
| 002:地上最強の生物? ぷにえちゃん大ピンチ!の巻 | 投下順 | 004:事務所の中の『成人』と『未成年』 |
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| 行動開始 | さくら友蔵 | [[]] |
| 行動開始 | 小山むさえ | GAME OVER |