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エリス

────すべてはご主人さまの、意の儘に…………

──────従者エリス



____容姿____

透き通るようなプラチナブロンドの長髪に、蒼い蒼いサファイア色の瞳を持った少女。
緑の大陸に滞在していたときは金色の毛皮で身体の一部を必要最小限覆っているだけの獣人らしい格好で出歩いていた。

しかし現在は黒のパンツスーツにロングコート、黒の中折れ帽という以前の服装とはまるで違う格好をしており、更には胸元に赤で縁取られた黒薔薇のブローチが輝いている。
今は犬耳や尻尾は服や帽子で隠しているが、特徴的な髪色や眼の色で彼女を認識することは不可能ではないはずだ。



____性格____

おどおどとした性格であり、口調は丁寧語。
嘘をつくのは苦手、プレッシャーに弱く、語る言葉は必要最小限といった、気弱な性格のお手本ともいえる少女であるが、目的のためであれば夜の時間を売るという行動すら選択肢に入り、尚且つそれを実行に移すことも出来る勇敢さ、剛胆さも持ち得ている。
また嘘をつくのが苦手そうな性格であるのにも関わらず、「普段からおどおどとした口調の所為で嘘がばれにくい」ことを利用してしばしば嘘をついている。

しかし瞳の色がサファイアからルビー色に変わったりルビー色が混じった時には、気弱さが緩和されて己の行動に自信を持つようになっていることも確認されている。
加えて、後述する『ご主人さま』を侮辱したり、『ご主人さま』から貰ったものを傷つけられると激昂し口調が荒々しくなる一面もあり、どちらが彼女の本質なのかは分かっていない。



____人物____

「血族の中に黒の大陸の住人が居た」「エルフ族の者に恩があり、その恩義を返すために行動している」
────などと少女は語っており、緑の大陸での境遇は良いものではなかったことを窺わせる態度すら取っていたエリス。
確かに彼女の身体からは黒き魔力が零れ落ち、傷口からは血すらでないという不可思議な体質の持ち主ではあったが、彼女はそもそも緑の住人ではなく黒の住人。
『ご主人さま』に全てを捧げる闇蠢く大陸の民であり、今まで語ってきた上記の行動理由は真っ赤どころか真っ黒な嘘。全ては相手の同情や信頼を得るための狂言だった。
彼女の本来の種族が何なのかはまだ明らかではないが、ただの獣人というわけではなさそうだ。


ヴァスカトルの街へ赴き街の地理や警備情報を調べ上げて緑の大陸の上層部へ提出したり、ヴァスカトルの街を攻めるために青の大陸の傭兵や商人に協力を要請するといった動きを見せていた。
一見すると黒の大陸を売っているかのような彼女のこの行動。
しかしヴァスカトルに緑白連合が攻めいった翌日にフォレストヴィレッジが赤黒連合に攻め落とされてしまったことを考えると、なんとも言えないのが現状である。

とあるキマイラと交わした会話の中では「生きているのが、羨ましい」というフレーズを何度も繰り返し紡いでいた。
謡うように紡がれたその言葉は、果たしてキマイラの心中を謡ったものなのか、それとも────?



____『ご主人さま』____

エリスが『ご主人さま』と呼ぶ存在であり、正体は黒の大陸の一領地を支配するメルヴィルという貴族の当主。
家紋は「赤く縁取られた黒薔薇」であり、当主が変わってからはその黒薔薇の背後にふたつの剣が交差している家紋へ変わっている。
エリスが最近胸元につけているブローチは昔の家紋ではあるが、現在の家紋を簡略化させたものという見方もあり、どちらの意味を持っているのかは定かではない。

先代当主がメルヴィルの領地を治めていた時代は、黒の大陸にしては酷く温厚で平和な治政だったらしいが──40年ほど前に何らかの理由で当主が現当主に変わった。
現当主に支配権が移行してからは領地の治政は割と適当、らしい。つまりは普通の黒の大陸らしい治政ということだ。

現当主が他人の前に姿を晒すことは非常に珍しく、名乗る際は『レディ』という敬称のようなものを名乗る。
定期的に行われる貴族たちの集まり──貴族サロンにも、新月の夜にしか現れない。
今現在分かっているのは、姿を見るのが稀であり、性別は女であるということくらいか。



____持ち物____

─淡い色合いをした、フリル付きの肩掛け鞄
─奴隷商のアジトで入手した、謎の研究メモ
─奴隷商のアジトで入手した、ダーティリィの香りを濃縮させた「麻薬」
─奴隷商のアジトで入手した、真っ青な球体が収められた瓶
─たくさんのお花



____戦闘____

自分の保有する黒の魔力を周囲に馴染ませ、魔力の馴染んだ箇所を爆破するといった緑の種族らしからぬ戦い方をする。
他にも、持っているバッグで相手をタコ殴りしたりやけくそになって相手の腹部にロケット頭突きを食らわせたりと、戦闘慣れしているのかしていないのかよく分からない一面も。
イヌ科の獣人なだけあり走行速度は速く、また意識すれば手の爪を鋭く変化させるということも可能。



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最終更新:2012年03月17日 14:36
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