ベルファスト、ヘスケス、ラジャダム、ギャヴァル達が求めた『アレ』と呼ばれるデータ・チップ。 正式名称は「マンチェスター・メモリ」。
ベルファスト達MFM(モーフィング・マシン)というのは、思念波集積装置なるものを用いて人工的に「九十九神」 的存在を作り出す事を目的としたもの。(作った本人達は「ツクモガミ」の呼び方をもうこれ以上ないくらい嫌っているらしい) しかし、ベルファストを生んだ時点で最終的にはロボットの身であっても思念波エネルギーがその「九十九神」となるまで
増幅してくれず、あるレベル(水際)で止まる事が発見される。 その「水際」を打ち破る為に開発されたのがマンチェスター・メモリ。
全身を「思念波集積装置」と化すためのものであり、そうする事で水際を打ち破るが、マンチェスター・メモリは 完成のためにそれ自体に膨大な思念波を集積させねばならず、完成までには多大な時間を要する。 その上思念波、感情の種類、量を正しく限定せねばならず同じ物は一つとして出来ない。
その事情を全員が、アシモフ然りアイリッシュ然りによって知っていたため、各機は目的の為このメモリを何が何でも必要とした。 最後に、「こんなものに振り回されるくらいならないほうがマシ」という結論に至ったベルファストによって握りつぶされた。
なお、メモリによって「九十九神」化(つまり人間性を持つ事。人間化とも言える)した機体は、「精神」という概念が付与され 「魔法」を取り扱う事が出来るし、人間相手に効く魔法等もその身に受ける事になってしまう。 祈りによって天使を呼び出し、悪魔と契約する事も可能となるが、ギャヴァルが感じていたように そのままデメリットなく強化され、「最強」となる為の物では無かった。
2010年6月12日ベルファスト中篇なりチャ(後編) ここまで4機、及びアイリッシュ達を振り回したが、最後にベルファストに握りつぶされる。
4機目のベルファストが誕生してから50年、散々人間含め周囲の人間を振り回した結果だった。
マンチェスターという言葉に良い響きを見つけて「マン(男→人)」「チェスター(チェスト→胸→心)」 というわけでマンチェスター・メモリってよくね!という結果ですうふふ^p^