ディオニューソス(Διόνυσος)



神札のうちの一枚にてオリュンポス十二神の一人。封印者はナーム
豊穣と葡萄酒と酩酊の神である。豊穣神の面を持つことから、死と再生の神であるともされている。
見た目は銀の短髪に眼鏡をかけた美男子。眼鏡をしているのは目が悪いからではなく、自分の瞳に映した存在を無差別に己の熱狂的信者へとしてしまう効果があるから、わざと視力を悪くしているだけ。
アポロンと対なる存在。アポロンが光ならディオニューソスが影。
ヘレネス・ブックに封印された純粋な災厄たちと違い、彼は災厄とヒトとのハーフであった。その為にヒトと災厄のどちらからも存在を認められず、己の力を世界に認めさせるべくその力を奮う。そうして世界中に己の熱狂的信者を作り上げて己の神性を認めさせ、晴れてオリュンポス十二神の仲間入りを果たすという特別な過去を持つ。
しかし「チョウジン」や太古の人々によってヘレネス・ブックに封印される際に改心。その証として先述した眼鏡をかけて己の力を自ら封じる。
以後、ヘネレス・ブックの封印から解き放たれた際も聖域(サンクチュアリ)に病魔を蔓延らせようとしたアポロンと対峙したり、封印者であるナームに道を示したりしている。
性格としての特徴は知性や理性、道徳に縛られるより個々の感情を尊び、重んじる。道徳論より感情論。その為か自分も激情的なところがあり、誰に大しても素直な優しさを見せる。


憑依したときの能力

「豊穣神」
豊穣の加護を受けている。
木属性と光属性の二つに耐性を持つ。

「陶酔神」
目があった相手を自分の意志、相手の意思、特殊能力、種族(ロボとかゴーレム)に限らず、自分の信者とする。
その魅了効果はあらゆる妨害(状態異常回復や他者からの魅了効果)を受け付けず、封印者がディオニューソスを手放すか、封印者の任意でしか解除できない。
但しその対象はひとつだけ。
最終更新:2012年03月29日 21:26
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