デツェンバー
「あ、あの?えっと?まぁ今でもよく分からないんですけどね、頑張りますよ?うん」
概要
「レゲネラツィオン計画」12番目にして最後の個体。
既に死亡した女性の肉体を使って作られた生体兵器。推定年齢10代後半。菫色の肩までのセミロングヘアーの少女。
子供っぽい緑色の大きな蝶型リボンが後頭部ででかでかと主張している。
黒と白のチェック柄スカート、紺色のブレザーと白いブラウスを着ている。
力の操り方の分からないデツェンバーではすぐに全裸案件となってしまう事が分かっているので、この服は超強化素材で作られている。
真面目で善良だが少々空気の読めない性格で、少々天然気味。関係ないが幼児体系。
レゲネラツィオン計画の最終形態としては、結果から言えば失敗作。
改造手術自体は成功しているが、本人の運動神経がどう弄ろうが常人が100有るものを1から2に引き上げるほどの事しか出来ないほどのどうしようもないものだった為非常な低能力。
「デスシェリング」で射撃すれば何故か自分の顔面に当たり、「デスライト」で光を放出すると何故か自分の目だけ潰し、目の前にパンチすると何故か床が潰れる。
こうしてレゲネラツィオン計画は改造個体の非凡な運動音痴、不器用っぷりで失敗に終わった。
ついでに胃腸も信じられないほど弱いので「デスミール」も機能しない。すぐに腹を壊す。
その代わりか、始めて
デスポート因子の定着に完全成功しており、記憶を失っていない。
そのせいで復活当初は、自らが変質者の手により姉と共に殺害された事を覚えており、ヒステリックを起こして研究所を一つ破壊している。
それにより有る程度のデータが失われ、もう一度「デツェンバー」を作り出す事は不可能に近くなってしまった。
戦闘機能においては、単純にそれだけ見ればレゲネラツィオン・シリーズの中でも最強。
フーを超える身体能力を持ち、その他デスポートやレゲネラツィオン・シリーズの備えていた能力を全て備えている。
更に「ほぼ最強の能力」として「ヒーリング・スケイル」を搭載している。
しかし、本人の不器用ぶりでやはりそれすら発動出来ない。
本名、小豆島 眞子(あずしま まこ)。16歳。
空気が読めず、胃腸が弱い、超絶運動音痴、更に音痴であらゆる方面に才能の無い「まるでダメ子」。
何をやらせてもすっとろい為、周囲を呆れさせていたが、人格だけは善良なので友達は多かった模様。
そのうちの友達の一人が「宝島 慎」こと
ノヴェンバー。
空気の読めない者同士生前から仲が良かったようで、彼女のヒステリックを止めるのに一役買っている。
能力・技
「超身体能力」
デスポート因子の完全定着により得た超身体能力。
小突く程度でビルディングを躍らせる事が出来るが、本人の不器用ぶりにより発揮不可能。
目の前に放った打撃が何故か床を貫き、強靭な筈の肉体を無視して手首を捻って痛がったりする。
「ミスティック・エクストルーダー」
デスポートの「デスシェリング」に当たる技。
変換効率と威力が向上しており、破壊力・速度が増している。
命中率は本人の不器用っぷりのせいで壊滅的。最悪。
撃たせると敵味方関わらず人命を害う惧れが有るので使わせてはいけない。
「デイ・ライト」
デスポートの「デスライト」に当たる技。
最大光量が増大しており、より遠くの物を照らし出せるようになり、更に照射範囲の限定も可能。
浄化属性を含んでおり、幽体等にも高い効果を発揮する。
撃つと何故か自分の目だけ潰す自爆兵器と化している。
「パーフェクト・プロテクション」
デスポートの「デスシェルター」に当たる技。
まず最初に自分の体の表面に「吸収膜」を発生させ、更に自分に当たる攻撃のエネルギーを膜から吸収し、吸収膜のエネルギーとする事で無限に相手の攻撃を消滅させる。
しかし、本人の不器用っぷりのせいでその機能は発揮されず、まず吸収膜を発生させられず、エネルギーがもやもやと変な形に広がって霧散してしまう。
ヤヌアール曰く「くさそう」。
「ヒューマン・
メイド・タイフーン」
デスポートの「デスブレス」に当たる技。
息吹一つで台風級の威力を発揮する事が出来るハズだったが、デツェンバーの不器用ぶりで発揮不能。
本人曰く「全然吹けなかった口笛は吹けるようになった」。
「オペレーション・ウィスパー」
デスポートの「デスラント」に当たる技。
望んだ特殊効果を相手に発生させられる声。電子機器等にも効果を発揮するようになっている。
当然この技も何をどうしたのか正常な効果を発揮せず、「信じられないほど聞き苦しいくそへたな歌声」程度の効果に収まっている。
ただしその歌声があまりにも聞き苦しい為、常人は吐き気を催すので有る意味武器ではある。
「ヒーリング・スケイル」
デツェンバーの持つ「最強の能力」。デスポートの「デスプレッシャー」に当たる技。
暖かいクリーム色の燐光を振り撒いて、浴びる浴びない、見る見ない等に関わらず、一定範囲の者の「善心」を増幅させる。
心を穏やかな気持ちに向けて、争いや抵抗を止めさせる為の技。
ただし、強過ぎる闘争本能を持つ者や、善心がほぼ存在しないような者には無効化されてしまう。
発動の仕方が全然分からないので発動出来ない。
「フィアー・ハレーション」
ヒーリング・スケイルの別バージョン。
デスプレッシャーと同じように相手に恐怖を与える赤いオーラ。
どちらを発生させるかはデツェンバーが選択する事が出来る。
精神力の高い者には通用しない。
発動問題はヒーリング・スケイルに同じ。
「エクスプローディング・サイト」
デスポートの「デスゲイズ」に当たる技。
睨んだ相手を魔力による爆破で爆裂させる。
爆裂部位をより細かく指定する事が可能となっており、相手の体内から爆破する事も可能。
しかし使うと顔面が爆発する自爆兵器と化している。
「アウェイクニング・シグナル」
デスポートの「覚醒電流」に当たる機能。
五感+六感目で状態異常の発生を知覚し、ボディのリカバリー機能がそれを排除する。
こちらも正常に作動不可能。
身体系の状態異常に晒されると腹痛を訴え、精神・感覚系の状態異常ではピンクの象さんが飛んでいる姿が見えるようになる。
「アドヴァース・エクスクルージョン」
デスポートの「特殊ブロック細胞」に当たる機能。
毒やウィルスを身体機能が走査し、対する抗物質をその都度生み出す。
本人の不器用さは関係ないので、正常に機能…していない。
下記「AKUJIKI」の能力参照。
「AKUJIKI」
デスポートの「デスミール」に当たる機能。
死ぬほど胃腸の機能が弱かったのが影響しているのか定かではないが、正常に機能しておらず、すぐ腹を壊す。
その代わり体力は消耗するものの、殆どの毒物が何故か全て「腹を壊すだけ」に留まる。
例えそれが胃腸以外の脳や筋肉、臓器に影響する効果でも、何故か全て「腹を壊す」と言う効果となってしまう。
「ギムナスティクス」
エネルギーを摂取し続ける限り、身体状態を自在に操作可能。
本人が意識すれば老化や若返りを一瞬にして可能とする。
ただしデツェンバーが操り方を何時まで経っても把握出来ないので、単純に発動不能。
「人の前に立つ」
だけで、肉体は無駄に強靭なので最強の盾となる事が出来る。
空気読めない不器用善人少女語録
「あ、あの?えっと?まぁ今でもよく分からないんですけどね、頑張りますよ?うん」
自分がどうしていいかあまり分かっていない。
とりあえず力が有るなら使わなきゃ損だし怒られる、という程度にしか考えていない。
「大丈夫ですよ!おとうさんおかあさんはまだ生きてるし!おねえちゃんもおねえちゃんできっと見守っててくれてますから!」
人生ポジティブに行こうがポリシーらしい。
「姉がいつもあの世から見ている」と思って、自分の力に恥じぬ行いをする為に訓練を頑張っている。
「
メルツ先輩って小さい女の子が好きなんですよね、かわいいですもんね」
デコピンされた。
「ヤヌアールさん!メルツさんのゴキゲンがななめっぽいので慰めてあげてくださいよ!」
おっさんは面白がって実行した。
「ヨウジョ…ヨウジョっていうのが必要らしいです。それが無きゃ
ゼプテンバーさんが死んじゃうらしいっす!チョーダイマセマセ!」
そう信じて本気で焦っていたのである。
由来
ドイツ語の12月から。
本名の元ネタは小豆島(あずしま)は近場の地名から、マコは特に無し。
最終更新:2016年01月08日 00:05