はっきしwikiでメインストーリーの改善案を提案していたのでそれにならったはいいけど
やっぱそろそろ害がひどいので終わらせたらどうですか?という提案。
エオルゼアに次々と起こる問題のうち蛮神顕現=神下ろしは大きな問題の一つだ。
しかしながらどこにいっても誰かしら神下ろしをしてしまう。
神下ろしこそ星=ハイデリンにダメージを与え続ける行為だ。
しかし生きていくうえで脅威があり
自らの力でどうにかできないなら生きていくための力とし蛮神は必要なものだ。
要するに単なる説得や交渉では神下ろしは止められない。
そのことを暁は理解しているのだろうか。
いやしていまい。彼らは同じようなことを延々と続け星に害悪をばらまいている。
なんとかせねばなるまい。
では暁を抹殺するか。
それはあの光の戦士が妨害するだろう。あいつは予想以上に厄介だ。
今までもそれを試みて成功したためしがない。
それならば光の戦士のなれの果て、負の感情、神下ろしとして最適な素材。
これらを使い次元圧壊を起こせないだろうか。
アシエンはそう考えた。
脳裏に一つの名が浮かぶ
フェリーシア・・・
古からある闇をつかさどる蛮神
あれこそメルファリアで猛威を振るいエオルゼアを去った光の戦士たちの負の感情を使って下せる神だ。
フェリーシアの手によりエオルゼアになんかしらの仕掛けが施されているのはアシエンも認識していた。
フェリーシアはアシエンが崇拝する絶対神ソディアークに従わぬゆえ敵対していたが
エオルゼアとメルファリアに次元圧壊を起こし滅ぼすことを目的としているフェリーシアとは
利害の一致もあるので交渉の余地がありと考えた。
またフェリーシアは光の戦士の負の感情を起こすのにも有効な手段だ。
なぜならば光の戦士の多くがメルファリアを故郷としているからだ。
故郷を荒らしたフェリーシアの顕現があれば彼らの感情は奮い立ち、それこそ破滅へつながる因子となる。
アシエンはフェリーシアとフェリーシアの眷属に交信を始めた。
どうやらフェリーシアと交渉が成立したようだ。
フェリーシアが以前よりエオルゼアに施していた「世界魔法陣」
グリタニア、リムサ=ロミンサ、ウルダハ、イシュガルド、アラミゴ
少しいびつな形になるが大した問題ではない。
魔法陣がいびつな故減る効果よりエオルゼアに取り巻く負の感情のほうがはるかに大きいからだ。
魔法陣は完全な形のものより半分以下の効果しかないだろう。しかし負の感情は
フェリーシアの想定の10倍以上だ。神を下すには十分すぎる。
もし魔法陣が完全であったとしたらその力によって星そのものが滅ぶぐらいだ。
アシエンとフェリーシアの声が響く
「今こそ次元圧壊を起こせ!!」
フェリーシアに神が降りる。フェリーシアそのものが蛮神となり
世界を滅ぼす。
「愚者の集いし都よ憎しみの炎で消えよ!」グリタニアが火の海に包まれた。
「憎しみで燃える都よ!嵐により浄化せよ!」ウルダハが砂嵐に飲み込まれた。
「呪いの沼にはまる都よ!海によって浄化せよ!」リムサ=ロミンサは大波に飲まれた。
「憎悪に苛まれる都よ!清き雪により浄化せよ!」イシュガルドが雪崩に飲み込まれた。
「暗愚により傷つけあう都よ!清き剣によって浄化せよ!」アラミゴは突如現れた光の剣に切り刻まれて消滅した。
「偽りの神が跳梁跋扈する愚かしい世界。去った者たちの憎しみを受け浄化せよエオルゼア!」
エオルゼアそのものが光に包まれそして消えた。
具体的にはエオルゼアの大地だけがすっと消え残ったのは大海だけだった。
「盟約は果たされた」
フェリーシアはそう宣言して消えた。
恐らくその足で浄化すべき世界メルファリアに向かったのだろう。
しかしアシエンにとってメルファリアはどうでもいい。
本来であればさんざん手こずらせた暁のメンバー一人一人に苦痛を与え滅ぼしたいと思ったが
大義の前では大したことはない。
苦しむ間もなく己の罪を悔いる間もなく光に消え去った暁はある意味哀れだろうが
いやそれこそふさわしい末路なのだろうとアシエンは考えた。
こうして星の脅威たるエオルゼアは滅びハイデリンに平和が訪れようとしていた。
最終更新:2024年03月15日 00:11