セラエノ大灯台


概要

アースガルド大陸ラケシス帝国のとある地方の森の中に聳える巨大な塔。
頂上までの高さは約3000mにもなる規格外の高さを誇る。

仕組みは不明だが日中は不可視になっており、夜間にならないと姿を見ることができない。
また、入口は湖に面しており、船や飛行などの手段を用いないと中には入れない。

何時頃から存在しているかは定かではないが、そのその巨大さと後述する内部構造の特徴から超古代文明時代の遺跡であるとする説が有力。
また、夜間になると現れることからか地元では「星の海を旅する神々の船の為の灯台」という伝承が残る。

内部は非常に広大な上に各部屋は時空間が歪んで繋がっており、日没ごとにその繋がりが変化する。
そのため内部構造の把握が非常に困難。
ただし、かつてこの塔を利用していた者が緊急時に用いた物なのか部屋によっては外部への緊急転移用魔法陣が備わっており、これに乗れば即座に入口のフロアまで転移することができる。

各部屋の様子もそれぞれ異なっており、まだ解読が進んでいない壁画が大量にある通路や浮遊する不思議な石の立方体が無数に存在する部屋、上下前後左右全てが巨大なプラネタリウムになっている部屋など非常にバリエーションに富んでいる。
部屋によっては命の危険に晒されるようなトラップや仕掛けを解かないと先に進めないような部屋もあり、探索は一筋縄ではいかない。

更に追い打ちをかけるように内部には無数の魔物が蠢いており、これが探索の難易度を更に跳ね上げている。
ちなみに外界から隔絶された遺跡の内部と言う特殊な環境の為かここ以外では殆ど目撃できない希少な魔物も多く、サンダノンなど既に絶滅したと考えられていた魔物も目撃されている。

現在でも完全に踏破した者は存在せず、そのスケールと難易度から黒陽魔殿エーリヴァーガルの咢と並び、アースガルド大陸最大レベルのダンジョンとして有名。


由来

「セラエノ(Celaeno)」…クトゥルフ神話に登場する恒星。第4惑星には図書館があり、旧支配者達の秘密を記した資料も保管されているという。

余談

TVゲーム「アンリミテッド:サガ」に登場するダンジョン「神船の錨」が元ネタ。


最終更新:2021年03月01日 21:54