ヘレネス・ブック

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金の装飾で縁取られたとても分厚い本。
特に表紙が分厚く、堅くできており、題名である『Ελληνικ βιβλία』(ヘレネス・ブック)は直接表紙に掘り込まれている。
また裏表紙には『Μιλώ Μούσα』(
ムーサよ、語れ)と掘り込まれている。

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中身は最初の何ページか以外はすべてこのような空白になっている。
神札が元通り封印されると下記のようになり、その神札の名前と封印者の名前が記される。
ちなみに教えてもいないのになぜかフルネームが古代文字で記される。
(現在、38枚)

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ヘレネス・ブックは
ムーサの寄り代となっており、たとえどこにいてもなにをしていても、呼べばムーサの意思のもと、パッと目の前に現れてくれる。
ただし使用者がムーサと互いに面識及び認識がなければならない。
呼んでもこないときは誰かが使用中なのかもしれない。
後は普通に閲覧しても良し、なわけだがここではさらにヘレネス・ブックへの神札の封印の方法と、封印した神札の使用方法も紹介する。
1、ヘレネス・ブックを起動させる。
2、自分の名前を名乗ってから(フルネームじゃなくても可)、どんな言葉でもいいので神札を封印し、服従させる意思を表現する。(理由は言葉にのせて封印する意思を表明することが大事だから)
3、後は神札が最後の逃げようとしたり抵抗なり封印者を乗っ取ろうとするなりなんなりするだろうけど、まぁそこは封印者との気合勝負。
4、該当するページに神札がセットされ、ページの空白が埋まったら封印完了。封印した人はその神札を使用できるようになる。
5、補足だけど大事なこと。神札の封印するにはそれに寄り代がなく、むきだしの状態でなければならない。
1、ヘレネス・ブックを起動させる。
2、自分の名前を名乗り、使用する神札の名を読み上げ、どんな言葉でもいいので使役する意思を伝える。(理由は先ほどの封印のときと同じ)
3、このとき使用することができるのはその神札を封印した張本人のみである。
4、すると神札は使用者を寄り代とし、使用者の意思のままに力を発揮するようになる。
5、補足だけど大事なこと。神札の中には強い意志をもったものもある。それを封印したとして使用することは可能だが体を乗っ取られる可能性もあるので注意すること。
2010年3月6日遺跡探索なりちゃにおいて、古城を探索していた一行が最終的にたどり着いた古びた書斎にて発見された。
謎の声に誘われて一行がその本を手に取ると、すさまじい嵐とともに『何か』が空へと舞い上がり、そして光となって四方八方に散っていった。
それはかつてヘレネス・ブックの
記された物語に登場した、この世を混沌へと陥れた大災厄と呼ばれるものたちであった。
かくて、それらを今一度封印すべく、
ムーサのキンキン声のもと、一行は走り回るはめになったのである。
最終更新:2012年03月29日 22:35