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闘争の果てに ◆6O/b6a0evc



「チッ!手数だけは多い奴だ!」

新ゲッター1は相手の連続攻撃を受けながら愚痴をこぼす。
ゲッタートマホーク一本では既に防ぎ切れていない。
なにせ、相手は六本の腕を使い複数の武器で攻撃してきているのだから。



戦いと進化の申し子、ゲッターロボ。
闘神としての阿修羅を模して作られた阿修羅像。
両者の出会い、そのまま戦闘に入るのは不思議な事ではなかった。

当初新ゲッター1は(一応)会話を試みたのだが、阿修羅が襲いかかってきたのだ。
天界を荒らし回った神のデータを書き込まれた阿修羅としてはそれが自然な行為だったのだ。



『竜馬、一度距離を取れ!このままだと腕のパーツがもたん!』
「くそっ!」

接近戦に耐えきれなくなった新ゲッター1はサブAIの隼人に従い距離を取る。
阿修羅が近接武器のみなら距離を取ってのゲッタービーム、それで片がついたはずだった。
そう思い、いらつく新ゲッター1に阿修羅の上段の腕が構える十字架から銃弾が放たれる。

漫画『トライガン』においてミカエルの眼という組織が作った個人が所有できる最強の兵器…パニッシャー。
鈍器としても盾としても使え、そして圧倒的火力を誇る最悪の兵器が阿修羅の拡張パーツだったのだ。


「くそっ!なんとか隙をつくらねえと…!」

新ゲッター1は空中を飛び回り回避を続けるが、このままではエネルギー切れが待つのみ。
この戦場ではただ飛行するだけでも貴重な電力が消費されていくのだ。

『竜馬、拡張パーツだ!』
「拡張パーツだぁ!?」
『ああ。弁慶とパーツの詳細を調べていたんだがな…奴さんに隙を作るにはとっておきの物があった』


阿修羅は飛び続ける相手に向けての銃撃をやめない。
弾丸の補充によるエネルギー切れなど考えない。
勝利も敗北も彼には関係ない、闘神として戦う…戦闘の結果ではなくその行為こそが全て。
他の原作を持つフィギュア達と違い、闘神としての阿修羅…そのイメージだけで作られた彼にはそれしかなかったのだ。

「うおおおぉぉぉぉっ!!!」

先ほどまで攻撃を回避し続けていた新ゲッター1が動きを変える。
ゲッタートマホークを盾に、阿修羅へと突撃を始めたのだ。

―愚かな。
相手が自暴自棄になった…そう考えた阿修羅はもう一つの拡張パーツを呼び出し、下段の腕に構えた。
自分と同じ神、海皇ポセイドンの三つ叉の矛…この刃先なら突撃してくるフィギュアも問題なく貫ける。
そう、阿修羅が勝利を確信したときだった。


「ゲッター、ギャオス!!ゲッタァァァ、プチマスィィィンズ!」

阿修羅の腕から槍が、パニッシャーが、三叉の矛が、全ての武器が落ちていく。
当然、阿修羅が自分から手放したのではない。
予想外の事態に狼狽える阿修羅の目に入ったのは鳥形のミニフィギュアと4体の猫型ミニフィギュアだった。


新ゲッター1はまともな武器が支給されなかった。
拡張パーツとして登録されていたのはミニフィギュア…攻撃は低いものの、ビット代わりに扱えるパーツ。
新ゲッター1はサブAI隼人・弁慶でこれらを精密に操り阿修羅の武装を無力化したのだ。


「ゲッターを甘く見たな、阿修羅像さんよぉ!」

ミニフィギュア達の作り出した隙を使い新ゲッター1は阿修羅の元に辿りつく。
阿修羅が残っていた弓と矢を呼び出すが、既にこちらの切り札は準備できている。


「グェッタァァァァビィィィィィム!!」




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「チェンジ、ゲッター2!」

新ゲッター1はその身を地上型の新ゲッター2に変える。
戦闘に勝ちはしたがエネルギーの消耗が激しい為、新ゲッター1の飛行による移動は控えた方がいいだろうとなったからだ。

『おい隼人。戦闘になれば俺に変われよ』
『竜馬、さっきの戦闘を忘れたのか。お前に任せてたらクレイドルがいくつあっても足りんぞ』
「黙ってろ二人とも。まずはクレイドルによる充電…その為の安全な場所への移動だ」

優先度が切り替わり、メインAIとなった隼人は他の二人を黙らせ移動を開始した。


【エリアF(東)】

【新ゲッター1@リボルテック】
【電力残量:30%】
【装備:なし】
【所持品:クレイドル、基本パーツ(同梱装備一式)、プチマスィーンズ(ハウリン)@武装神姫、ミニギャオス(ギャオス)@リボルテック】
【状態:ダメージ中、新ゲッター2にチェンジ中】
【思考・行動】
 基本方針:主催者へ反抗
 1:襲ってくる相手は倒す
※新ゲッター2、新ゲッター3へチェンジできます。



結果として破れたが、阿修羅に後悔はなかった。
お互い全力を尽くしての戦かった結果だ、不満があろうはずがない。

もはや時間もわからず、視覚も機能してないが、誰かが近くに来た事はわかる。
おそらくは死闘の相手…確かゲッターと名乗っていた。
なら、この言葉だけは伝えねばなるまい。
損傷が激しいが、阿修羅は勝者に送る言葉を発する。

「見事なり…ゲッター」

その言葉を最後に、阿修羅の機能は停止した。

【阿修羅@リボルテック 機能停止】


彼、テッカマンブレードはこの戦場に呼び出されてから、誰にも出会えずにいた。
故に周辺を飛びまわり、民家に入っては他の参加者を探していた。
そして何件目かの家に窓から入ったとき、その惨状を見た。

本来は住民達がくつろいでいただろう、居間。
その真ん中で半ば融解した状態でわずかに動くフィギュア。


「おい、しっかりしろ!誰にやられた!」

目の前のフィギュア…阿修羅像を揺するが、既に機能停止寸前らしく反応が返ってこない。
やがて小さな声が発せられた。

「ぃ…な…ゲッター……」
「ゲッター…それがお前を襲った相手なのか!?」

ブレードが聞き返したときには、阿修羅は全機能を停止していた。


阿修羅の周りにあった武器を回収し、ブレードは戦場を後にした。
出来れば彼を弔ってやりたかったが、壊れた玩具はゴミ箱に捨てるのが常…しかしそんな事はしたくなかった。
代わりに彼の武器で仇を討つのが弔いとなる事を祈る。

阿修羅が最後に残した言葉、ゲッター…おそらくはゲッターロボだろう。
ブレードはネットツールでの検索を行い、阿修羅を破壊した相手を調べていた。
わかった事はゲッターロボが基本3つの姿を持つロボットであり、様々なバリエーションが存在すると言う事。
そしてゲッター線というエネルギーの影響で進化や闘争と言った言葉に縁が深い事だけだった。

(ゲッターロボは基本正義のロボットらしいが、残虐な戦い方をするタイプもいるらしい。
その例外のゲッターがこの殺し合いに乗ったと言う事で間違いないだろう)


「待っていろゲッター。お前の凶行は宇宙の騎士、テッカマンブレードが止めてみせる!」


【エリアF(民家前)】

【テッカマンブレード@figma】
【電力残量:90%】
【装備:テックランサー】
【所持品:クレイドル、基本パーツ、槍(阿修羅)@リボルテック、弓矢(阿修羅)@リボルテック、パニッシャー(ウルフウッド)@リボルテック、三叉矛(海皇ポセイドン)@聖闘士聖衣神話、拡張パーツ×1~2(未確認)】
【状態:損傷なし】
【思考・行動】
 基本方針:殺しあいの打破
 1:ゲッターロボ(阿修羅の破壊者)を倒す
※ゲッターロボの内の一体が殺し合いに乗っていると思っています。


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最終更新:2014年08月09日 02:11