エリザベス:
海の神様、今日は私の言葉を少しだけ聞いてほしいのです。
私は・・・自分の生き方を忘れてしまったことに、夫を失って初めて気付きました。
誰のために生きるのでしょう。
何のために・・・。
こんなに海が広かったなんて・・・どれだけ探しても、何も見つからないのです。
もう・・・何年も経つのに・・・。
どなたですか?
シャークたち:
姐さんすみません、立ち聞きするつもりじゃ・・・。
エリザベス:
もう遅いですしお休みになってください、おそらく明日頃から戦争は激化します。
万全の準備をしましょう・・・私たちが生き残るために。
シャークたち:
わかりました、姐さんも無理をなさらずに休んでくださいね。
エリザベス:
生きるため・・・そうですね。
しっかりしなくては。
私は女王、私は私・・・私は王の伴侶、エリザベスなのですから。
ジョージ:
俺、行ってくるよ・・・あいつらのところに。
リヴァイアサン:
もう少しゆっくりしていけばいいのに、せっかちだねぇ。
ジョージ:
短い間だったが世話になったな、感謝している。
リヴァイアサン:
その身体、長くは持たないと思うから気を付けてね。
あと・・・
ジョージ:
委細承知!
また会おう、海の神よ!
リヴァイアサン:
あっ。
いっちゃったか・・・。
さよならジョージ、君のことは忘れないよ。
ジョージ:
・・・待たせたな。
シャークたち:
その声は、お頭!?
生きていたのか!!!!
ジョージ:
いろいろあったけどな・・・遅れてすまない。
エリザベス:
・・・。
ジョージ:
・・・エリザベス。
エリザベス:
・・・・・・信じておりました。
ジョージ:
かなわないな、お前には。
エリザベス:
ふふっ。
では、いきましょうか!
ジョージ:
ああ!
シャークたち:
なあお頭、いつものやらないのか?
ジョージ:
疲れてるんだよ!
今は肉が食いたい。
エリザベス:
我は海の王。
ジョージ:
・・・その手には乗らないぞ。
シャークたち:
ははははは!
シャークたち:
爆弾を飲み込むなんてお頭・・・何考えてんだ!!!!
腹食い破ってでも助けるからな!!!!
ジョージ:
お前ら全員南へ逃げろ!!!!
命令だ二度と振り返るな!!!
爆発しちまえばこの辺りの海は終わりだ…何も残らねえ!!!!!!
大丈夫俺は不死身だ、また必ず戻ってくる!!
シャークたち:
くそおおおおおお!!!!!!!
ジョージ:
ファイアガード!?
無駄だそんなもんお前も早く行け!!!!!
エリザベス:
嫌です!!!
私にはわかってます、このために戻ってきたのでしょう!?
人間の爆弾が私たちを滅ぼすことを知って・・・!
こうなったら身体ごと爆弾を凍らせます、
ウンディーネ!!
ジョージ:
無理だエリザベス、もう間に合わない・・・!!!
エリザベス:
そうです、帰ったらパーティをしましょう!
あなたがいない間にお友達もたくさんできたのです。
食べるだけ食べて騒いで、寝る時は歯磨きだけするんですよ、そうすれば私も何も言いません。
あなたはすぐ・・・
ジョージ:
エリザベス。
エリザベス:
なんでしょう?
ジョージ:
お前がいてくれてよかった。
エリザベス:
ふふっ。
私こそ。
- ファーレントゥーガのシステムを活かした、ファーレントゥーガのオリシナらしい掛け合いがいいね。じんわり来る -- 名無しさん (2023-10-17 00:04:50)
- ウソみたいだろ。サメなんだぜ。これ。 -- 名無しさん (2023-10-20 13:07:44)
最終更新:2023年10月20日 13:07