オモイカネの遺産

最終更新:

Bot(ページ名リンク)

- view
管理者のみ編集可
トーキョーN◎VA THE AXLERATION
クロマク卓 第1回

オモイカネの遺産


+ 目次

■アクトトレーラー

 “真のクロマク”が死んだ――。
 決して巨大ではないのに、彼の犯罪結社は他のどんな組織にも負けなかった。この外道に、ストリートに生きる者で、彼を知らない人はいない。
 彼の告別式には各地のヤクザやマフィアが参列した。この時ばかりは互いの刃を鞘に納めて、彼の裏社会の王の死を悼んだ。そんな沈黙の中で読み上げられた『遺書』――。

 ――私の、“災厄”にまつわる莫大な資産『オモイカネの遺産』をN◎VAのどこかに隠した。これを手にしたものが、次の“クロマク”だ。

 興奮、計算、疑念、それらの思惑が渦巻き始めた時点で、もうなにも起こらないなんてことはない。告別式が終わって、アウトレイジたちはしまっていた刃を躊躇なく抜く。このN◎VAで、今までにない裏社会の“抗争”が始まる!

トーキョーN◎VA THE AXLERATION
「オモイカネの遺産」

 かくて運命の扉は開かれた。

■ストーリー

 “真のクロマク”と呼ばれていた月下寺菊之丞が老衰で亡くなった。彼はN◎VAという都市が生まれてから今に至るまでを見守ってきた最古参の内の一人だった。彼の告別式で、なんと災厄にまつわる、日本の隠し財産の一部である『オモイカネの遺産』を見つけ出したものに譲渡するという趣旨の“遺書”が読み上げられる。これを巡って、告別式に参列していた各地の犯罪結社のメンバーたちは抗争を余儀なくされる。
 この“遺書”は実は菊之丞本人が残したものではなく、未来から来たエトランゼ王梓涵が作り出した偽の遺書だった。これをきっかけに、各ヤクザ・マフィアに忍ばせた自分の手駒による工作で対立をあおり、お互いに同士討ちさせ、残った外道どもを一網打尽にし、未来を洗浄しようという過激な計画を実行に移したのだ。
 キャストたちがそれぞれの対立の誤解を解き、王梓涵とそれに連なる工作員たちを打倒すればシナリオは終了となる。

■キャスト間コネ

 以下の順番でコネを取得すること。

『①タロットカード』→『④梁黑洞』→『②“プラウダー”』→『③アラン・角石』→『①タロットカード』

■ハンドアウト

①タロットカード用ハンドアウト

コネ:エーヴァ 推奨スート:外界
  君の現在の所有者はバーブチカ、ツヴィトークの幼い一輪、エーヴァだ。見事な早撃ちの技術を持っている彼女はツヴィトークの短命な定めを覆し、今は17歳。近いうちにバーブチカの幹部にまで出世するとうわさされている。
 ST☆Rにもその名を轟かせている月下寺菊之丞(ゲッカジ・キクノジョウ)の訃報に際して、バーブチカの代表とともにエーヴァは初めてN◎VAを訪れた。そしてその告別式で君たちは『オモイカネの遺産』について知ることになる。
PS:『オモイカネの遺産』を手に入れる。

②“プラウダー”用ハンドアウト

コネ:泣成超得 推奨スート:ダイヤ
 今までうんともすんとも言ってこなかった河渡連合の泣成超得(ナクナル・コエル)が、突然“みかじめ料”の支払いを迫ってきた。金を払わなければならないのは断じて納得できないが、その裏には近々このN◎VAで『オモイカネの遺産』なる莫大な資産を巡ったアウトレイジたちの抗争があることを聞く。そんなもの比べれば、今払う売り上げ一割なんてただのはした金だ。表向きは超得に協力するふりをして、君は虎視眈々と『オモイカネの遺産』を狙うことにした。
PS:『オモイカネの遺産』を手に入れる。


③アラン角石用ハンドアウト

コネ:角石子虚 推奨スート:クラブ
 上からの命で、他の組織への体面を気にして、N◎VAの路地裏の隠れた支配者、“真のクロマク”とも呼ばれた月下寺菊之丞(ゲッカジ・キクノジョウ)の告別式に参列することになった。ほとんど雑用みたいな仕事でうんざりしていたが、そこで聞いたのはとんでもない『オモイカネの遺産』の話。こんなの、上の指示を仰ぐまでもない。手に入れれば天津組の安寧は盤石になるし、何より他の組織の手に渡るなんてことはあってはならない。
PS:『オモイカネの遺産』を手に入れる。

④梁黑洞用ハンドアウト

コネ:王梓涵 推奨スート:スペード
 君の友人の一人である月下寺菊之丞(ゲッカジ・キクノジョウ)が亡くなったことを聞き、君は心を痛めるどころか、ようやくくたばったかと鼻で笑うだけだ。実は君は生前の彼からすでに『オモイカネの遺産』の話を、HEAVENの君とN◎VAの彼をつなぐメッセンジャー役だった王梓涵(ワン・ズーハン)伝手に聞いていた。彼女はすでにN◎VAでの調査を開始しているが、彼が死に、多くの人に『オモイカネの遺産』のことが知られた以上、時間はあまり残されていない。君自らN◎VAに赴き、これを確保しなくては。
PS:『オモイカネの遺産』を手に入れる。

■オープニングフェイズ

●オープニング1

シーンプレイヤー:梁黑洞
◆解説
 N◎VAに降り立つ黑洞を王梓涵が迎える。
▼描写
 房総南国際空港に降り立った黑洞。ロビーで王梓涵が出迎えて、黑洞の荷物を持つ。
▼セリフ:王梓涵
「黑洞様、長旅ご苦労様です。わざわざ足を運んでいただきありがとうございます」
「この後、アサクサで月下寺様の告別式が執り行われます。各地のヤクザ・マフィアのメンバーが参列するようです」
「前もってお伝えした通り、月下寺様のご意向で、この告別式で遺書が読み上げられます」
「抗争が起きます。今までにない規模の犯罪結社のバトルロワイアルです」
「まずはジミー様のところに行きましょう。道すがら、調べたことをお伝えします」
◆結末
 例のもの――『オモイカネの遺産』は何としても三合会のものにしなくてはならない。N◎VA三合会の協力を取り付けるため、まずはジミー楊のところにいこう。


●オープニング2

シーンプレイヤー:アラン、タロットカード
◆解説
 月下寺菊之丞の告別式で、衝撃的な遺書が読み上げられる。
▼描写
 月下寺の告別式は粛々と執り行われる。何の変哲もない儀式。その終わり際に、司会が前に立ち、月下寺の遺言書を読み上げるという。
▼セリフ:月下寺菊之丞(遺言書)
「知るものも多いと思うが、私には家族がいない。よって私には財産を相続する、明確な相手がいるわけではない」
「私は、私の遺産を愛する街トーキョーN◎VAのいずこかに隠した」
「見つけ出したものに、これを相続する。相続された者はこれを自由に使ってよい」
「そして肝心の、遺産の内容だが」
「かねてより私が守護していた、鎖国日本にまつわる、日本が“災厄”から逃れるために用意したもの」
「通称『オモイカネの遺産』」
「莫大な資金だ。日本の国家予算並みのな」
「この金はロンダリングされ、世界各地の信用に足る金融機関に保存されている。私が隠したのは、その金の在りか、経路などの情報だ」
「探したまえ。これを最初に見つけたものが、その遺産の所有者となる――次の“真のクロマク”だ」
▼セリフ:エーヴァ
「こんな荒唐無稽な話――いや、でも……」
◆結末
 様々な思惑が渦巻く。まだ理解できていない者、理解するも絶句するもの、すぐに行動にでるもの。一部ではすでに、他の競争相手を蹴落とそうとする暴動が起きている。そんなことをしている暇はない。早く情報を集め、誰よりも早くこれを手に入れなければ! アランと子虚、タロットとエーヴァは足早に会場を離れた。

●オープニング3

シーンプレイヤー:プラウダー
◆解説
 プラウダーの店に、久しぶりに泣成超得が訪ねてきてみかじめ料を請求する。
▼描写
 アサクサの個人経営カジノ。プラウダーは今このときも、ディーラーとして客から金を巻き上げている。今日も数人のギャンブラーの“人権”を巻き上げたところだった。そこに、河渡連合泣成組の泣成超得が入店してくる。
▼セリフ:ギャンブラーの客
「ディーラー、てめーイカサマしやがったな! そうでないならカウンティングだ!」
「そうでなけりゃおかしいだろ、この俺様が――俺様の策が全部潰れるなんて!」
▼セリフ:泣成超得
「いよう、プラウダー! 儲かりまっか?」
「うちの島でお前さんは一番稼いどる。ほんまスゲーやっちゃ」
「んでな、ちょっとうちの島での商売のルールが変わってな。お前さんには、払うもん払うてもらわなあかんなってん」
「一割や」
「……ここだけの話やで、ちょっと耳貸し」
「お前さんも知っとるやろ、“真のクロマク”月下寺菊之丞がくたばりよったっちゅー話」
「でな、今日の告別式でどえらい遺言書が公開されよってん」
「『オモイカネの遺産』――鎖国日本やら“災厄”がらみのやばい額の金をな、N◎VAのどっかに隠したっちゅー内容や」
「河渡もこれを逃す玉ちゃう。情報集めたり人動かしたりすんのにも、先立つもんが必要や。そんで、島の店から少しでも金集めることになってん」
「な、分かったやろ。分かったら協力するんや。払わんっちゅーなら……分かっとるやろ?」
◆結末
 オモイカネの遺産なるもの、河渡の手に渡るもの惜しい。ここは表面上は協力するふりをして、すきを見て横からかすめ取ってやろうと思うプラウダー。


●オープニング4

マスターシーン
◆解説
 王梓涵とその手下たちの闇の囁き。
▼描写
 闇の中でささやきあう者たちがいる。
▼セリフ
王「おおむね狙い通りか」
腹心「はい。河渡にトライアド、カーライル。それから天津とバーブチカも動き出したようです」
王「上出来だ」
超得「いかがなさいます?」
王「泳がせておけ。しかるべき時に行動するんだ。それまでは最低限のかく乱に努めろ」
王「しかしそうだな、お前はもう、行ってきてもいいんじゃないか」
◆結末
 うごめく闇が静かにそっと、腰を上げた。

メモ:舞台裏での社会戦
このシナリオでは社会戦が重要になってくる。舞台裏になるたびにRLはキャストたちに社会戦を仕掛けること。ダメージは[汚名]などで十分である。別データも参照。

■リサーチフェイズ

●リサーチ:三合会の襲撃

条件:タロットカードが情報「オモイカネの遺産」を抜き切った
シーンプレイヤー:タロットカード
登場判定:不可
◆解説
 三合会の構成員と思われるトループに襲撃される。
▼描写
 路地裏から突然わらわらとトループが現れ、エーヴァとタロットカードを取り囲む。
▼セリフ:エーヴァ
「ブリャーチ、こんな奴らにかまってる暇ないのに」
▼描写
 有無を言わさず襲い掛かってくる。カット進行に移行。敵は以下のトループに2体。

三合会の構成員(レッガーレベル3)
◆能力値
理性:5/7	感情:5/7
生命:5/7	外界:4/7
CS:3	AR:1

◆技能
★白兵		…(3)RPLM
※イカサマ	…(2)RPLM
※鉄砲玉	…(2)RPLM

◆アウトフィット
アーマージャケット	電制:12
防(S/P/I):1/1/2
◆結末
「こいつら、三合会みたいだね」情報項目「三合会の動向」


●リサーチ:店爆破

条件:プラウダーが情報「オモイカネの遺産」を抜き切った
シーンプレイヤー:プラウダー
登場判定:不可
◆解説
 プラウダーの店BOOOOOOM!!
▼描写
 プラウダーの店が爆破される。超得はエディに対して社会攻撃を仕掛けるが、《不可触》で隠蔽している。
▼セリフ:超得
「大丈夫か、プラウダー!」
「全くひどい目におうたな」
「ん、これは……? 爆弾の破片か?」
「北欧系のロゴやな……。なるほど、大体あたりが付いたで。カーライルの仕業――それもこれほどの荒事やったら、十中八九マーダーインクやろうな。けっ、面倒なところに絡まれたもんや」
「お相手がやる気なら、相応の返事してやらんとな」
◆結末
 超得のいうことにゃ、全部カーライルのマーダーインクっていうのが悪いんだ。情報項目「マーダーインクの動向」


●リサーチ:河渡からの社会攻撃

条件:黑洞が情報「オモイカネの遺産」もしくは「王梓涵の事前調査」を抜き切った
シーンプレイヤー:黑洞
登場判定:不可
◆解説
 このシーンの直前の舞台裏で黑洞は王梓涵からダメージ15[人脈消失]の社会攻撃を受ける。リアクションできなかった、軽減できなかった場合、ジミー楊とのコネが使用できなくなる。
 ジミーの店を訪ねるも、留守である。そこにジミーから電話がかかる。
▼セリフ:ジミー楊(電話)
「黑洞、手短に、要点だけ伝える。お前N◎VAに来てるんだろ?」
「例の件、もちろん俺も聞いている。協力しよう――と言いたいところだが」
「これからはお互い単独行動だ。N◎VAにいる三合会の連中も頼るな」
「内通者がいる。悟られるな。切るぞ」
▼セリフ:王梓涵
「内通者、ですか。穏やかじゃないですね」
N◎VA三合会は疑心暗鬼状態みたいです。こんなことになるなんて」
「黑洞様、こちらをご覧ください」
◆結末
 王のトロンには、この店の前の監視カメラの映像が残っている。河渡のヤクザと思わしきトループが襲撃している(この映像は《不可触》によって改ざんされている)。内通者は、河渡に情報を渡しているようだ。情報項目「河渡連合の動向」


●リサーチ:影との邂逅

条件:角石子虚が登場し、アラン角石が登場しなかったシーンの次
シーンプレイヤー:アラン
登場判定:不可
◆解説
 アランのところに子虚の姿を装ったアウトースコピーが訪ねてくる。
▼描写
 アランのところに、送り出した子虚が戻ってくる。情報を持って帰ってきたようだが……。
▼セリフ:子虚?
「ただいま戻りました」
「一度情報をお伝えしておこうかと」
「ちょっとタップ開いてもらえますか」
▼描写
 調べた情報をタップで確かめるように促す。アランがタップを開くと、子虚はその画面をのぞき込む。アウトースコピーは〈ID強奪〉を使用。アランとの〈コネ〉を得る。
▼セリフ:子虚?
「ありがとうございます」
「では、引き続き調査してきます」
◆結末
 怪しいと思い、すぐ調べるのなら今来た者が本物の子虚でないことはすぐにわかる。子虚と全く同じ姿をした存在、いったい何者なのか。情報項目「角石子虚」


●リサーチ:疑心暗鬼

条件:「三合会の動向」「マーダーインクの動向」「河渡連合の動向」をキャストが抜き、手に入れたアドレスに向かう
シーンプレイヤー:適当なキャスト
登場判定:可
◆解説
 お互いの疑いが、すべて捏造であることの確認が目的。その中でも特に、プラウダーは特別にFS判定を設けている。以下はプラウダーの場合の描写で、他のキャラは適宜演出すること。
▼描写
 ヘルキャットの隠れ家を特定する。薄暗い空間に裸電球が痛々しい光を放っている。誰もいないと思われる部屋に入ると、背後から首に刃を突き付けられる。
▼セリフ:ヘルキャット
「動くな」
「知ってるぞ、プラウダーだな」
「店の爆破? 何のことだかさっぱりだ」
「お互い気になることも多いだろうが、別段命のやり取りをしなければならないわけじゃないだろう」
「ディーラーなんだろ? ブラックジャックなんてどうだ?」
▼描写
 FS判定『ブラックジャック』を始める。プラウダーとヘルキャットが参加。
▼セリフ:ヘルキャット
「嘘だと決めつけるのは簡単だが、僕が君の店を襲う理由を考えるのはそうはいかない」
「河渡の足止め? それなら資金源を叩くとか、そんな遠回りな手段をとるようなマーダーインクじゃない。やるなら藤崎不動産にでも仕掛ける」
◆結末
 どうやらこの混乱に乗じてあらゆる組織のデマが横行しているようだ。情報項目「あらぬ噂」


●リサーチ:月下寺邸宅

条件:アドレス『月下寺邸宅』を入手しキャストが向かった
シーンプレイヤー:適当なキャスト(子虚だとなおよし)
登場判定:可
◆解説
 月下寺邸宅でオモイカネの遺産の手掛かりについて調べる。
 ケイトもくる。
 アウトースコピーが情報項目「オモイカネの遺産の在りか」を持ち去ってしまう。
情報項目「角石子虚」

情報項目

●条件なしで初めから公開される情報項目

▼オモイカネの遺産

〈社会:ストリート、N◎VA、日本〉
7:月下寺菊之丞が残した“災厄”にまつわる資産。世界各地の金融機関を転々としてロンダリングされた金で、その金の経路の情報がN◎VAのどこかに隠されているらしい。この情報は厳重に守られており、ブラックハウンドや報道機関などには察知されていない。

8:「オモイカネ」とは日本神話に登場する神。ヤゴコロオモイカネノカミとも。岩戸隠れしたアマテラスオオミカミを外に出すために、祭りを開いたらどうかという妙案を思いついた賢者の神。イワヤトの向こう側の太陽を引きずり出し、再び世界に陽光を満たすための遺産。

9:N◎VAの犯罪結社たちはこの遺産を血眼になって探してる。具体的には、河渡連合、三合会、カーライル、天津組、バーブチカ。これだけの組織が動いているのなら、報道機関やブラックハウンド、N◎VA行政府などにばれてしまうのも時間の問題かもしれない。フラグ→三合会の襲撃、店爆破、河渡からの社会攻撃。


▼王梓涵の事前調査

〈社会:ストリート、コネ:王梓涵〉
6:月下寺とのメッセンジャー役をしていた王梓涵だが、月下寺の家を知っているわけではなく、アサクサなどで落ち合っていたという。どこに住んでいるのかと尋ねると、秘密の隠れ家があるという。情報「月下寺菊之丞」を調べるとき達成値に+5。

8:月下寺の周辺調査をする中で、『オモイカネの遺産』はごくごくありふれたポケットロンに保存されていたという。そのポケットロンの所在は不明だが、三つ巴の紋章が刻まれているらしい。フラグ→河渡からの社会攻撃。


▼月下寺菊之丞

〈社会:ストリート、企業〉
8:N◎VAのストリートを影から支配していた、通称“真のクロマク”(クロマク◎)。絶大な影響力を持っていたが、ストリート情勢への過度な手出しは控えており、彼の許しが出ている下で、レッガー達などはストリートで自由にできていた。故人。

10:かなりの高齢で、N◎VAという街とともに歩んできた一生であった。噂によると、実際鎖国日本と関係があるとかないとか。フラグ→三合会の襲撃、店爆破、河渡からの社会攻撃。

15:隠居しており、ほとんど人目につかない、旧中華街の南の森の中に家を構えていた。『月下寺邸宅』のアドレスを入手。


●キーワード入手で公開される情報項目

▼三合会の動向

〈社会:ストリート、メディア、警察〉
9:三合会内部で、他の組織の人間が紛れているという疑惑が広がっており、組織としてまとまった行動がなかなかとれないでいる。その中でもフットワークの軽い有能な構成員が単独行動でオモイカネの遺産を狙っているようだ。

12:エーヴァにトループを差し向けてバーブチカの妨害をしてきたのは、HEAVENから来た梁黑洞という三合会の古参の一人だ。彼は月下寺とも知り合いだったらしく、オモイカネの遺産について何か知っている可能性もある。『梁黑洞』のアドレスを入手。


▼マーダーインクの動向

〈社会:ストリート、メディア、警察〉
9:普段は勝手に行動する殺しの集団マーダーインクを毛嫌いしているカーライルも、今となってはかなり頼りにしているようだ。このような大事件を前にして、合法非合法とか言っていられるわけがない。マーダーインクはN◎VAの各地で、既に行動を開始している。

12:河渡を相手にして、これの活動を阻害しようとしているとうわさになっているのは、最近マーダーインクの一員となった、コードネーム:ヘルキャットである。プラウダーの店の爆破も彼の仕業かもしれない。『ヘルキャット』のアドレスを入手。


▼河渡連合の動向

〈社会:ストリート、メディア、警察〉
9:藤崎竜二はこの事件に慎重な姿勢で向き合おうとしているが、今回ばかりは、強硬な姿勢を見せている河渡白夜に賛同する組の方が多いようだ。N◎VAでの地位と人海戦術を駆使し、多くの情報を集めていると思われる。

12:河渡の島には、莫大な資金を稼いでいるカジノがある。プラウダーという男が経営するカジノで、河渡の活動財源の要の一つだ。なんでも三合会の内部に侵入している内通者は、彼がカジノでその人権ごとふんだくった彼の“奴隷”の一人であるといううわさもある。『プラウダー』のアドレスを入手。

▼角石子虚

〈社会:ストリート、アストラル〉〈コネ:角石子虚〉
8:君の腹心……のはずなのだが。どうもこのN◎VAに来てからというものの、君の知らないところで行動している痕跡がある。

9:子虚と思わしき人物がカーライルのマーダーインクに襲撃を仕掛けたという目撃情報がある。指示したのはアランであるという、身に覚えのないうわさもある。

10:何よりもおかしいのは、子虚が君と一緒にいたときに、全く別も場所でも目撃されているということだ。情報項目「もう一人の子虚」。

▼あらぬ噂

〈社会:ストリート、団体社会〉〈コネ〉
10:実際のところ、先に見つけたもの勝ちのこの事件において、他の組織の妨害に多くのリソースを割いている組織は存在しない。「動向」の情報はまるで、お互いの組織の対立をあおるかのようなデマである。

13:このデマの大元は巧妙に隠されている。現在自分にかけられている社会ダメージを全て回復する、目標値18の〈隠密〉〈知覚〉の判定に成功する、いずれかの方法で自分の組織に向けられた疑惑のデマの出所が分かる。

→「王梓涵」のアドレス

騙されちゃいけませんよ黑洞さま、真のクロマクはここにいます!

▼もう一人の子虚

〈社会:ストリート、アストラル〉〈コネ:角石子虚〉
10:明らかに本物の角石子虚とは別人の子虚がN◎VAの各地で暗躍している。それは人ならざる者だ。

16:居場所を特定した。「アウトースコピー」のアドレス
人気記事ランキング
ウィキ募集バナー