黒陽魔殿(こくようまでん)


概要

アースガルド大陸ウルド王国南部のソアソン渓谷の崖面内部に存在する巨大な遺跡。
光の女神ラスタル魔王ベルフェゴル争っていた時代悪魔とその奴隷や信仰者達によって建てられた魔王ベルフェゴルを祀る神殿。

崖面の数箇所に入り口があり、内部には無数の通路や広間があり、当時仕掛けられたトラップが現在も稼動している他、魔物も多数生息している。

長年に渡って多くの冒険者がこのダンジョンに挑んでいるが、未だに全貌は明らかになっていない。
深部には未知の仕掛けや凶悪な魔物が存在するが入り口付近は比較的弱い魔物が多く、長年の調査によりトラップも除去されている。
その規模と危険度からセラエノ大灯台エーリヴァーガルの咢と並び、アースガルド大陸でも最大規模のダンジョンとして知られている。

そのため駆け出しレベルから百戦錬磨レベルまで幅広い冒険者や傭兵達が多数出入りしている。
また、かつて魔王の神殿であった影響か魔界との境界が外界に比べて薄く、悪魔召喚が容易であるため悪魔召喚を行うものの間でも人気が高い。

先日、ゼフィス・メルキオールらの調査隊により未踏地域において特大クラスの魔界の門が発見された。

魔殿のエリア


魔殿はいくつかのエリアに分けられている。
なお、未だ未発見のエリアも数多く存在する。

人と魔の通り道

崖面の入り口のすぐ近くにあるエリア。
単に通路として使われていた場所で目立ったトラップはない。
生息する魔物は全体的に脆弱で、初心者達が修行のため訪れることも多い。

鬼火の間

崖面の入り口のすぐ近くにあるエリア。
各部屋に様々な色の火を使った仕掛けが施されている。
生息する魔物は全体的に脆弱で、初心者達が修行のため訪れることも多い。

水魔の間

用途不明の貯水プールや水路が張り巡らされたエリア。
水を使った仕掛けが用意されている。
生息する魔物は全体的に脆弱で、初心者達が修行のため訪れることも多い。

礼拝魔堂

魔王を崇めるための礼拝堂を中心とするエリア。
目立ったトラップなどはないが、やや強力な魔物が多く生息している。

地下街

礼拝魔堂と隣接するエリアでかつての地下都市。
倒壊した家屋が多いが巨大な空洞に都市を作り出した事実が当時の技術力の高さを物語っている。
目立ったトラップなどはないが、やや強力な魔物が多く生息している。

罪業の間

礼拝魔堂の奥に存在するエリア。
牢獄や拷問部屋が多数存在し、当時敵対者を投獄したり拷問・処刑が行われていた。
拷問や処刑のためのトラップがいまだに多数稼動している。
トラップに警戒してか魔物の数は少ないが強力なものが揃う。

貪欲坑道

貪欲な悪魔達に使役された奴隷達によって掘られた坑道。
オリハルコンなどの貴重な魔法金属が採掘されていた。
強力な魔物が多数生息している危険地帯だが貴重なアイテムの発見例も多い。

欲に駆られ挑戦する冒険者達が後を絶たない。

憤怒武闘場

灼熱の溶岩地帯に建設されたアリーナ。
奴隷同士の決闘などが行われていた。
地獄のような熱気が近付くものを焼き払う危険地帯。
トラップや魔物は少ないものの環境そのものが脅威となる。

嫉妬召喚殿

悪魔召喚の儀式が行われていたとされるエリア。
トラップは少ないが強力な魔物が巣食う。


大魔空洞

ソアソン渓谷地下に広がる巨大な空間。
底の見えない闇の上を浮遊エレベーターに乗って移動する。
底には巨大な地底湖があり、ゴミや死体が投棄されていたと考えられている。

先日、ゼフィス・メルキオールらの調査隊によって特大クラスの魔界の門が発見された。

余談

元ネタはTVゲーム「ロマンシング サ・ガ3」に登場するダンジョン「魔王殿」と、TVゲーム「ベイグラントストーリー」の舞台である「魔都レアモンデ」。


最終更新:2021年03月02日 11:09