咲玖羅(さくら)


【種族】 荒天龍(ステルディア古代絶滅種・ドラゴン)
【性別】 女性
【所属】 古代ラケルタ→ラケルタ・ミーアシャム連合
【属性】 

概要


古代ラケルタに存在していた竜の少女。シャカラの姉にあたる個体。
精霊神であり大精霊「ネナウニル」とも繋がりがあり、彼女たちは叔父と姪の関係に相当する。
もとは雨天や雷、暴風など天候を自在に操る「荒天龍」と呼ばれる存在であった。クシャルとかアマツとかいわない
黒い長髪を伸ばし、たおやかな顔つきをした妙齢の女性であったようでその姿はさながら大和撫子。
龍としての姿は蛇、海竜のような見た目をしておりさながらおとぎ話に出てくる龍のような姿をしている。
ただ性格は酷く女王様であったようである。サディスティックな愛情を相手に向けるが好きな人にしかしない。

傲慢な支配者たる竜族にしては、人間たちに友好的で仲良く(意訳)していたものの、彼らの策に翻弄され囚われの身となる。
その後は生きたまま実験台とされ、その力を兵器として有用と判断され人類の操る生体兵器と成り果てた同族達のパーツとなっていく。
その肉体はもはや見る影もなく僅かな肉片と細胞、心臓のみとなりながら古代戦争による大陸滅亡により彼女を用いた実験は永劫に凍結。
実験者達は大陸滅亡により死滅し、ただ一人残された咲玖羅は死ぬことも出来ず遺跡となった研究所の中で遥か時を生き続けていた。

こんな状態であったため冷静ではあったが精神はもはや崩壊に近く、僅かな正気が残っていたのみとなっていた。
しかし、それを入手した一茶の手により人間の子供の死体とともに材料にされ新たな魔物として生み出されてしまうこととなる。

これ幸いと体の自由を手に入れて自身をこんな状態にした人類への逆襲を考えていたが、
あろうことかその子供の精神力が人間としては破格であり、彼の自分の体だという主張と貪欲すぎるまでの生への執着が竜である咲玖羅の精神を上回った。
元から崩壊に近い状態にあったということも重なり、体の主導権を欲した彼女は逆に取り込まれ、消滅してしまう結果となる。

しかし、曲がりにも強大な魔物である竜の魂は一方的に取り込まれるだけではなく、彼の魂を侵食し融合する形となった。
結果として二度目の生を受けた子供、「鴻江さきらが女性的な影響を受けているのは彼女の影響である。
なお彼女の能力は自由自在に天候を操る力であり、サキラの凍結能力も固有の神通力でありながらもそのルーツは彼女の天候操作の一片に由来する。
ちなみに他の彼女が持っていたとされる力はまるでつかえないようである。

幸いは彼女の抱いていた鬱屈とした人類への嫌悪心が引き継がれることがなかったということか。
代わりに幽霊の妹がえらいことになっているが。


主な技・魔法


「雨天招来」

雨を呼ぶ力。恵雨も豪雨も暴風雨も酸性雨も自在のまま。


「神鳴招来」

雷を呼ぶ力。謂わば超高度な電撃操作とも言える。
人間くらいなら容易に消し炭にできる。


「神風招来」

風を呼ぶ力。暴風からそよ風、もしくは無風状態にするなど様々なことができる。
雨天招来、神鳴招来と合わせて嵐を引き起こすことも可能。


「寒気招来」

冬(冷気)を呼ぶ力。強い冷気を引き起こし、周囲を極寒に包むことが可能。
現異形サキラの能力のもとはこの能力であると思われる。


ちなみに


  • モデルはとくせい「あめふらし」の雨の神とモンスターハンターポータブル 3rdより嵐龍「アマツマガツチ」。
  • 名前の由来はまんま現さきらの初期案の名前であった「さくら」から。妹であるシャカラとも被せてるけども似た名前の朔夜とは関係なし。
  • 割と外国人じみた見た目の妹に反して正統派の大和撫子。ただ性格はそれとかけ離れた女王様。
  • 続ラケルタ編の裏設定に関わる重要人物。故人だけども、幕間にでたので前倒しにデータ追加。
  • なおシャカラの人間嫌い及び言い伝えに残る大暴れのトリガーとなったのは彼女に関わるこの一件が原因。

最終更新:2014年09月08日 18:01