"金緑の大陸"アースガルド大陸




概要


聖域(サンクチュアリ)の西部に存在する南北に長い形をした大陸。
全体の面積は欧州全体くらいで「大陸」としてはそれ程大きくは無い。
始原の神アースの身体が変化して生まれた大陸で、古の時代に光の女神ラスタル魔王ベルフェゴルがそれぞれ軍勢を率いて繰り広げた激戦の舞台とされる。

地理・気候


植物の生育速度も凄まじく、開墾した凍土も放置すれば10年ほどで森林と化すレベル。
水、材木、鉱物資源は異常なまでに豊富。

北部

気候は冷帯で年間を通して冷涼で降水量が多く、秋からは雨が雪に変わる。
万年雪を抱く峻嶮な山地の合間合間に盆地とタイガが広がる。
河川や湖沼も豊富で冬場には凍結する。
近海にも冬場には大量の流氷が見られる。

中部

気候は温帯で年間を通して降水量が多い。
広大な山地や渓谷、森林に覆われており河川や湖沼も豊富。
険しいが非常に肥沃な土地で農耕などに適している。
また、東部は比較的高低差が少なく特に生活に適している。

南東部

気候は亜熱帯で年間を通して温暖で降水量も多い。
森林となだらかな山地が多く、生活にも適しており近海は非常に豊かな漁場。

南西部

気候は乾燥帯で年間を通して降水量が少なく、温暖。
高低差が比較的緩やかな荒野と砂漠が広がっており、環境は厳しい。
植物の生育速度が凄まじいこの大陸においては珍しく植物があまり育たない。原因は不明。

状況


近年になって妖月帝国と名乗る悪魔達による新興国家が出現、近隣の国々に対して戦争を起こしている。
一時期は新たな魔王フルーレティが出現し、72の魔神らの手で太陽を大陸中を覆う太陽光を無力化する結界が張られ、魔界・ムスペルヘイムとの次元の隔たりが弱まって悪魔の出現件数も激増していた。
だが、ウェルダンディ王国ミザール跡での戦いにおいて魔王フルーレティは倒され、大陸中を覆う結界も解除された。



アースガルド大陸の国々



大陸神話


大陸誕生~人間の登場


未だ天も地も光も闇もそこに存在しない時代、始原の神アースが横たわり眠りにつき、彼の身体がそのまま現在のアースガルド大陸になった。
彼が長らく海の中で横たわるアースの背から地の大精霊タイタン金の大精霊アロイマインが、寝汗から水の大精霊リヴァイアサン、寝汗から生まれた雷雲から雷の大精霊オズマが、灼熱の血流から炎の大精霊イフリートが、寝息から風の大精霊ジンが、背に生えた苔から木の大精霊ユグドラシルが、アースの見る夢から星の大精霊タイタニアが、光の大精霊ワルキューレが、瞼の裏から闇の大精霊シェイドがそれぞれ生まれた。

生み出された大精霊たちはそれぞれ協力してアースの背の上に山々、木々、金属、湖沼や河川、空、風、稲妻、炎、光、闇をもたらした。
更に長い年月の後に大地から人間や動物達が生まれ、原始的な生活を始めるようになった。

超古代文明時代


人間達が狩猟や農耕で原始的な生活をしていたある日、天空から幾柱かの神々が地上に降り立った。
クトゥルーウージィなど現在では旧支配者と呼ばれる神々である。
彼らは自らが生み出した魔物に人類を支配させ、恐怖でもって支配しゴミのように扱った。

だが長い年月の末に旧支配者の支配は終わりを告げた。
大地を引き裂いて魔王ベルフェゴルとその軍勢が現れ、旧支配者に襲い掛かった。
旧支配者達はたちまちのうちに魔王ベルフェゴルに破れ封印され、地上は代わって魔王ベルフェゴルが君臨した。

人類にとっては暴君が新たな暴君へととって代わったに過ぎず諦観した。

女神と魔王


そんな折光の女神ラスタル魔王ベルフェゴルを討つべく天使達を率いて天から降臨した。
女神と魔王の軍勢は大陸全土を巻き込んだ大規模な戦いとなり、最終的にはベルフェゴルラスタルとの戦いに敗れ、配下である72の魔神共々地上に封印された。

残された悪魔たちはたちまち魔界・ムスペルヘイムへと逃走し、逃げ遅れ地上に取り残された悪魔たちはラスタルに助命を乞うて魔族となり人間たちと共存をはじめ、ラスタルは天に昇り自身の姿を太陽に代えて永久に地上を見守るようになった。


由来


「アースガルド(Asgard)」…北欧神話に登場するアース神族の住む王国。

最終更新:2012年04月18日 01:38
添付ファイル