ノヴァの書 - ファイアーエムブレム用語辞典

ノヴァの書

トラキア776に登場する聖戦士の書の一つ。
18章の北西部にある宝箱から入手できる。
ノヴァの建国したレンスター城という、これまでの書の中でも最も縁が深い場所での入手と言えるだろう。

成長率補正は力30%・魔力－10%・速さ10%・幸運－5％・守備5％。
上昇合計は45%と全ての書の中で最大だが、低下合計も－15%と最大である。
少し前で手に入るブラギの書と合わせると、互いの短所を打ち消しあって良い感じの補正となる。

魔法系ユニットには力成長率の上昇に全くメリットがなく、要となる魔力の成長率も下げてしまうので、マージナイトなどの武器も使うクラスでない限りは持たせるべきではない。
一方で、本作は魔力が魔防を兼ねるというシステム上、物理系であっても魔力を重点的に育成したいと言うケースがあり、魔法系でなければ持ち得かというとそういうわけでもない。
幸運も5％とはいえ下がるのは気になるかもしれない。
不足しやすく重要性も高い力を大幅に上げられるのは間違いなく魅力的なのだが、微妙に使いづらさも感じる書である。
例外として、何故か魔力成長率が余りあるほどにあり力は貧弱なロナンは最大限この書を活用できる。
また、入手が遅いのもありがたみを感じづらい部分。
例えばロナンにしても加入が早いキャラなので、一軍に入れるならこの時点で既にレベルをかなり上げているということも多いだろう。

これを入手できる18章ではちょうどリーフの強制クラスチェンジがあり、必ずこの時点でレベル1からの再成長の機会が与えられる。
力の初期値が低く、成長率も並レベルの彼にとって、絶好のタイミングでの入手と言える。
ご先祖様のご加護をありがたく頂戴し、攻撃役としても立派に育成してあげたい。