ネタ8(オーバーロードパロ2)

フェリーシアロード

魔道士フェリーシアが次に考えたのは表舞台に出るためにゲスランド帝国を利用した領地割譲プランだった。
帝国からカッツエ平原を挟んだ反対側にカスドリア連合王国の都市ハンナハンナがある。
ここを分捕る算段だ。
すでに王国と帝国は毎年のように戦争をしており
今年も通常の規模かと思われたがフェリーシアが突如王国に宣戦布告したため
かつてない規模になった。

連合王国軍隊20万、帝国軍隊10万。
大差をもって始まったこの戦「先陣は私が拓く」とフェリーシアが宣言し
王国も負けてなるものかと7万の軍をフェリーシアに差し向けた。
王国戦団長「フェリーシアは雑魚だ。蹴散らせ」
「相手は単騎だぞ」
「やれーやれー」
ここでフェリーシアの大規模魔術がさく裂した。
「消えろtaka!」
呪文というより誓いの言葉を言い放つ。

するとあんだけ息巻いていた兵士たちがみな倒れてしまった。
騒然となる両軍。

帝国将軍が「フェリーシア様すばらしい魔法でした」というと
フェリーシアは「まだ終わりじゃない。いやむしろこれからが始まりだ」
「愚かなるものたちを贄(にえ)として召喚する異界の門ゲートオブハゲス。そこから召喚されるレイス。
果たしてどんなものか」
すると突如虚空より「門」が現れた。すると開き
兵士たちの死体を吸い込んだ。

すると大きな鎌を持った漆黒の化け物が5体現れた。
王国兵士「なんだレイスか」
兵士長「フェリーシアはレイス召喚をしただけではないか」
「全軍攻めろ!フェリーシアを討ち取れ!」

するとほどなく王国がレイスに攻め入った。残りの全軍だ。
レイスが鎌をふるった。
一師団が薙ぎ払われた。

フェリーシア「あれ?「先生」曰わくレイスの能力は歩兵5人分。5体いるから25人分」
「敵軍は7万を滅ぼされたとはいえ13万。近衛がいるから差し引いても10万はいる」
配下のエルフがこういう
「フェリーシア様、王国軍には並みの歩兵はいないんですよ」
フェリーシアは「ははは、そうだったな。」

帝国将軍がおびえながら「フェリーシア様これは」
フェリーシアはいう「レイスを強化して召喚する魔法だ」
「君たちの知るレイスよりは少々強いだけで実用性を実験したのだが敵が雑魚すぎて実験にもならん」

敵が面白いように薙ぎ払われた。
もういるのは担がれた国王と近衛だけだ。
それも一目散に逃げ去っていく。

フェリーシアは宣言する「喝采せよ!!!!」
「至高の力に喝采せよ!!」
エルフは「おお!」と拍手しだす。

次に帝国軍もやけくそになってか拍手と共に
「フェリーシア様に栄光あれ」
「素晴らしき魔道士フェリーシア様」
と喝采し始めた・・・・

内心「ここでこいつの機嫌を損ねると次に滅ぼされるのは帝国だ」と皆が思っていた。

ちなみに近衛がにげさったが王冠を被ったエルフだけが残っていた・・・・
最終更新:2018年10月07日 23:09