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「人名辞典」(2024/07/23 (火) 01:42:11) の最新版変更点
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#contents()
**主人公
:[[主人公(デフォルトネーム:アマタ)>スピリット#主人公]]|
無口系主人公。一部の例外を除いて作中で話す事はほとんどない。
霊魂に関する魔法で味方を治癒し、各地の魂を使役する。
余談であるがAmata(アマタ)はラテン語で【愛されし者】という意味を持つ。
また古代インド語(パーリ語)でもAmataは【不死・不滅】の意味を持つ言葉でもある。
(サンスクリット語では不死の霊薬でお馴染みのamrta(アムリタ)も同じ意味を持つ)
ストーリーを一通り理解した後に再認識すると、中々に味わい深いデフォルトネームである。
:聖人|
聖人の儀式を行ったアレフレッドの中に入った異界からの魂。
&color(white){メタ的な視点で言えば、異界の魂とはプレイヤーの事なのかもしれない。}
アレフレッドの体の支配権を徐々に奪い取っていく。最後には完全に支配権を奪いアレフレッドの魂を追い出すはずだった。
カノンの柩でアレフレッドの体からパペットに移され、雪の山中で死亡するが、エメルダによって復活する。
世のため人のために尽くし、自分の不利益を顧みない姿はまさしく聖人である。アズランは次の王と見込み復活の儀式を行った。
人々に尽くす奉仕的な活動や友人の裏切りに絶望する様は一見人格者のそれであるが、奇跡を用いて人々を救う一方で、激増した巡礼者への対応で限界を超えた教会側の負担には目もくれず、奇跡の行使に必要なソウルの補充に夥しい量の人間を犠牲にしているなど、その実態にはかなりの異常性が目立つ。
アルフレッドが「聖人の時間」と称するように完全に独立した人格を持っているのだが、あくまでも記憶はアルフレッドと同一であり、主人公が作中で集めていく記憶はアルフレッドの足跡を淡々と記録したものになる…
…のだが、非常に重要な部分(パペットへの分離前後)において事実と全く違う形で「記憶」しており、真実を知らないプレイヤーは彼のことを「元の体を追い出されたアルフレッド」だと思い込んでしまうようになっている。
:アレフレッド&aname(アレフレッド)|
人間と異種の混血。主人公(聖人)の元の体の主人格。
ミルトン出身の貴族で、西の廃屋敷が実家である。
父(マルカ)を頼りなく思っており、母(ウルダ)には捨てられたと思い込んでいた。
マルカは武門の出らしく、アレフレッドも武術の稽古に励んでいた(主人公が多くの武具を装備できる理由?)が、体格面での成長が乏しかったために見切りをつけ、才能のある魔術の方を学んでいった。
セナの魔術学院ではバルロックの弟子だった。父と良好な関係を築けなかった為か自分を受け入れてくれたバルロックの弟子である事に自分の居場所を見出していた。しかしバルロックがアズランの命で錬金術協会と共同研究し始めるもそれをくだらない物と見なし失望した。
学院では混血による特異体質に目を付けられ、他生徒からかなり陰湿で悪質な苛めを受けていた。(家族仲の不和とこの学院でのイジメによってアレフレッドの人格は歪み始める)
自らの才能に疑問を抱き、生い立ちを知ったことでルーツを探るためマージ教会に入団する。(バビロンからの誘導もあったが)
そして古書院や古代遺跡の調査中、目的であった混血のみが扱えるという禁術「聖人の儀式」の方法を見つけると。教会で知り合った友人セドリックの協力で儀式を行い聖人となる。主人公が魂を操る禁術(回復魔法)が使えるのはこのためである。
やがて彼は「奇跡の男」とも呼ばれ、マージ教会のなかで「王」ともいえるほどの地位と権力を手にする。
しかし聖人となった代償に体は醜く枯れ果て、勝手な行動をする「聖人の人格」が段々と体を支配するようになる。
アズランがその正体に疑問を抱いてた時、人が変わってしまったような友人を助けてもらえないかとセドリック(とロペオ)が密告。ミルトンに連行され、カノンの柩に収監される。柩では肉体労働こそさせられなかったが、厳しい拷問を受けた。
後に、カノンの柩の第四層で、奇跡の力を利用して異種を計画的に生産する実験に参加させられる。
「聖人」は実験に協力的だったが、「アレフレッド」は反抗的だった。
「崩壊の記憶」ではあたかもアレフレッドが「新たな人格」であるかのように書かれているが「記憶」の記述は聖人が都合よく捻じ曲げたものであるため事実とは異なる。
聖人に王国の未来を見出したアズランにより、ホムンクルス(パぺット)に聖人の人格の移植が行われた。これによって聖人の人格を吹き込んだホムンクルス532号とアレフレッドの残る本体に肉体的にも分裂する。
聖人が抜けたアレフレッドは聖人に薬を打ちカノンの柩で反乱を起こす。棺の異種を率いてカノンを脱出すると周辺諸国を侵略しラーガ帝国を興して帝王となった。カノン王国を襲撃。アズラン、バルロックは放魔で対抗しミルトンは滅ぶことになる。
聖人はその後抜け道の先の雪原で死亡したが、エメラダの聖人復活の儀式によって魂(スピリット)をホムンクルス530号に封じられゲーム開始時に至る。
「聖人」の記憶ではあたかも王国を守る使命感に燃えていたかのように見えるが「聖人の持つ力」を欲していただけというのが実態のようだ。
親との不和や学院内でのイジメ等の影響で幼少のころから強い上昇志向を持ち強欲で傲岸不遜。極めつけに仲間の裏切りとアズランからの拷問によって復讐心と支配欲に満たされラーガ帝国を建国すると周辺諸国を侵略、祖国カノンを侵略する際には故郷ミルトンをも滅ぼす。一部キャラクター達からは狂気の帝王と呼ばれている。
聖人との融合後、アズラン撃破~ラズィア撃破を経て彼の心にも変化が…。
**スピリット
:カザッフ|
海賊船長。元ミルトン自警団の兵士。
戦死した黒騎士の父を疎ましく思い、荒れてた若い頃は柄の悪い人間と付き合いがあった。
後に[[メティス>人名辞典#メティス]]と結婚するが夫婦仲は冷え切っており、メティスはマージ教会の教えと幻覚剤に溺れる。
離婚が決まり娘(ベルナルト)の親権はカザッフが取ったものの、妻が娘を連れて逃亡し行方不明に。
全てを忘れるためにミルトンの自警団で兵士としての職務に励んでいた(他の団員や元同僚の騎士曰く優秀だったらしい)。
ある日、娘はマージ教会の海岸巫女になっているらしいとの情報を得る。
元の不良仲間の伝手を使って、海岸巫女と唯一接触できる海賊になる。
そして海岸巫女の秘密を探るうち、船をクラーケンに襲われ死亡。
: アイーシャ|
炎の魔術を操る処刑人。シレンス(死刑執行人の村)出身。
死者が魔物化するがゆえの「二度殺し」に疑問を持っていた。
しかし、「二度殺し」は魔物から魔石を得て悪魔と取引するためのものであり、アイーシャの考えは死刑執行を取り仕切る三兄弟からは疎まれていた。
彼女の親友であるレナが三兄弟の悪魔取引を目撃し、放火の濡れ衣で処刑され、アイーシャはその執行と二度殺しをさせられた。
それが決め手となり、火葬の術を得るため異端技師と接触。異種の洞窟に赴いてる際に異種狩りに巻き込まれ、黒騎士に殺され死亡。
:ファウナ|
槍使いの魔物狩り。イシュトール出身。
悪魔と取引し、以後魔石を集めるため「魔物狩り」となりミルトン自警団に入団。
活躍を評価されマルカ率いる異種狩り隊への推薦を受ける。
それから同様に魔石を得る為「異種狩り」となる(異種も体内に魔石があるから)。
異種の洞窟にて、異種達を無我夢中に殺してるうちに力を使い果たし、電撃を使う異種(おそらくジェネ)に隙をつかれて死亡。
:ヴァン|
ダーカス出身。異種の二刀流剣士。
血の不足する一族を救うため吸血に寄らない血の調達方法を模索する。
革新派であるが故「異端者」と呼ばれる者(ジェネ)達と関わりを持ち、自身も「異端者」となる。
ジェネからワインを醸造する方法を教わり、後にワインと同量の血を人間と取引する方法をとるようになる。
が、伝統に固執する同族から「間引か」れ、死亡。
:ゲイル|
アルカム出身。一般人。
父親は王国騎士だったが、ある日を境に行方不明になった。
父の同僚だったセスターから見ると、ゲイルは騎士になれる素質が十分にあった模様。
だが争い事は好みではなく、母親の営む食堂を手伝っており、将来は店を継ごうと考えていた。
巡礼の森で妹とキノコ狩りをしている際に「放魔」に巻き込まれ、凶暴化したゴブリンによって自身は全身火傷、妹は死亡。
その後、妹に起きた悲劇を繰り返さないために、人助けをしながら王国内を旅し
そして「霧」の正体を探るため大魔術師バルロックの足跡を追うが、工房の罠で死亡。
:ルピ|
盗賊(黒狼団)団長。天性の雷魔法使い。
アルカムの孤児として盗賊団に入り、やがて自身で孤児のみによって構成される「黒狼団」を結成。
が、罠にはまり、前の盗賊団仲間に殺される(アルカムで殺されているため、犯人はおそらく存命)。
出生は王国医療協会で生み出された狼のソウルと竜(トール)の血を混ぜたホムンクルス。
と考えられるが、本人はそのことを死んだ今でも知らない(トールの血溜りへの反応を見るに、薄々勘づいてはいる)。
:ナオミ|
オータス出身。親友のロメリアがカノン王国に留学することになった姉のトレリアを追う事に。
ナオミもまたロメリアといっしょにカノン調査部隊に入りルクルーペを「村」として偽装するための薬屋となる。
トレリアは錬金術会の長となっていたが、研究の過程で高濃度のソウルに晒され発狂。連絡が取れなくなる。
ロメリアはトレリアを追うが道中で死亡し魔物化。ロメリアを追っていたナオミは魔物化したロメリアに殺され死亡。
:ロザリンド|
イシュトール出身。若い頃から周囲の嫉妬が絶えないほどの巧みな弓使いだった。
王国の弓術大会に参加するが、観客席から飛んできた石で狙いがずれ、矢が王国の役人に直撃。
罪人にこそされなかったが、以後人生の歯車が狂う。
燻っていた所を防衛協会からスカウトされ暗殺者として生きることに。
が、標的が「悪」などではなく王国にとって邪魔なだけの罪なきものであったと知り、精神を病む。
最後の任務は教会の「聖人」を殺すことだった。
が、これまでの罪の意識から弓を引くことができず、仲間より後ろから斬られ(ロウの命令)て死亡。
:ダリア|
初めてスピリットが込められたホムンクルス(正確には旧型パペット)。
スピリットの元は五人の執行人ルドベックの娘ローズ。
カノンの柩で生まれ育ったが、反乱に乗じて部屋から出され脱走。
このとき瀕死の男性型ホムンクルス(恐らく生前の主人公)を抜け道へ脱出させる手助けをしている。
脱走後カノン王国国内を彷徨い、ある日錬金術の共同実験所に辿り着く。
そこを故郷と直観した彼女は旧型の短い寿命が尽きるまでそこで過ごした。
:バクホリ|
アルカム出身。本名はジェイソン。
イシュトールで洞窟を掘る仕事(大魔術士ガラクーアが主導)をしていた。
が、海の道を発見、秘密を知ってしまったがゆえに狙われる。
アルカムに戻り真実を暴露しようとしたが、その道中でシュミットに襲われ死亡。
:クレスト|
ミルトン出身。アズランの息子だが、彼が6歳の時に母共々捨てられる。
父の正体を探るため王国魔術師の地位を目指す。
ラーガ帝国の襲撃によって母を失い途方に暮れていたが、異母妹(エメルダ)がマージ教会に入団したとの情報を得て彼女を追う。
エメルダの後を追い、マージ大聖堂へ向かったが、聖堂への道は封鎖されていた。
偶然見つけた海底洞窟からマージベルクへの侵入を試みるが、魔物に魔法を封じられ嬲り殺される。
:マカブレ|
アルカム出身。錬金術会の元幹部。アズランと同じく顔の左側に大きな傷を持つ。
病弱な身体だったため本の虫となり毒や薬学に詳しくなる。研究のため自らの体に毒を打ち込むうちに強靭な免疫を手に入れた。
錬金術会に入り状態異常の専門家となる。しかし王国との共同研究の結果トレリア会長が魔物化する事故が起き、洞窟での逃亡生活を余儀なくされる。
カノンの柩に関する端書を見つけ使命感に駆られ真実を追うが、道中で未知の疫病に侵され死亡。
:セラ|
イシュトール出身。母親はマージの狂信者。
剣闘士としてアルカムのはずれにある闘技場で名を馳せるが、貴族との試合で事故が起こり殺してしまう。
(この殺してしまった貴族は、エカテリナの父だった可能性がある。
ミルトンの落ちぶれた貴族の家で、エカテリナの親が闘技場に参加しているという情報が聞ける)
犯罪者としてカノンの柩に送られ、過酷な労働によって異種となる。
その後はメルヴァで長らく過ごしていたが、食糧(死体)が尽き死亡。
:リーサ|
アルカム出身。魔術師の姉がいるらしい(本編に登場してない?)。
ダイダロスの工房で武器職人を目指すが、任されたのは試し斬りの仕事ばかりだった。
魔物を殺せば魔石が手に入り、悪魔と取引ができる。「放魔」の際にも「稼ぎ時」と認識し避難勧告を無視。
やがて正気を失った仲間、ドットに殺され魔石を奪われ死亡。
:ボルド|
オータス出身。
調査部隊に同行しカノン王国へ。ルクルーペで鍛冶屋を営む。
やがて部隊が撤退したが、帰国せずミルトンで鍛冶屋を続けることに。
ある日、貴族(エカテリナの父)よりドラゴンの鱗で武具をつくってほしいと依頼され、ドラゴンを追い雷光峰へ。
その道中で親切な男(ゴブリン狩りのエド)に騙され、魔石を奪われ死亡。
:[[バルロック>スピリット#バルロック]]|
主人公の元先生にしてカノン王国最重要人物の一人。誰もが認める大魔術師であり、国の為人の為働き続けて来た。竜喰らいの魔女リアードと竜殺しの英雄ジークの子であり、サーシャの父。レド出身で300年を生きている。
リアードがメドラに敗れ伏竜殿に封印され、セナに連れられミルトンへ。
やがて「大魔術師」と呼ばれるほどの魔術師となり、多種多様なアーティファクトを制作した。
先王の死後、魔術学院の教授から王国魔術師となり、湿地帯の錬金術会と協力し研究を進める。
が、ソウルの扱いを誤った結果の魔物大量発生の事故が起こり、以後は自身の地下研究室に籠る。
しばらくしてカノンの棺での反乱を知り、ラーガ帝国の侵略に備えるため再び王国魔術師に。
予測通り侵略してきたラーガ帝国に対し放魔の契約を執り行い対抗する。契約の代価に莫大な寿命が必要であった。我先に寿命を捧げようとする魔術師達を抑え、その全てを自身の寿命で支払う。そしてなぜかネズミのような外見となり、残った寿命もネズミ程度であった。(防衛協会の残留思念によると、あと700年は生きられるはずだった。)
隠れ家の下水道で度々ネズミに悩まされ、嫌っていたバルロックに対して痛烈な皮肉のような仕打ちであると言える。
(ちなみにバルロックが寿命を捧げた相手は悪魔ではなく魔女帝ラズィアである)
その後、異種の洞窟にある自身の研究室で寿命を迎え死亡。
:サーシャ|
ミルトン出身。バルロックの娘であり魔術学院に通っていた。母は自警団の給仕係。竜の血がもたらす力と激情を持て余している。
学院に飛び級してきたいけ好かない男(クレスト)に数か月で成績トップの座を奪われ自分を見失う。
異変に気付いた父の「世界の役立つことを考えなさい」という言葉を心の拠り所とし、母の勧めに従い自警団の支援魔術師となる。
ラーガ帝国の侵略に最期まで抵抗し、命を燃やして支援魔法を使い続け奮戦するが最後には力尽き死亡。
**主人公関係者
***友人
:セドリック|
主人公(アレフレッド)の友人。教会魔術師。愚鈍な男、無口な男などと呼ばれる。
聖人となり苦しむアレフレッドを救うため王国摂政アズランに相談するが、結果として最悪の事態となったためそのことを後悔し発狂した。
末路については明示されていないが、海の道を守るクラーケンとなった可能性が示唆されている。
「悲哀の記憶」「無口な男の記憶」に登場。海岸洞窟の祠に手記を残した部屋がある。
:ロペオ|
主人公(アレフレッド)の魔術学院時代の友人。
異種を研究するためマージ教会との関係を取り持とうとしていた。
嫉妬等もありセドリックと共にアレフレッドを告発する
しかし、異種研究が禁術研究とされ彼自身も投獄される。
カノンの柩で異種化、後に魔物となっている。
「悲哀の記憶」に登場。
***王国
:アズラン&aname(アズラン)|
王国摂政。顔に縦の傷がある(傷をつけたのは当時反乱組織に居たセスター。)
王族の血が途絶えてしまったカノン王国の興隆のために尽力している。
先王の肝いりで摂政に指名されると様々な政策を打ち出し実行していく。
・体が崩れてゆく王子の為バルロックを王国魔術師に任命、湿地帯の錬金術研究所にてホムンクルスの研究を進める。この時点では理性のない魔物しか作れなかった。
・更なる研究の為人々に秘匿された異種の洞窟奥にカノンの柩を建造した。ここでは強い魂(スピリット)を持つ人間を選別し異種を作り出す実験に成功。またカノンの柩では利用価値のある犯罪者(主人公やロペオ)をカノンの棺第四層に閉じ込め、彼らの持つ情報を集めた。聖人からスピリットについて学ぶとホムンクルスの制作に成功した。
・カノン王国の先王は異種を迫害していたが、アズランは異種の持つ能力を利用しようと融和政策を取っている。異種の里の中で女王の資格を持ち先王ウルダに不満を持つカーミラと手を組み、彼女との間に異種と人間の混血エメルダを成す。その後カーミラと共謀し、成長したエメルダにウルダを殺させ、カーミラを新女王に即位させる。
・エメルダを犠牲に聖人復活の儀式を行い、聖人を次の王するとともに帝王アレフレッドを殺害しようとする。
しかし彼の強引な政策は様々な失敗も生んでいる。
・錬金術会は事故によって大量の魔物が発生し湿地帯の放棄を余儀なくされる。
・カノンの柩では聖人の元人格アレフレッドが誕生した異種たちを率いて反乱を起こしカノン王国から脱出してしまう。その後アレフレッドは仲間たちと共にラーガ帝国の帝王となりカノン王国を侵略した。
・侵略に対して魔素の大穴を開け(放魔)魔物を解き放つ事で対抗し王国は魔物だらけの地獄と化した。
・聖人復活の儀式は真ENDでは失敗する。聖人はアレフレッドとの融合を望み、帝王としては無力化に成功したものの殺害には至らなかった。悪魔に自身の全てを捧げアレフレッドと戦うが敵わず死亡する。
非常に冷酷で彼の行った事は外道の極だが、王国・王族への忠誠心は本物。
一切の情が無いように思えるが、彼の残した手記にはエメルダやゴードンの身を案じる内容の物がある。
前妻に対しても、彼女の手記によると、放魔が始まる前に「学院を捨て、アルカムに逃げろ」と手紙を送ってたりもする。
またカーミラに対しては「女狐」と呼んで蔑んではいるが、自分亡き後のエメルダやゴードンの身を任せても良いと思うくらいには信頼はあった模様。
また前妻であるクレストの母の形見だったボロボロのリボンと
エメルダのリボンの意匠が同じなので、これらはアズラン手製のアーティファクトの可能性がある。
:エメルダ|
アズランと異種女王カーミラの娘。異種との混血(目が赤い)。
混血による力で禁術儀式を行い、そして主人公の魂を呼び出し、復活させようとする。
ストーリー進行上どうしても手にかける必要が出てきてしまうが、どちらにせよ「復活の儀式」はソウルを大きく消耗するため先は長くなかった。
[[先代異種の女王ウルダ>人名辞典#ウルダ]]殺害の実行犯(手引きはアズランとカーミラによるもの)。
マージベルクの隠れ家にある日誌を見るに、父や母と違い真っ当な感性をしていた模様。
しかし腹違いの兄であるクレストが見るに「親からの愛情を求めていた」ため、父と母に逆らえなかったと思われる。
:ゴードン/G-0184|
アズランの側近。聖人の手でスピリットを込められ、さらに異種化したホムンクルスの完成形。
幻影を操る能力で偵察任務を行う。
主に極めて忠実で、アズランからエメルダに並ぶほどの信頼を得て重用されていた。
&aname(マルカ)
***両親
:マルカ|
アレフレッドの父。ミルトンの貴族。
先王ルドルフ時代の異種狩り隊の隊長。ルクルーペの古い砦を拠点に活動していた。
湿地帯で当時のダーカス女王ウルダに命を救われ、異種狩りに疑問を抱き先王を説得し異種狩りを中止させた。
後にウルダと結ばれアレフレッドが誕生する。
部下達からは慕われていたものの、家庭内では不器用な性質らしく、息子と良好な関係を築けなかった模様。
ウルダが行方不明となったためダーカス地下墓地に侵入、死亡し、現在は魔物「マルカ・デス」となっている。
cf.異種の里のランナル 土葬場の日誌
&aname(ウルダ)
:ウルダ|
アレフレッドの母。異種。
ダーカスの先代女王だったが、カーミラとアズランの手引きによりエメルダに暗殺された。
女王としての責務を果たすため、マルカとアレフレッドとは離れて暮らさざるを得ず、
そのため、アレフレッドからは「捨てられた」と思い込まれている。
***その他
:バビロン|
半魔の長。魂の間に登場するチュートリアルキャラだが、ストーリーにも大きくかかわる重要人物でもある。
元は人間であり、アレフレッドとは同期の魔術学院の学生であり、混血でもある。
彼自身は「悪魔となる手段」を模索しており、そのためには聖人の誕生が必要であると悪魔と取引を受ける。
アレフレッドに聖人の儀式について唆したのは彼である。
結果、彼は悪魔の力を手に入れ半魔となる。
また、聖人蘇生の儀式を執り行ったのも彼である。
**魔女
:ラズィア|
魔女帝。妙齢の美女の姿をしており、その立ち振る舞いや言動は慈母を彷彿とさせる。
主人公に対しても、その歩んできた苦難の道程を憂い、労わるように接する。
しかしその実態は非常に傲慢な、最も古き魔女。魔女は自身の寿命を取引によって収集する。
そして彼女は魔女の中でも際立って長い年月を生きている。(死刑執行村シレンスで悪魔を偽って行っていた取引もその一例)
また、レジテニーヌを聖人化させたのは彼女である。
悪魔の道具である己の在り方に不満を覚え、密かに陰謀を巡らせていた。
その一環として聖人のスピリットを手土産に魔界での地位を向上させようとしている。
放魔の契約を独断で執り行っていたのも彼女であり、悪魔にとっては取引相手である人間がいなくなってしまうため迷惑極まるものだった。
取引によってさまざまな姿を持っており、真の姿を知る者は腹心のカトリーヌと魔大公アラムしかいなかった。
:カトリーヌ|
老婆の姿をした魔女。魔女村で最も年老いた魔女を自称(ラズィア撃破後にそれは嘘だった事がわかるが)。
主人公に対し、「地上に降り立った三魔女を、苦しみから解放させるために殺して欲しい」と依頼する。
しかしそれは偽りで、真実はラズィアの計画に支障が出ないように、反逆の芽を摘むための謀略だった。
彼女の実態は、ラズィアによって寿命を分け与えられた古き魔女(ラズィアよりは若い)。
ラズィアの悪魔達への思い、野望と計画、その心の内を打ち明けられていた。
寿命による「死」を恐れ、命を与えてくれるラズィアに服従していたが
ラズィアが撃破された後は、「終わり」が近づいて来た事にむしろ安堵すら覚えていた。
:リアード|
暗黒時代にあったカノン王国を救うため派遣された三魔女の長女。バルロックの母。
悪魔取引によって得た食糧をレドの住民に分け与え、「聖女」と呼ばれ親しまれる。
レドの英雄ジークフリートを唆し双頭竜ゴリアスを討伐、その血を奪い「炎の魔法」を得る。
そしてジークとの間にバルロックが産まれた。
その後、豹変したようにレドを襲撃し支配する。
これは悪魔に反旗を翻そうとする「母」ラズィアを止めるための戦力を確保するための行動だった。
ただし、妹達には負担を背負わせたくなく、そのことを告げずにいたためメドラと対立。
伏竜殿の奥深くに封印される。
カノン王国の真の最終手段であり、全くその思想行動は不明であったが常に封印は解けるようにはしてあった。実際のところカノン王国の発展は彼女の使命であり協力した可能性は高い。
:メドラ|
三魔女の次女。
双頭竜ゴリアスの「氷の魔法」を得る。
突如レドを襲い事情を話さないリアードと対立し、彼女を封印した。
その後、彼女もまたレドを支配し、辺り一帯を吹雪で覆い尽くす。
真意は不明だが、悪魔取引によって食糧を得る方法には限界があったこと
レドの住民がそれに甘えてしまったため彼らを新天地へ巣立ちさせるための行動だったのではないかと思われる。
彼女もまた人間にとっては「悪役」となってしまったため、自身をレド城に封印し、すべての三女のセナに託す。
彼女の氷の魔法は、アズランの祖先等の極一部の人間にしか伝えられていない。
なのでカノン王国では使い手があまりいない、珍しい魔法になっている。
:セナ|
三魔女の三女。バルロックの師。
レドの民を引き連れ大雪原を越え、新天地へと導き、現在のカノンの礎を築いた。
魔術学院の学長。人々に魔法を伝える責務に従事する。
恐怖に抗う術として魔術を広めるため魔術学院を創立した。
リアードから炎の魔法を、トールから雷の魔法を与えられており
結果、カノン王国に炎と雷の魔法の使い手が多い遠因ともなっていると推測できる。
放魔の影響は彼女には厳しかったらしく魔術学院奥で静かに狂っている。
:エウドキア|
リアードら姉妹の四女だが、生まれた時期が異なるのかレドには向かっていない。
アレフレッドの聖人の契約を執り行っていた。
彼女が産み出された時点でレジテニーヌの魂が摩耗してしまっていたため、完全な形になれず、顔の半分が崩れてしまっている。
**その他
***オータス出身者
:ロメリア|
オータス出身。カノン王国に留学した姉トレリアを追って、親友のナオミと共に調査部隊に入った。
姉に対して愛憎嫉妬が入り混じった複雑な感情を抱いていた。
行方不明の姉を探すうちに魔物化しナオミを殺害。
:トレリア|
オータス出身。ロメリアの姉。
非常に優秀で、身体能力・知能共に優れ、他国出身ながら錬金術会の長にまでなる。
実験の過程で高濃度のソウルに晒され発狂。その後魔物化した。
***教会関係者
:ヘルベルト|
マージ教会海岸巫女のリーダー。
最後の海岸巫女としてセドリックと共に海岸洞窟を守っていたが次第に我を失っていった。
結果的には聖人が訪れるまで祠を守り抜き使命を成し遂げた。
セラとはイシュトール時代の友人で、洗礼前の名前はエレナだった。
:ベルナルト|
カザッフの娘。母親のメティスと共に行方不明になり、紆余曲折を経て海岸巫女へ。
洗礼名は当時世話係をしていたヘルベルトが決めたらしい(大聖堂:第二回廊の残留思念より)。
地下都市への洞穴開通のため古代魔術で蜘蛛の魔物となった。
:メティス&aname(メティス)|
幻覚剤に溺れたカザッフの妻。
幻覚剤の中毒症状を治すため教会に接触するが、娘は教会に引き取られ彼女自身は海岸を彷徨い死亡した。
:バリーバリー|
元バルロックの弟子。その後古書院の司書となる。放魔によって魔物だらけになった古書院と遺跡を封印するも、自身も魔物と化す。
バルロックによると、悪魔取引が蔓延しているカノン王国を憂いていたらしい。
:ブリューサ|
マージ教会の設立者。また古書院にその名を冠する。
ブリューサの名がついた、杖やアーティファクトがいくつか見受けられる。
***異種
:カーミラ|
ダーカスの現女王。エメルダの実母。
アズランと共謀し先代女王ウルダを暗殺し今の地位を得る。
アレフレッドにとっての仇である。
:ジェネ|
ダーカスの異端者。様々な物を創った異端技師。
吸血によらない血の調達方法を求めた。
マナの実からワインの醸造、骨も残さない火葬技術などを開発した。
後に魔に侵され、狂い、魔物と化した。
:ヴァケル|
ダーカスの異端者。墓守であり火葬者。
土葬場がゾンビと疫病塗れとなったが為、土葬に限界を感じジェネと協力し火葬技術を開発する。
後にアイーシャにその火葬技術を伝授する。
:ノイン|
(恐らく)カノン王国の罪人。異種化に成功し後天的に異種となった。
セラ同様にアレフレッドの反乱に加担しなかった。
廃墟となったメルヴァの片隅で1人静かに暮らしている。
:エピデミア|
カノン王国の罪人。本名不明。極めて危険な幻覚剤の密売で捕まり
カノンの柩三層の牢屋に入れられていた。
彼が隠し持っていた薬を、聖人と分離したアレフレッドが生前の主人公(聖人人格を移植されたパペット)に使用した事で、後に主人公が死ぬ原因となる。
残留思念のグラフィックから推測するに、恐らく異種化に成功している。
:ダイダロス|
著名な鍛冶師。魔工房を構え多くの弟子を取っていた。
その実態は地上の異種として隠れ潜みながら、禁忌取引によって魔武具を創る臆病な男だった。
主人公訪問時は目を閉じ赤目を隠している。
バルロックにとある役割を託されている。
実は7代目である。
***死刑執行村
:レルミット|
死刑執行村の首領の息子達、通称【三兄弟】の一人。
彼らは死刑が廃止され各王国機関に転向した。
ミルトン自警団団長。放魔の影響で魔物化した。
:シュミット|
死刑執行村の【三兄弟】の一人
医療協会に転属し、その後王国防衛協会に転属。バクホリを殺害。
放魔の霧の中で魔物を斬る悦びに自我を失い魔物化。
:ジャミット|
死刑執行村の【三兄弟】の一人。
カノン計画のために再結成された黒騎士(正式名は王国特殊部隊)に転属。
地下施設(カノンの柩だけでなく罪人の坑道やメルヴァも含む?)の罪人管理をしていたらしい。
ダーカスの土葬場で魔物化。
:アルバート|
悪魔の力を宿した五人の最後の執行人の一人
悪名高い元海賊。
悪魔に選ばれ、半魔となって今は半魔の領域にいる。
エカテリナ曰く義理堅い男との事。
:アンドレ|
悪魔の力を宿した五人の最後の執行人の一人。
元異種狩り隊でファウナの友人だった。
ファウナと親しかったため、教えて貰ったのか彼女と同じ槍技を使う。
人間性を否定したくがないために、ルドベックの頭骨を引き取り、保管した。
:セスター|
悪魔の力を宿した五人の最後の執行人の一人。
もとは王国騎士で、先王の死後、王国の継承を巡りアズランに反旗を翻した。
アズランの顔の傷は彼がつけたもの。
処刑されるはずだったが最後の執行人となることで免罪される。
ゲイルとはアルカムにいたころ知り合いで親しい間柄だったようだ。
シレンスを守るように魔物化している。
:エカテリナ|
悪魔の力を宿した五人の最後の執行人の一人
反乱組織に手を貸した疑いで地位を奪われた貴族の娘。
家を出て、死刑執行村に辿り着き執行人となる。
ちなみにボルドにドラゴンの武具をつくるよう依頼したのが彼女の父である。
シレンスの死体置き場で魔物化している。
:ルドべック|
悪魔の力を宿した五人の最後の執行人の一人。
ダリアのスピリットの元となったローズの父親。
元は病床の身だったが、マージベルクでの聖人の奇跡で完治する。
しかし娘とは今生の別れとなった。
流れに流れてシレンスでの最後の執行人の一人になるが
段々と仕事の異常さに疑問を抱き、ある日【三兄弟】に騙されていた事に気付く。
世間に真実を公表しようとするも、アルバート以外の仲間達に粛清される。
アルバート同様素質があったのか、半魔化していた模様。
ラズィアを捕らえる核となる半魔の髑髏の元。
***防衛協会
:守護者ザリア|
セナの血を与えられた重装歩兵の隊長。極めて大柄な女性。
湿地帯の事故の際、魔物討伐で活躍した事により昇進。
増し続ける責任の重圧に彼女は耐えられず、新たな力を求め続けて半魔となった。
ダリアが見るに「身体が肥大化するアーティファクトが体に埋め込まれている」との事。
:大魔術士ガラクーア|
レドの地にて王の側近として仕えた家系の末裔の1人。
分家ゆえに王族とのかかわりは少なかったが
教会の追求など、王国存続に必要な重要任務の指揮を取っていた。
イシュトールの崖のトンネル工事も主導しており、機密保持のためバクホリの仕事仲間を殺し
シュミットにバクホリを殺すよう命令した人物である。
:暗殺者ロウ|
元ダイダロスの魔工房の試し切り人。
工房に調査が入った際に、その異常性と冷酷さがアズランに見い出され、暗殺者に。
己の快楽のために悪魔と契約した。
ロザリンドを切り捨て死なせた張本人。
また元同僚のリーサからは「武器の暴力性しか追求しない男」として蛇蝎の如く嫌われている。
***カノン王国
:ルドルフ|
先王。異種に対し強い嫌悪感を持っており、黒騎士団を結成し異種狩りを命じていた。死後、遺骸を7つに分け埋葬させた。
:リアム|
幼くして病床に伏せ醜く体が変形する。今では袋詰めの食料で世話される畜生の類
原因は、先祖であるレジテニーヌが1000年前、異種を倒すために悪魔から武器をもらう契約(代償は彼の血脈が1000年後に途絶える事)をした為。
最期まで「王」であり、今でも名ばかりではあるが王である。死期を悟ってからは摂政(アズラン)に全てを託し、
王国の象徴であるカノンズクロン城に身を潜めた。
:サミュエル|
先王の時代の暗殺部隊の隊長(ロザリンドの上司だった)。
年経てからは、若き王の付き人となり、良き理解者だった。
帝国の脅威に備え、老いた体を竜人化し、王の護衛となる。
竜人化しても、強い意志のせいか高い理性を維持している。
その剣捌きはロザリンドから見ても「現役の頃と全く変わらない」鋭さを持つ。
ロザリンド曰く「こいつから与えられる仕事はキツくて辛いのが多かった」との事。
***レド
:ジークフリート|
竜殺しの英雄。バルロックの父親。
レドの街で一番の武芸者だったため、リアードに唆され双頭竜ゴリアスを打ち倒す。
その後、ラズィアを罠にはめる為の下準備の一環として、半魔にさせられる。
リアードとの子であるバルロックがいるが、リアードがジークに対してどんな感情を持っていたかは定かではない。
しかしバトル中のセリフから、ジークはリアードの事を大切に思っている事が察せられる。
:アンローダ|
巨体の竜人。元々はその巨体を生かして、神殿建設素材の運搬等を担当していたが
その役目が終わってからは、失敗作の竜人を喰らって始末する役目を与えられた。
人間だった頃は「ローダ」と呼ばれていたらしく(伏竜殿での残留思念より)
友を喰らった時に、わずかに残っていた理性から精神が崩壊。
リアードすら手に余る怪物と化した。
***古代
:レジテニーヌ|
黄金時代の聖人。異種と人間との混血。
「古き海の民」古代異種の支配から人間を解放した。
神、すなわち「紅蓮の赤竜ヴァルガ」を失った古代王国に新たな秩序をもたらすため聖人となった。
が、その実態はあらゆる負の心を塗りつぶし人格を乗っ取ってしまうものであった。
彼は自分を失っていく恐怖にひどく苦しむことになる。
古代遺跡の最奥にて亡骸が魔物となっている。
その魂は、魔界で悪魔の体を与えられた後、繁殖池で魔女を生み出すために千年近く酷使され続けている。
リアード、メドラ、セナ、エウドキアの四人の魔女は彼から産まれた。
:セレン|
「古き海の民(ダーカス)」古代異種において、竜と対話する巫女であった女性。
彼女の血筋がウルダまで続いたものが、ダーカスの女王の血筋だった。
カーミラにとっては「レジテニーヌに負けた、王としてふさわしくない血筋」との事。
***悪魔
:魔大公アラム|
今作に登場する悪魔達の首領。カノン王国全土と悪魔取引できる魔界の座標一帯を支配している。
滅多な事で人を居住に招いたりはしない。
:ウタハティヴォトサ|
上級悪魔。聖人になる前のレジテニーヌと取引し、古代異種に打ち勝つための武器を与える。
結果、暗黒時代(カノン王国全土の人口が減少し、悪魔取引が激減した時代)を引き起こしたと半ば強引に罪に問われる。
そのため悪魔街の片隅に幽閉され、人間との取引すら禁じられ、命をすり減らしてる。
恐らくその体は、後の聖人の魂の入れ物として利用される事が繁殖池で示唆されている。
:夢喰いのハンナ|
マージ教会大聖堂を確実な崩壊へと導いた、異界の下級悪魔。
(下級悪魔である事は、武器「ハンナの大鎌」の説明から判明)
夢見る者の欲望の魔素を貪るために、人間を眠らせてから
まどろみの中で命を刈り取る。
マージ教会を潰すための聖人暗殺に失敗し、粛清されたロザリンドは
あっさりとマージ教会を崩壊に導いたハンナに対しやや複雑な思いを抱いた模様。
:貪り尽くす者|
異界で忌み嫌われている最悪の下級悪魔。
大量の質の悪い魔素を纏い、目に映るものをただ喰らうほど凄まじく凶暴。
メドラがレドの民をレド王国から追い出す時に、卑魔と契約し雪原の裂け目に召喚ゲートを作った。
下級悪魔ながら恐ろしいほどの強さを持ち、その力は魔女やドラゴンを凌駕している。
***魔物等
:統率者ババド|
(恐らく)元人間。ルピが元いた盗賊団の幹部だった。
魔物化し、オークのボスになった原因は不明(恐らく放魔の影響)だが。
ルピ曰く「きっと私みたいに責任から逃げ出して来た」との事。
:ゴブリン狩りのエド|
魔石目当てにゴブリンを専門的に狩っていた狩人。
自身の心の弱さを憎んでいたが、狩りの中で自らより弱い者を嬲り殺す快感に目覚め、魔物と化す。
竜の鱗を求めて、雷光峰を訪れたボルドに協力する振りをし、油断した隙に殺害。
ボルドを殺した理由は「魔石を奪うため」。
***英雄・偉人
:タルカス|
古に、隣国の戦士達に恐れられていた冷血な英雄。
チリングメイス・アイスベルク(大盾)の持ち主だった。
:ゲルマ|
豪傑の英雄。自身の防御を省みないほどの猛者。
ゲルマの捻じれ斧の持ち主だった。
:ゴリアス|
古代王国の時代、双頭竜にあやかって同じ名を授けられた巨漢の騎士。番犬使い。
重鎧ガルガンチュアの持ち主だった。
:ケール|
地図職人。命知らずの地図書き。
魔女の大雪原にて、亡骸から地図職人の理智が入手できる。
***ドラゴン
:紅蓮のヴァルガ|
「古き海の民」古代異種から「神」と崇められていた竜。古き海の民に魔法を授けていた。
異種の巫女セレンを通じて人と対話していたが、レジテニーヌの反乱後は人との対話を止める。
その後はゲーム本編の雷光峰で、空を飛んでる姿が見られる(戦いを挑む事も出来る)。
:猛毒のヴァーカス|
低級竜と呼ばれていて、魔界でも厄介者扱いだった。なんと性別は女性。
クーデター成功後、ヴァルガが対話やめ、魔法を失いつつある古代カノン王国は彼女を召喚した。
ヴァルガと違い、誰とでも対話したが、彼女が教える魔法は「蜘蛛・毒・暗闇」と汚れたものだった。
ゲーム本編では古代遺跡:防衛の間の毒沼ゾーンで暴れまわっている。
魔界に追い返す事も出来る(初回のみ)し、再び防衛の間に召喚する事もできる。
:腐食のゾーラス|
レジテニーヌのクーデターから逃れたダーカス達は、悪魔の力を使い地下都市メルヴァを建設。
しかし時が経ち、土葬場がゾンビと魔物で溢れかえり、メルヴァでの生活に限界を覚え、浅層への移住を決意する。
移住する過程で出会ってしまったのが、全身が腐り果てた異形の竜「ゾーラス」である。
もはや神を必要としなかったダーカス達にとっては、共存不可能のただの厄介者でしかなかった。
そして多大なる犠牲を払い、地下墓地に封印する。
ゲーム本編でも戦いを挑め、見た目通り酸による攻撃を得意とする。
:双頭竜ゴリアス|
魔女が来るまでのレド王国で崇められていた竜。双頭であり炎と氷の魔法が使えた。
神殿が作られ、度々増築されたが、それでもレド王国の民とは対話はしなかった(出来なかった?)模様。
レドの英雄ジークフリートに殺され、リアードに炎の魔法を、メドラには氷の魔法を奪われる。
炎の魔法はリアードからセナにも分け与えられ、氷の魔法はメドラからアズランの先祖などの一部の人間に伝えられた。
伏竜殿の奥深くに、ゴリアスの死骸と思われる、巨大な二つの怪物の頭骨がある。
本編では戦えない。
また古代に、双頭竜にあやかって同じ名を授けられた、重鎧ガルガンチュアを纏う巨漢の英雄がいた。
:暴風のトール|
セナが対話を試みた竜。地上での安全と引き換えに、彼女に魔術(主に雷魔法)を教える。性別は女性。
繁殖欲(衝動?)のような物があるらしく、放魔後のカノンズクロン城は彼女の巣へと変貌した。
医療協会等にも自分の血肉をサンプルとして提供しており
その成果が兵士の異形化による身体強化、兵士の竜人化、ホムンクルスの改良(結果、ルピが生まれる)等である。
また彼女が産むドラゴンは、厳密にいうと次元をまたぐ本物のドラゴンではなく「出来損ない」のようなモノらしい。
王の部屋奥のカノンズクロンの丘で戦える他、次元をまたぎ、魔界塔にいる「異界のトール」とも戦える。
異界のトールは、暴風のトールと違い悍ましい見た目となっている。
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#contents()
**主人公
:[[主人公(デフォルトネーム:アマタ)>スピリット#主人公]]|
無口系[[主人公]]。一部の例外を除いて作中で話す事はほとんどない。
霊魂に関する魔法で味方を治癒し、各地の魂を使役する。
余談であるがAmata(アマタ)はラテン語で【愛されし者】という意味を持つ。
また古代インド語(パーリ語)でもAmataは【不死・不滅】の意味を持つ言葉でもある。
(サンスクリット語では不死の霊薬でお馴染みのamrta(アムリタ)も同じ意味を持つ)
ストーリーを一通り理解した後に再認識すると、中々に味わい深いデフォルトネームである。
:聖人|
聖人の儀式を行ったアレフレッドの中に入った異界からの魂。
&color(white){メタ的な視点で言えば、異界の魂とはプレイヤーの事なのかもしれない。}
アレフレッドの体の支配権を徐々に奪い取っていく。最後には完全に支配権を奪いアレフレッドの魂を追い出すはずだった。
カノンの柩でアレフレッドの体からパペットに移され、雪の山中で死亡するが、エメルダによって復活する。
世のため人のために尽くし、自分の不利益を顧みない姿はまさしく聖人である。アズランは次の王と見込み復活の儀式を行った。
人々に尽くす奉仕的な活動や友人の裏切りに絶望する様は一見人格者のそれであるが、奇跡を用いて人々を救う一方で、激増した巡礼者への対応で限界を超えた教会側の負担には目もくれず、奇跡の行使に必要なソウルの補充に夥しい量の人間を犠牲にしているなど、その実態にはかなりの異常性が目立つ。
アルフレッドが「聖人の時間」と称するように完全に独立した人格を持っているのだが、あくまでも記憶はアルフレッドと同一であり、[[主人公]]が作中で集めていく記憶はアルフレッドの足跡を淡々と記録したものになる…
…のだが、非常に重要な部分(パペットへの分離前後)において事実と全く違う形で「記憶」しており、真実を知らないプレイヤーは彼のことを「元の体を追い出されたアルフレッド」だと思い込んでしまうようになっている。
:アレフレッド&aname(アレフレッド)|
人間と異種の混血。[[主人公]](聖人)の元の体の主人格。
[[ミルトン]]出身の貴族で、西の廃屋敷が実家である。
父(マルカ)を頼りなく思っており、母(ウルダ)には捨てられたと思い込んでいた。
マルカは武門の出らしく、アレフレッドも武術の稽古に励んでいた([[主人公]]が多くの武具を装備できる理由?)が、体格面での成長が乏しかったために見切りをつけ、才能のある魔術の方を学んでいった。
セナの魔術学院では[[バルロック]]の弟子だった。父と良好な関係を築けなかった為か自分を受け入れてくれた[[バルロック]]の弟子である事に自分の居場所を見出していた。しかし[[バルロック]]がアズランの命で錬金術協会と共同研究し始めるもそれをくだらない物と見なし失望した。
学院では混血による特異体質に目を付けられ、他生徒からかなり陰湿で悪質な苛めを受けていた。(家族仲の不和とこの学院でのイジメによってアレフレッドの人格は歪み始める)
自らの才能に疑問を抱き、生い立ちを知ったことでルーツを探るためマージ教会に入団する。(バビロンからの誘導もあったが)
そして古書院や古代遺跡の調査中、目的であった混血のみが扱えるという禁術「聖人の儀式」の方法を見つけると。教会で知り合った友人セドリックの協力で儀式を行い聖人となる。[[主人公]]が魂を操る禁術(回復魔法)が使えるのはこのためである。
やがて彼は「奇跡の男」とも呼ばれ、マージ教会のなかで「王」ともいえるほどの地位と権力を手にする。
しかし聖人となった代償に体は醜く枯れ果て、勝手な行動をする「聖人の人格」が段々と体を支配するようになる。
アズランがその正体に疑問を抱いてた時、人が変わってしまったような友人を助けてもらえないかとセドリック(とロペオ)が密告。[[ミルトン]]に連行され、カノンの柩に収監される。柩では肉体労働こそさせられなかったが、厳しい拷問を受けた。
後に、カノンの柩の第四層で、奇跡の力を利用して異種を計画的に生産する実験に参加させられる。
「聖人」は実験に協力的だったが、「アレフレッド」は反抗的だった。
「崩壊の記憶」ではあたかもアレフレッドが「新たな人格」であるかのように書かれているが「記憶」の記述は聖人が都合よく捻じ曲げたものであるため事実とは異なる。
聖人に王国の未来を見出したアズランにより、ホムンクルス(パぺット)に聖人の人格の移植が行われた。これによって聖人の人格を吹き込んだホムンクルス532号とアレフレッドの残る本体に肉体的にも分裂する。
聖人が抜けたアレフレッドは聖人に薬を打ちカノンの柩で反乱を起こす。棺の異種を率いてカノンを脱出すると周辺諸国を侵略しラーガ帝国を興して帝王となった。カノン王国を襲撃。アズラン、[[バルロック]]は放魔で対抗し[[ミルトン]]は滅ぶことになる。
聖人はその後抜け道の先の雪原で死亡したが、エメラダの聖人復活の儀式によって魂([[スピリット]])をホムンクルス530号に封じられゲーム開始時に至る。
「聖人」の記憶ではあたかも王国を守る使命感に燃えていたかのように見えるが「聖人の持つ力」を欲していただけというのが実態のようだ。
親との不和や学院内でのイジメ等の影響で幼少のころから強い上昇志向を持ち強欲で傲岸不遜。極めつけに仲間の裏切りとアズランからの拷問によって復讐心と支配欲に満たされラーガ帝国を建国すると周辺諸国を侵略、祖国カノンを侵略する際には故郷[[ミルトン]]をも滅ぼす。一部キャラクター達からは狂気の帝王と呼ばれている。
聖人との融合後、アズラン撃破~ラズィア撃破を経て彼の心にも変化が…。
**スピリット
:[[カザッフ]]|
海賊船長。元[[ミルトン]]自警団の兵士。
戦死した黒騎士の父を疎ましく思い、荒れてた若い頃は柄の悪い人間と付き合いがあった。
後に[[メティス>人名辞典#メティス]]と結婚するが夫婦仲は冷え切っており、メティスはマージ教会の教えと幻覚剤に溺れる。
離婚が決まり娘(ベルナルト)の親権は[[カザッフ]]が取ったものの、妻が娘を連れて逃亡し行方不明に。
全てを忘れるために[[ミルトン]]の自警団で兵士としての職務に励んでいた(他の団員や元同僚の騎士曰く優秀だったらしい)。
ある日、娘はマージ教会の海岸巫女になっているらしいとの情報を得る。
元の不良仲間の伝手を使って、海岸巫女と唯一接触できる海賊になる。
そして海岸巫女の秘密を探るうち、船をクラーケンに襲われ死亡。
: [[アイーシャ]]|
炎の魔術を操る処刑人。シレンス(死刑執行人の村)出身。
死者が魔物化するがゆえの「二度殺し」に疑問を持っていた。
しかし、「二度殺し」は魔物から魔石を得て悪魔と取引するためのものであり、[[アイーシャ]]の考えは死刑執行を取り仕切る三兄弟からは疎まれていた。
彼女の親友であるレナが三兄弟の[[悪魔取引]]を目撃し、放火の濡れ衣で処刑され、[[アイーシャ]]はその執行と二度殺しをさせられた。
それが決め手となり、火葬の術を得るため異端技師と接触。異種の洞窟に赴いてる際に異種狩りに巻き込まれ、黒騎士に殺され死亡。
:[[ファウナ]]|
槍使いの魔物狩り。イシュトール出身。
悪魔と取引し、以後魔石を集めるため「魔物狩り」となり[[ミルトン]]自警団に入団。
活躍を評価されマルカ率いる異種狩り隊への推薦を受ける。
それから同様に魔石を得る為「異種狩り」となる(異種も体内に魔石があるから)。
異種の洞窟にて、異種達を無我夢中に殺してるうちに力を使い果たし、電撃を使う異種(おそらくジェネ)に隙をつかれて死亡。
:[[ヴァン]]|
ダーカス出身。異種の二刀流剣士。
血の不足する一族を救うため吸血に寄らない血の調達方法を模索する。
革新派であるが故「異端者」と呼ばれる者(ジェネ)達と関わりを持ち、自身も「異端者」となる。
ジェネからワインを醸造する方法を教わり、後にワインと同量の血を人間と取引する方法をとるようになる。
が、伝統に固執する同族から「間引か」れ、死亡。
:[[ゲイル]]|
アルカム出身。一般人。
父親は王国騎士だったが、ある日を境に行方不明になった。
父の同僚だったセスターから見ると、[[ゲイル]]は騎士になれる素質が十分にあった模様。
だが争い事は好みではなく、母親の営む食堂を手伝っており、将来は店を継ごうと考えていた。
巡礼の森で妹とキノコ狩りをしている際に「放魔」に巻き込まれ、凶暴化したゴブリンによって自身は全身火傷、妹は死亡。
その後、妹に起きた悲劇を繰り返さないために、人助けをしながら王国内を旅し
そして「霧」の正体を探るため大魔術師[[バルロック]]の足跡を追うが、工房の罠で死亡。
:ルピ|
盗賊(黒狼団)団長。天性の雷魔法使い。
アルカムの孤児として盗賊団に入り、やがて自身で孤児のみによって構成される「黒狼団」を結成。
が、罠にはまり、前の盗賊団仲間に殺される(アルカムで殺されているため、犯人はおそらく存命)。
出生は王国医療協会で生み出された狼のソウルと竜(トール)の血を混ぜたホムンクルス。
と考えられるが、本人はそのことを死んだ今でも知らない(トールの血溜りへの反応を見るに、薄々勘づいてはいる)。
:[[ナオミ]]|
オータス出身。親友のロメリアがカノン王国に留学することになった姉のトレリアを追う事に。
[[ナオミ]]もまたロメリアといっしょにカノン調査部隊に入りルクルーペを「村」として偽装するための薬屋となる。
トレリアは錬金術会の長となっていたが、研究の過程で高濃度のソウルに晒され発狂。連絡が取れなくなる。
ロメリアはトレリアを追うが道中で死亡し魔物化。ロメリアを追っていた[[ナオミ]]は魔物化したロメリアに殺され死亡。
:[[ロザリンド]]|
イシュトール出身。若い頃から周囲の嫉妬が絶えないほどの巧みな弓使いだった。
王国の弓術大会に参加するが、観客席から飛んできた石で狙いがずれ、矢が王国の役人に直撃。
罪人にこそされなかったが、以後人生の歯車が狂う。
燻っていた所を防衛協会からスカウトされ暗殺者として生きることに。
が、標的が「悪」などではなく王国にとって邪魔なだけの罪なきものであったと知り、精神を病む。
最後の任務は教会の「聖人」を殺すことだった。
が、これまでの罪の意識から弓を引くことができず、仲間より後ろから斬られ(ロウの命令)て死亡。
:[[ダリア]]|
初めて[[スピリット]]が込められたホムンクルス(正確には旧型パペット)。
[[スピリット]]の元は五人の執行人ルドベックの娘ローズ。
カノンの柩で生まれ育ったが、反乱に乗じて部屋から出され脱走。
このとき瀕死の男性型ホムンクルス(恐らく生前の[[主人公]])を抜け道へ脱出させる手助けをしている。
脱走後カノン王国国内を彷徨い、ある日錬金術の共同実験所に辿り着く。
そこを故郷と直観した彼女は旧型の短い寿命が尽きるまでそこで過ごした。
:[[バクホリ]]|
アルカム出身。本名はジェイソン。
イシュトールで洞窟を掘る仕事(大魔術士ガラクーアが主導)をしていた。
が、海の道を発見、秘密を知ってしまったがゆえに狙われる。
アルカムに戻り真実を暴露しようとしたが、その道中でシュミットに襲われ死亡。
:[[クレスト]]|
[[ミルトン]]出身。アズランの息子だが、彼が6歳の時に母共々捨てられる。
父の正体を探るため王国魔術師の地位を目指す。
ラーガ帝国の襲撃によって母を失い途方に暮れていたが、異母妹(エメルダ)がマージ教会に入団したとの情報を得て彼女を追う。
エメルダの後を追い、マージ大聖堂へ向かったが、聖堂への道は封鎖されていた。
偶然見つけた海底洞窟からマージベルクへの侵入を試みるが、魔物に魔法を封じられ嬲り殺される。
:[[マカブレ]]|
アルカム出身。錬金術会の元幹部。アズランと同じく顔の左側に大きな傷を持つ。
病弱な身体だったため本の虫となり毒や薬学に詳しくなる。研究のため自らの体に毒を打ち込むうちに強靭な免疫を手に入れた。
錬金術会に入り[[状態異常]]の専門家となる。しかし王国との共同研究の結果トレリア会長が魔物化する事故が起き、洞窟での逃亡生活を余儀なくされる。
カノンの柩に関する端書を見つけ使命感に駆られ真実を追うが、道中で未知の疫病に侵され死亡。
:セラ|
イシュトール出身。母親はマージの狂信者。
剣闘士としてアルカムのはずれにある闘技場で名を馳せるが、貴族との試合で事故が起こり殺してしまう。
(この殺してしまった貴族は、エカテリナの父だった可能性がある。
[[ミルトン]]の落ちぶれた貴族の家で、エカテリナの親が闘技場に参加しているという情報が聞ける)
犯罪者としてカノンの柩に送られ、過酷な労働によって異種となる。
その後はメルヴァで長らく過ごしていたが、食糧(死体)が尽き死亡。
:[[リーサ]]|
アルカム出身。魔術師の姉がいるらしい(本編に登場してない?)。
ダイダロスの工房で武器職人を目指すが、任されたのは試し斬りの仕事ばかりだった。
魔物を殺せば魔石が手に入り、悪魔と取引ができる。「放魔」の際にも「稼ぎ時」と認識し避難勧告を無視。
やがて正気を失った仲間、ドットに殺され魔石を奪われ死亡。
:[[ボルド]]|
オータス出身。
調査部隊に同行しカノン王国へ。ルクルーペで鍛冶屋を営む。
やがて部隊が撤退したが、帰国せず[[ミルトン]]で鍛冶屋を続けることに。
ある日、貴族(エカテリナの父)よりドラゴンの鱗で武具をつくってほしいと依頼され、ドラゴンを追い雷光峰へ。
その道中で親切な男(ゴブリン狩りのエド)に騙され、魔石を奪われ死亡。
:[[バルロック>スピリット#バルロック]]|
[[主人公]]の元先生にしてカノン王国最重要人物の一人。誰もが認める大魔術師であり、国の為人の為働き続けて来た。竜喰らいの魔女リアードと竜殺しの英雄ジークの子であり、[[サーシャ]]の父。レド出身で300年を生きている。
リアードがメドラに敗れ伏竜殿に封印され、セナに連れられ[[ミルトン]]へ。
やがて「大魔術師」と呼ばれるほどの魔術師となり、多種多様なアーティファクトを制作した。
先王の死後、魔術学院の教授から王国魔術師となり、[[湿地帯]]の錬金術会と協力し研究を進める。
が、ソウルの扱いを誤った結果の魔物大量発生の事故が起こり、以後は自身の地下研究室に籠る。
しばらくしてカノンの棺での反乱を知り、ラーガ帝国の侵略に備えるため再び王国魔術師に。
予測通り侵略してきたラーガ帝国に対し放魔の契約を執り行い対抗する。契約の代価に莫大な寿命が必要であった。我先に寿命を捧げようとする魔術師達を抑え、その全てを自身の寿命で支払う。そしてなぜかネズミのような外見となり、残った寿命もネズミ程度であった。(防衛協会の残留思念によると、あと700年は生きられるはずだった。)
隠れ家の下水道で度々ネズミに悩まされ、嫌っていた[[バルロック]]に対して痛烈な皮肉のような仕打ちであると言える。
(ちなみに[[バルロック]]が寿命を捧げた相手は悪魔ではなく魔女帝ラズィアである)
その後、異種の洞窟にある自身の研究室で寿命を迎え死亡。
:[[サーシャ]]|
[[ミルトン]]出身。[[バルロック]]の娘であり魔術学院に通っていた。母は自警団の給仕係。竜の血がもたらす力と激情を持て余している。
学院に飛び級してきたいけ好かない男([[クレスト]])に数か月で成績トップの座を奪われ自分を見失う。
異変に気付いた父の「世界の役立つことを考えなさい」という言葉を心の拠り所とし、母の勧めに従い自警団の支援魔術師となる。
ラーガ帝国の侵略に最期まで抵抗し、命を燃やして支援魔法を使い続け奮戦するが最後には力尽き死亡。
**主人公関係者
***友人
:セドリック|
[[主人公]](アレフレッド)の友人。教会魔術師。愚鈍な男、無口な男などと呼ばれる。
聖人となり苦しむアレフレッドを救うため王国摂政アズランに相談するが、結果として最悪の事態となったためそのことを後悔し発狂した。
末路については明示されていないが、海の道を守るクラーケンとなった可能性が示唆されている。
「悲哀の記憶」「無口な男の記憶」に登場。[[海岸洞窟]]の祠に手記を残した部屋がある。
:ロペオ|
[[主人公]](アレフレッド)の魔術学院時代の友人。
異種を研究するためマージ教会との関係を取り持とうとしていた。
嫉妬等もありセドリックと共にアレフレッドを告発する
しかし、異種研究が禁術研究とされ彼自身も投獄される。
カノンの柩で異種化、後に魔物となっている。
「悲哀の記憶」に登場。
***王国
:アズラン&aname(アズラン)|
王国摂政。顔に縦の傷がある(傷をつけたのは当時反乱組織に居たセスター。)
王族の血が途絶えてしまったカノン王国の興隆のために尽力している。
先王の肝いりで摂政に指名されると様々な政策を打ち出し実行していく。
・体が崩れてゆく王子の為[[バルロック]]を王国魔術師に任命、[[湿地帯]]の錬金術研究所にてホムンクルスの研究を進める。この時点では理性のない魔物しか作れなかった。
・更なる研究の為人々に秘匿された異種の洞窟奥にカノンの柩を建造した。ここでは強い魂([[スピリット]])を持つ人間を選別し異種を作り出す実験に成功。またカノンの柩では利用価値のある犯罪者(主人公やロペオ)をカノンの棺第四層に閉じ込め、彼らの持つ情報を集めた。聖人から[[スピリット]]について学ぶとホムンクルスの制作に成功した。
・カノン王国の先王は異種を迫害していたが、アズランは異種の持つ能力を利用しようと融和政策を取っている。異種の里の中で女王の資格を持ち先王ウルダに不満を持つカーミラと手を組み、彼女との間に異種と人間の混血エメルダを成す。その後カーミラと共謀し、成長したエメルダにウルダを殺させ、カーミラを新女王に即位させる。
・エメルダを犠牲に聖人復活の儀式を行い、聖人を次の王するとともに帝王アレフレッドを殺害しようとする。
しかし彼の強引な政策は様々な失敗も生んでいる。
・錬金術会は事故によって大量の魔物が発生し[[湿地帯]]の放棄を余儀なくされる。
・カノンの柩では聖人の元人格アレフレッドが誕生した異種たちを率いて反乱を起こしカノン王国から脱出してしまう。その後アレフレッドは仲間たちと共にラーガ帝国の帝王となりカノン王国を侵略した。
・侵略に対して魔素の大穴を開け(放魔)魔物を解き放つ事で対抗し王国は魔物だらけの地獄と化した。
・聖人復活の儀式は真ENDでは失敗する。聖人はアレフレッドとの融合を望み、帝王としては無力化に成功したものの殺害には至らなかった。悪魔に自身の全てを捧げアレフレッドと戦うが敵わず死亡する。
非常に冷酷で彼の行った事は外道の極だが、王国・王族への忠誠心は本物。
一切の情が無いように思えるが、彼の残した手記にはエメルダやゴードンの身を案じる内容の物がある。
前妻に対しても、彼女の手記によると、放魔が始まる前に「学院を捨て、アルカムに逃げろ」と手紙を送ってたりもする。
またカーミラに対しては「女狐」と呼んで蔑んではいるが、自分亡き後のエメルダやゴードンの身を任せても良いと思うくらいには信頼はあった模様。
また前妻である[[クレスト]]の母の形見だったボロボロのリボンと
エメルダのリボンの意匠が同じなので、これらはアズラン手製のアーティファクトの可能性がある。
:エメルダ|
アズランと異種女王カーミラの娘。異種との混血(目が赤い)。
混血による力で禁術儀式を行い、そして[[主人公]]の魂を呼び出し、復活させようとする。
ストーリー進行上どうしても手にかける必要が出てきてしまうが、どちらにせよ「復活の儀式」はソウルを大きく消耗するため先は長くなかった。
[[先代異種の女王ウルダ>人名辞典#ウルダ]]殺害の実行犯(手引きはアズランとカーミラによるもの)。
マージベルクの隠れ家にある日誌を見るに、父や母と違い真っ当な感性をしていた模様。
しかし腹違いの兄である[[クレスト]]が見るに「親からの愛情を求めていた」ため、父と母に逆らえなかったと思われる。
:ゴードン/G-0184|
アズランの側近。聖人の手で[[スピリット]]を込められ、さらに異種化したホムンクルスの完成形。
幻影を操る能力で偵察任務を行う。
主に極めて忠実で、アズランからエメルダに並ぶほどの信頼を得て重用されていた。
&aname(マルカ)
***両親
:マルカ|
アレフレッドの父。[[ミルトン]]の貴族。
先王ルドルフ時代の異種狩り隊の隊長。ルクルーペの古い砦を拠点に活動していた。
[[湿地帯]]で当時のダーカス女王ウルダに命を救われ、異種狩りに疑問を抱き先王を説得し異種狩りを中止させた。
後にウルダと結ばれアレフレッドが誕生する。
部下達からは慕われていたものの、家庭内では不器用な性質らしく、息子と良好な関係を築けなかった模様。
ウルダが行方不明となったためダーカス地下墓地に侵入、死亡し、現在は魔物「マルカ・デス」となっている。
cf.異種の里のランナル 土葬場の日誌
&aname(ウルダ)
:ウルダ|
アレフレッドの母。異種。
ダーカスの先代女王だったが、カーミラとアズランの手引きによりエメルダに暗殺された。
女王としての責務を果たすため、マルカとアレフレッドとは離れて暮らさざるを得ず、
そのため、アレフレッドからは「捨てられた」と思い込まれている。
***その他
:バビロン|
半魔の長。魂の間に登場するチュートリアルキャラだが、ストーリーにも大きくかかわる重要人物でもある。
元は人間であり、アレフレッドとは同期の魔術学院の学生であり、混血でもある。
彼自身は「悪魔となる手段」を模索しており、そのためには聖人の誕生が必要であると悪魔と取引を受ける。
アレフレッドに聖人の儀式について唆したのは彼である。
結果、彼は悪魔の力を手に入れ半魔となる。
また、聖人蘇生の儀式を執り行ったのも彼である。
**魔女
:ラズィア|
魔女帝。妙齢の美女の姿をしており、その立ち振る舞いや言動は慈母を彷彿とさせる。
[[主人公]]に対しても、その歩んできた苦難の道程を憂い、労わるように接する。
しかしその実態は非常に傲慢な、最も古き魔女。魔女は自身の寿命を取引によって収集する。
そして彼女は魔女の中でも際立って長い年月を生きている。(死刑執行村シレンスで悪魔を偽って行っていた取引もその一例)
また、レジテニーヌを聖人化させたのは彼女である。
悪魔の道具である己の在り方に不満を覚え、密かに陰謀を巡らせていた。
その一環として聖人の[[スピリット]]を手土産に魔界での地位を向上させようとしている。
放魔の契約を独断で執り行っていたのも彼女であり、悪魔にとっては取引相手である人間がいなくなってしまうため迷惑極まるものだった。
取引によってさまざまな姿を持っており、真の姿を知る者は腹心のカトリーヌと魔大公アラムしかいなかった。
:カトリーヌ|
老婆の姿をした魔女。魔女村で最も年老いた魔女を自称(ラズィア撃破後にそれは嘘だった事がわかるが)。
[[主人公]]に対し、「地上に降り立った三魔女を、苦しみから解放させるために殺して欲しい」と依頼する。
しかしそれは偽りで、真実はラズィアの計画に支障が出ないように、反逆の芽を摘むための謀略だった。
彼女の実態は、ラズィアによって寿命を分け与えられた古き魔女(ラズィアよりは若い)。
ラズィアの悪魔達への思い、野望と計画、その心の内を打ち明けられていた。
寿命による「死」を恐れ、命を与えてくれるラズィアに服従していたが
ラズィアが撃破された後は、「終わり」が近づいて来た事にむしろ安堵すら覚えていた。
:リアード|
暗黒時代にあったカノン王国を救うため派遣された三魔女の長女。[[バルロック]]の母。
[[悪魔取引]]によって得た食糧をレドの住民に分け与え、「聖女」と呼ばれ親しまれる。
レドの英雄ジークフリートを唆し双頭竜ゴリアスを討伐、その血を奪い「炎の魔法」を得る。
そしてジークとの間に[[バルロック]]が産まれた。
その後、豹変したようにレドを襲撃し支配する。
これは悪魔に反旗を翻そうとする「母」ラズィアを止めるための戦力を確保するための行動だった。
ただし、妹達には負担を背負わせたくなく、そのことを告げずにいたためメドラと対立。
伏竜殿の奥深くに封印される。
カノン王国の真の最終手段であり、全くその思想行動は不明であったが常に封印は解けるようにはしてあった。実際のところカノン王国の発展は彼女の使命であり協力した可能性は高い。
:メドラ|
三魔女の次女。
双頭竜ゴリアスの「氷の魔法」を得る。
突如レドを襲い事情を話さないリアードと対立し、彼女を封印した。
その後、彼女もまたレドを支配し、辺り一帯を吹雪で覆い尽くす。
真意は不明だが、[[悪魔取引]]によって食糧を得る方法には限界があったこと
レドの住民がそれに甘えてしまったため彼らを新天地へ巣立ちさせるための行動だったのではないかと思われる。
彼女もまた人間にとっては「悪役」となってしまったため、自身をレド城に封印し、すべての三女のセナに託す。
彼女の氷の魔法は、アズランの祖先等の極一部の人間にしか伝えられていない。
なのでカノン王国では使い手があまりいない、珍しい魔法になっている。
:セナ|
三魔女の三女。[[バルロック]]の師。
レドの民を引き連れ大雪原を越え、新天地へと導き、現在のカノンの礎を築いた。
魔術学院の学長。人々に魔法を伝える責務に従事する。
恐怖に抗う術として魔術を広めるため魔術学院を創立した。
リアードから炎の魔法を、トールから雷の魔法を与えられており
結果、カノン王国に炎と雷の魔法の使い手が多い遠因ともなっていると推測できる。
放魔の影響は彼女には厳しかったらしく魔術学院奥で静かに狂っている。
:エウドキア|
リアードら姉妹の四女だが、生まれた時期が異なるのかレドには向かっていない。
アレフレッドの聖人の契約を執り行っていた。
彼女が産み出された時点でレジテニーヌの魂が摩耗してしまっていたため、完全な形になれず、顔の半分が崩れてしまっている。
**その他
***オータス出身者
:ロメリア|
オータス出身。カノン王国に留学した姉トレリアを追って、親友の[[ナオミ]]と共に調査部隊に入った。
姉に対して愛憎嫉妬が入り混じった複雑な感情を抱いていた。
行方不明の姉を探すうちに魔物化し[[ナオミ]]を殺害。
:トレリア|
オータス出身。ロメリアの姉。
非常に優秀で、身体能力・知能共に優れ、他国出身ながら錬金術会の長にまでなる。
実験の過程で高濃度のソウルに晒され発狂。その後魔物化した。
***教会関係者
:ヘルベルト|
マージ教会海岸巫女のリーダー。
最後の海岸巫女としてセドリックと共に[[海岸洞窟]]を守っていたが次第に我を失っていった。
結果的には聖人が訪れるまで祠を守り抜き使命を成し遂げた。
セラとはイシュトール時代の友人で、洗礼前の名前はエレナだった。
:ベルナルト|
[[カザッフ]]の娘。母親のメティスと共に行方不明になり、紆余曲折を経て海岸巫女へ。
洗礼名は当時世話係をしていたヘルベルトが決めたらしい(大聖堂:第二回廊の残留思念より)。
地下都市への洞穴開通のため古代魔術で蜘蛛の魔物となった。
:メティス&aname(メティス)|
幻覚剤に溺れた[[カザッフ]]の妻。
幻覚剤の中毒症状を治すため教会に接触するが、娘は教会に引き取られ彼女自身は海岸を彷徨い死亡した。
:バリーバリー|
元[[バルロック]]の弟子。その後古書院の司書となる。放魔によって魔物だらけになった古書院と遺跡を封印するも、自身も魔物と化す。
[[バルロック]]によると、[[悪魔取引]]が蔓延しているカノン王国を憂いていたらしい。
:ブリューサ|
マージ教会の設立者。また古書院にその名を冠する。
ブリューサの名がついた、杖やアーティファクトがいくつか見受けられる。
***異種
:カーミラ|
ダーカスの現女王。エメルダの実母。
アズランと共謀し先代女王ウルダを暗殺し今の地位を得る。
アレフレッドにとっての仇である。
:ジェネ|
ダーカスの異端者。様々な物を創った異端技師。
吸血によらない血の調達方法を求めた。
マナの実からワインの醸造、骨も残さない火葬技術などを開発した。
後に魔に侵され、狂い、魔物と化した。
:ヴァケル|
ダーカスの異端者。墓守であり火葬者。
土葬場がゾンビと疫病塗れとなったが為、土葬に限界を感じジェネと協力し火葬技術を開発する。
後に[[アイーシャ]]にその火葬技術を伝授する。
:ノイン|
(恐らく)カノン王国の罪人。異種化に成功し後天的に異種となった。
セラ同様にアレフレッドの反乱に加担しなかった。
廃墟となったメルヴァの片隅で1人静かに暮らしている。
:エピデミア|
カノン王国の罪人。本名不明。極めて危険な幻覚剤の密売で捕まり
カノンの柩三層の牢屋に入れられていた。
彼が隠し持っていた薬を、聖人と分離したアレフレッドが生前の[[主人公]](聖人人格を移植されたパペット)に使用した事で、後に[[主人公]]が死ぬ原因となる。
残留思念のグラフィックから推測するに、恐らく異種化に成功している。
:ダイダロス|
著名な鍛冶師。魔工房を構え多くの弟子を取っていた。
その実態は地上の異種として隠れ潜みながら、[[禁忌取引]]によって魔武具を創る臆病な男だった。
[[主人公]]訪問時は目を閉じ赤目を隠している。
[[バルロック]]にとある役割を託されている。
実は7代目である。
***死刑執行村
:レルミット|
死刑執行村の首領の息子達、通称【三兄弟】の一人。
彼らは死刑が廃止され各王国機関に転向した。
[[ミルトン]]自警団団長。放魔の影響で魔物化した。
:シュミット|
死刑執行村の【三兄弟】の一人
医療協会に転属し、その後王国防衛協会に転属。[[バクホリ]]を殺害。
放魔の霧の中で魔物を斬る悦びに自我を失い魔物化。
:ジャミット|
死刑執行村の【三兄弟】の一人。
カノン計画のために再結成された黒騎士(正式名は王国特殊部隊)に転属。
地下施設(カノンの柩だけでなく罪人の坑道やメルヴァも含む?)の罪人管理をしていたらしい。
ダーカスの土葬場で魔物化。
:アルバート|
悪魔の力を宿した五人の最後の執行人の一人
悪名高い元海賊。
悪魔に選ばれ、半魔となって今は半魔の領域にいる。
エカテリナ曰く義理堅い男との事。
:アンドレ|
悪魔の力を宿した五人の最後の執行人の一人。
元異種狩り隊で[[ファウナ]]の友人だった。
[[ファウナ]]と親しかったため、教えて貰ったのか彼女と同じ槍技を使う。
人間性を否定したくがないために、ルドベックの頭骨を引き取り、保管した。
:セスター|
悪魔の力を宿した五人の最後の執行人の一人。
もとは王国騎士で、先王の死後、王国の継承を巡りアズランに反旗を翻した。
アズランの顔の傷は彼がつけたもの。
処刑されるはずだったが最後の執行人となることで免罪される。
[[ゲイル]]とはアルカムにいたころ知り合いで親しい間柄だったようだ。
シレンスを守るように魔物化している。
:エカテリナ|
悪魔の力を宿した五人の最後の執行人の一人
反乱組織に手を貸した疑いで地位を奪われた貴族の娘。
家を出て、死刑執行村に辿り着き執行人となる。
ちなみに[[ボルド]]にドラゴンの武具をつくるよう依頼したのが彼女の父である。
シレンスの死体置き場で魔物化している。
:ルドべック|
悪魔の力を宿した五人の最後の執行人の一人。
[[ダリア]]の[[スピリット]]の元となったローズの父親。
元は病床の身だったが、マージベルクでの聖人の奇跡で完治する。
しかし娘とは今生の別れとなった。
流れに流れてシレンスでの最後の執行人の一人になるが
段々と仕事の異常さに疑問を抱き、ある日【三兄弟】に騙されていた事に気付く。
世間に真実を公表しようとするも、アルバート以外の仲間達に粛清される。
アルバート同様素質があったのか、半魔化していた模様。
ラズィアを捕らえる核となる半魔の髑髏の元。
***防衛協会
:守護者ザリア|
セナの血を与えられた重装歩兵の隊長。極めて大柄な女性。
[[湿地帯]]の事故の際、魔物討伐で活躍した事により昇進。
増し続ける責任の重圧に彼女は耐えられず、新たな力を求め続けて半魔となった。
[[ダリア]]が見るに「身体が肥大化するアーティファクトが体に埋め込まれている」との事。
:大魔術士ガラクーア|
レドの地にて王の側近として仕えた家系の末裔の1人。
分家ゆえに王族とのかかわりは少なかったが
教会の追求など、王国存続に必要な重要任務の指揮を取っていた。
イシュトールの崖のトンネル工事も主導しており、機密保持のため[[バクホリ]]の仕事仲間を殺し
シュミットに[[バクホリ]]を殺すよう命令した人物である。
:暗殺者ロウ|
元ダイダロスの魔工房の試し切り人。
工房に調査が入った際に、その異常性と冷酷さがアズランに見い出され、暗殺者に。
己の快楽のために悪魔と契約した。
[[ロザリンド]]を切り捨て死なせた張本人。
また元同僚の[[リーサ]]からは「武器の暴力性しか追求しない男」として蛇蝎の如く嫌われている。
***カノン王国
:ルドルフ|
先王。異種に対し強い嫌悪感を持っており、黒騎士団を結成し異種狩りを命じていた。死後、遺骸を7つに分け埋葬させた。
:リアム|
幼くして病床に伏せ醜く体が変形する。今では袋詰めの食料で世話される畜生の類
原因は、先祖であるレジテニーヌが1000年前、異種を倒すために悪魔から武器をもらう契約(代償は彼の血脈が1000年後に途絶える事)をした為。
最期まで「王」であり、今でも名ばかりではあるが王である。死期を悟ってからは摂政(アズラン)に全てを託し、
王国の象徴であるカノンズクロン城に身を潜めた。
:サミュエル|
先王の時代の暗殺部隊の隊長([[ロザリンド]]の上司だった)。
年経てからは、若き王の付き人となり、良き理解者だった。
帝国の脅威に備え、老いた体を竜人化し、王の護衛となる。
竜人化しても、強い意志のせいか高い理性を維持している。
その剣捌きは[[ロザリンド]]から見ても「現役の頃と全く変わらない」鋭さを持つ。
[[ロザリンド]]曰く「こいつから与えられる仕事はキツくて辛いのが多かった」との事。
***レド
:ジークフリート|
竜殺しの英雄。[[バルロック]]の父親。
レドの街で一番の武芸者だったため、リアードに唆され双頭竜ゴリアスを打ち倒す。
その後、ラズィアを罠にはめる為の下準備の一環として、半魔にさせられる。
リアードとの子である[[バルロック]]がいるが、リアードがジークに対してどんな感情を持っていたかは定かではない。
しかしバトル中のセリフから、ジークはリアードの事を大切に思っている事が察せられる。
:アンローダ|
巨体の竜人。元々はその巨体を生かして、神殿建設素材の運搬等を担当していたが
その役目が終わってからは、失敗作の竜人を喰らって始末する役目を与えられた。
人間だった頃は「ローダ」と呼ばれていたらしく(伏竜殿での残留思念より)
友を喰らった時に、わずかに残っていた理性から精神が崩壊。
リアードすら手に余る怪物と化した。
***古代
:レジテニーヌ|
黄金時代の聖人。異種と人間との混血。
「古き海の民」古代異種の支配から人間を解放した。
神、すなわち「紅蓮の赤竜ヴァルガ」を失った古代王国に新たな秩序をもたらすため聖人となった。
が、その実態はあらゆる負の心を塗りつぶし人格を乗っ取ってしまうものであった。
彼は自分を失っていく恐怖にひどく苦しむことになる。
古代遺跡の最奥にて亡骸が魔物となっている。
その魂は、魔界で悪魔の体を与えられた後、繁殖池で魔女を生み出すために千年近く酷使され続けている。
リアード、メドラ、セナ、エウドキアの四人の魔女は彼から産まれた。
:セレン|
「古き海の民(ダーカス)」古代異種において、竜と対話する巫女であった女性。
彼女の血筋がウルダまで続いたものが、ダーカスの女王の血筋だった。
カーミラにとっては「レジテニーヌに負けた、王としてふさわしくない血筋」との事。
***悪魔
:魔大公アラム|
今作に登場する悪魔達の首領。カノン王国全土と[[悪魔取引]]できる魔界の座標一帯を支配している。
滅多な事で人を居住に招いたりはしない。
:ウタハティヴォトサ|
上級悪魔。聖人になる前のレジテニーヌと取引し、古代異種に打ち勝つための武器を与える。
結果、暗黒時代(カノン王国全土の人口が減少し、[[悪魔取引]]が激減した時代)を引き起こしたと半ば強引に罪に問われる。
そのため悪魔街の片隅に幽閉され、人間との取引すら禁じられ、命をすり減らしてる。
恐らくその体は、後の聖人の魂の入れ物として利用される事が繁殖池で示唆されている。
:夢喰いのハンナ|
マージ教会大聖堂を確実な崩壊へと導いた、異界の下級悪魔。
(下級悪魔である事は、武器「ハンナの大鎌」の説明から判明)
夢見る者の欲望の魔素を貪るために、人間を眠らせてから
まどろみの中で命を刈り取る。
マージ教会を潰すための聖人暗殺に失敗し、粛清された[[ロザリンド]]は
あっさりとマージ教会を崩壊に導いたハンナに対しやや複雑な思いを抱いた模様。
:貪り尽くす者|
異界で忌み嫌われている最悪の下級悪魔。
大量の質の悪い魔素を纏い、目に映るものをただ喰らうほど凄まじく凶暴。
メドラがレドの民をレド王国から追い出す時に、卑魔と契約し雪原の裂け目に召喚ゲートを作った。
下級悪魔ながら恐ろしいほどの強さを持ち、その力は魔女やドラゴンを凌駕している。
***魔物等
:統率者ババド|
(恐らく)元人間。ルピが元いた盗賊団の幹部だった。
魔物化し、オークのボスになった原因は不明(恐らく放魔の影響)だが。
ルピ曰く「きっと私みたいに責任から逃げ出して来た」との事。
:ゴブリン狩りのエド|
魔石目当てにゴブリンを専門的に狩っていた狩人。
自身の心の弱さを憎んでいたが、狩りの中で自らより弱い者を嬲り殺す快感に目覚め、魔物と化す。
竜の鱗を求めて、雷光峰を訪れた[[ボルド]]に協力する振りをし、油断した隙に殺害。
[[ボルド]]を殺した理由は「魔石を奪うため」。
***英雄・偉人
:タルカス|
古に、隣国の戦士達に恐れられていた冷血な英雄。
チリングメイス・アイスベルク(大盾)の持ち主だった。
:ゲルマ|
豪傑の英雄。自身の防御を省みないほどの猛者。
ゲルマの捻じれ斧の持ち主だった。
:ゴリアス|
古代王国の時代、双頭竜にあやかって同じ名を授けられた巨漢の騎士。番犬使い。
重鎧ガルガンチュアの持ち主だった。
:ケール|
地図職人。命知らずの地図書き。
魔女の大雪原にて、亡骸から地図職人の理智が入手できる。
***ドラゴン
:紅蓮のヴァルガ|
「古き海の民」古代異種から「神」と崇められていた竜。古き海の民に魔法を授けていた。
異種の巫女セレンを通じて人と対話していたが、レジテニーヌの反乱後は人との対話を止める。
その後はゲーム本編の雷光峰で、空を飛んでる姿が見られる(戦いを挑む事も出来る)。
:猛毒のヴァーカス|
低級竜と呼ばれていて、魔界でも厄介者扱いだった。なんと性別は女性。
クーデター成功後、ヴァルガが対話やめ、魔法を失いつつある古代カノン王国は彼女を召喚した。
ヴァルガと違い、誰とでも対話したが、彼女が教える魔法は「蜘蛛・毒・暗闇」と汚れたものだった。
ゲーム本編では古代遺跡:防衛の間の毒沼ゾーンで暴れまわっている。
魔界に追い返す事も出来る(初回のみ)し、再び防衛の間に召喚する事もできる。
:腐食のゾーラス|
レジテニーヌのクーデターから逃れたダーカス達は、悪魔の力を使い地下都市メルヴァを建設。
しかし時が経ち、土葬場がゾンビと魔物で溢れかえり、メルヴァでの生活に限界を覚え、浅層への移住を決意する。
移住する過程で出会ってしまったのが、全身が腐り果てた異形の竜「ゾーラス」である。
もはや神を必要としなかったダーカス達にとっては、共存不可能のただの厄介者でしかなかった。
そして多大なる犠牲を払い、地下墓地に封印する。
ゲーム本編でも戦いを挑め、見た目通り酸による攻撃を得意とする。
:双頭竜ゴリアス|
魔女が来るまでのレド王国で崇められていた竜。双頭であり炎と氷の魔法が使えた。
神殿が作られ、度々増築されたが、それでもレド王国の民とは対話はしなかった(出来なかった?)模様。
レドの英雄ジークフリートに殺され、リアードに炎の魔法を、メドラには氷の魔法を奪われる。
炎の魔法はリアードからセナにも分け与えられ、氷の魔法はメドラからアズランの先祖などの一部の人間に伝えられた。
伏竜殿の奥深くに、ゴリアスの死骸と思われる、巨大な二つの怪物の頭骨がある。
本編では戦えない。
また古代に、双頭竜にあやかって同じ名を授けられた、重鎧ガルガンチュアを纏う巨漢の英雄がいた。
:暴風のトール|
セナが対話を試みた竜。地上での安全と引き換えに、彼女に魔術(主に雷魔法)を教える。性別は女性。
繁殖欲(衝動?)のような物があるらしく、放魔後のカノンズクロン城は彼女の巣へと変貌した。
医療協会等にも自分の血肉をサンプルとして提供しており
その成果が兵士の異形化による身体強化、兵士の竜人化、ホムンクルスの改良(結果、ルピが生まれる)等である。
また彼女が産むドラゴンは、厳密にいうと次元をまたぐ本物のドラゴンではなく「出来損ない」のようなモノらしい。
王の部屋奥のカノンズクロンの丘で戦える他、次元をまたぎ、魔界塔にいる「異界のトール」とも戦える。
異界のトールは、暴風のトールと違い悍ましい見た目となっている。
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