エーリヴァーガルの咢(あぎと)
概要
アースガルド大陸ウルド王国、ハウスクネヒト家領内フィボルグ山脈の谷の横合いにある巨大な洞穴。
入口は高さ40m以上にもなり、巨大な
ドラゴンですら簡単に入れる大きさ。
入口から200mほど先には同様の巨大さを持つ石の門が設置されている。
その先は複雑に枝分かれした迷路のような構造になっており、伝承では最深部には巨大な地下の大河「エーリヴァーガル」が広がり、
その向こう側は死者の世界ニブルヘイムと繋がっているとされるが、実際にそれを確かめることができた者はいない。
内部の気温は年間を通して冷涼。
また、入り口や石門をはじめ随所に抽象的な意匠の装飾が彫り込まれている。
魔物も生息しているがその殆どがアンデッド系。
無数の不死者が蠢くという点が前述の「現世と冥界の境界」という伝承の信憑性に拍車をかけている。
天険フィボルグ山中という立地条件、複雑な内部構造、無数に蠢くアンデッドなどの数々の危険要素から調査は困難を極め、現在でも未調査の地域が多数残っている。
また、地元では霊場や呪われた場所という認識を持ち、立ち入りそのものに眉を顰める者も多い。
そのスケールと難易度から
黒陽魔殿、
セラエノ大灯台と並び、
アースガルド大陸最大レベルのダンジョンとして有名。
由来
「エーリヴァーガル(Élivágar)」…北欧神話に登場する川。冥界ニブルヘイムの泉フヴェルゲルミルを水源とする11の川の総称。
最終更新:2021年03月02日 11:13