カオスドラッグ - Ferret TRPG

カオスドラッグ

　カオスドラッグはシナリオ「アイデンティティ」から登場した、紫色の液状の薬物である。

目次

効能

　カオスドラッグを一定期間にわたって摂取すると、人格・身体両面における「個人」が溶解する。身体は液体状の肉の塊のようなものに変異する。自身と他を隔てる境界が消失し、自己同一性が欠落する。テラウェアの研究員による被検体のバイタルモニタデータによると、溶解した者は非常に強い多幸感を覚えていると推測される。
　また別の溶解した個体が近くに存在した場合、互いに惹かれあい、融合してひとつの個体になろうとする傾向がある。融解した者は自己同一性を失うとともに、すべてのものとの同化欲求を持つと思われる。

開発の経緯

　リーテルリーヴとシンディ、コッペリアは真実の愛を求める計画を進めていた。ブランカの策略により、リーテルリーヴは超AIカオスからの提案でカオスドラッグの開発に着手する。カオスの計らいでテラウェア、およびBIOSとヘイロン社内の氷の静謐メンバーたちに、旧ベリューレン社工場跡地を活用したカオスドラッグの実験と研究に協力させていた。
　カオスドラッグの実験の被検体には、レッドエリアの孤児たちが選ばれた。ブランカに脅されていた真教教会神父の赤羅は、自分の教会で面倒を見ている子供たちに、届けられるカオスドラッグを食事に混ぜて服用させていた。灰狼は大切に思っていた子供たちが肉の塊に溶けていく様を目撃している。
　リーテルリーヴは自身の機体に完成したカオスドラッグを大量に積み込み、木更津周辺にわざと墜落しN◎VA全土にカオスドラッグを拡散するテロを計画した。この計画は鳳龍ズによって防がれている。

関連項目

• リーテルリーヴ
• コッペリア
• ユーリ
• シンディ
• ブランカ
• シナリオ「アイデンティティ」