密林都市ブロック・クロック
概要
ベネズベル大陸の東側に、密林に埋もれるように存在している町。
ブラストランドの次に大きい。
魔力と親和性の高い土地柄であり、少しでも魔力を使える者ならば誰でも簡単にレベルの高い魔法を使うことができる。
また、普段から魔術に長けた者ならば、生物の体のつくりを変えたり、亜空間を作ったりなど、多少強引な魔法を発動することもできる。
故に魔力の暴走による事故も多く、魔法の扱いに関しては厳しい。
南の山脈には鉱山があり、郊外の森の外には軍用兵器の部品や機械を魔法を用いて造る工場がある。
規模
街全体は1週間ほどで1周できる。
鉱石を用いたアクセサリー類の店も多いのでそれも見て回るなら2週間くらいの滞在が目安。
ただし、密林に迷い込んでしまった場合は知らない。
新興宗教
「願えば叶う」が基本である魔法の特性を利用した宗教団体が乱立している。
日々新しい宗教ができたりつぶれたりする中、いかがわしい集団も多い。むしろマジメな団体なんて皆無と考えていい。
っていうかもう何かをシンボルとして崇めているだけのマフィアだと思ってもいい。
主な宗教
『多神会』
「崇められているどの神もと、みんな仲良くしましょう」という団体。
友好的で他の宗教団体とも積極的に同盟を組み、規模と財力はブロック・クロックの中でもトップに入る。
しかし、その本当の目的は同盟を組み、金回りをよくすることで自分たちの財を潤すことを目的としている。
実際にやっていることもマフィアと大差ない。
だが他の団体への影響力も大きく、雑多なブロック・クロックの宗教団体を纏め上げ、後述のアーケナムトーナメントも取り仕切る重役。
教祖はゴッドファーザーならぬゴッドマザー、ベレニーチェ・コルレオーネ。
『トワゾン・ドール教』
魔法を嫌い、この世界から魔法を排斥して「新世界」を創造することを目的とした団体。
信仰の対象は
アーケナムフォレスト。
魔法を嫌う割りには、信者の中に熟練の魔道士もいる。彼らが魔法を使うときは「神への祈りによる奇跡」だと言い張る。
宗旨が魔法排斥なだけあって、魔封じの技術に関しては一目置かれている。その一部は実際に魔道具として市場にも出回っている。
教祖はシャルル卿。
『(株)クービッグ家具』
「黙して佇み、衣服、小物、ヘソクリ全てを受け入れてくれるタンスに感謝する」団体。
タンスが信仰の対象で、朝と晩に自分の家にあるタンスに感謝を込めて祈りをささげている。
比較的真面目な団体で、株式会社としてタンスの製造・販売も行っている。
教祖は親子3代にわたって務めている世襲制。現教祖はニト・リムジ。
次期4代目教祖は「どこか遠くへ行きたい……」とたびたび周囲に漏らしているらしい。
『真実の騎士団』
周りの宗教が掲げる神は全て偽者で、「本物の神」をこの世界に降ろすことを目的とする団体。
自分たちは来たる「本物の神」を護る騎士であるとし、教祖は騎士団長と呼ばれる。
現教祖はキズバ・アーシュ。
忘れられた宗教
かつてブロック・クロックで主流だった宗教。とある事件により壊滅している。
この宗教が消えたのと入れ替わるように、「森の奥に立ち入らない」「森をむやみに切り開かない」「白い花を摘んではならない」という暗黙のルールができた。
アーケナムトーナメント
宗教団体対抗で定期的に行われる、親善試合(という名の潰し合い)。
とかく個性的な団体が多いため、抗争寸前まで衝突することも多く、その日頃の鬱憤をここで晴らす。
たいていの場合は魔法合戦になる。
ルールは「多神会」が厳密に定めており、違反するとその団体は解体される。
名物
緑録亭の「野鹿のステーキ~茹でたブロッコリーを添えて~」
この土地出身のオリキャラ
由来
密林→緑がもっさり→ブロッコリーやん→ブロッコリーじゃ長いから「ブロック」にしよう。→んじゃブロック・クロックで
っていう2秒弱の脳内会議の結果。
最終更新:2012年03月27日 20:16