同名の君主を区別するために付けられる通し番号。
ゴートⅧ世ゴート八世、ゴート8世)
トライトⅤ世(トライト五世、トライト5世)
などの数字(8,5)がこれにあたる。英語ではregnal number

ヨーロッパ、とくに西ヨーロッパではカトリック教会の影響で個人名(洗礼名)のパターンが少なかったうえ
日本の武士の通字のように嫡流で同じ名前を使いまわす習慣も珍しくなく、王侯・庶民を問わず名前がよく被っていた。
君主の場合は複合名のときに先頭部分のみを名乗りにするのが一般的であるため更に被る率は高い。
(例:フランス王ルイ16世はルイ・オーギュスト、ルイ17世はルイ・シャルル、ルイ18世はルイ・スタニスラス・グザヴィエ)
王侯の場合、元々はもっぱら綽名(善良王、肥満王、聖王など。英語だとepithet)で区別していたが、
中世末に教皇の区別に使われ始めた「世」が13-15世紀にかけ急速に普及、18世紀以降では中世以前の古い王侯も含めて通し番号で呼ぶのが一般的である。

現代でも使われているほか、庶民でも同姓同名の親子などがJr.Srで足りない時に3世、4世と続けるパターンもある。
また、王侯の場合は当主のみで数えるのが一般的だが、例外的にすべての成員で数える場合もある(ドイツ諸侯のロイス家にはハインリヒ72世がいる)
複数の君主号を持つ場合、称号によって数え方に差が生じる場合もある。
(神聖ローマ皇帝フリードリヒ3世はローマ王としてはフリードリヒ4世、オーストリア(大)公としてはフリードリヒ5世になる)

ファンタジーの小道具としては、もっぱらその家系の伝統や歴史の長さを表すために使われる。
つまりファーレントゥーガの場合、少なくともゴートⅧ世の前に
これらゴートと言う名前の君主が7人、トライトという名前の君主が5人いたことが確実視されるわけである。
ゴートⅠ世
ゴートⅡ世
ゴートⅢ世
ゴートⅣ世
ゴートⅤ世
ゴートⅥ世
ゴートⅦ世
トライトⅠ世
トライトⅡ世
トライトⅢ世
トライトⅣ世
トライトⅤ世※ゴートの父


オリシナでも採用例は多い。

  • アナザライズには出てこないね?ミーティアとかミーティア3世だったりするのかな -- 名無しさん (2024-12-12 11:25:23)
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最終更新:2024年12月12日 11:25