神札(カミサネ)
かつてこの世を混沌へと陥れたとされる存在を、札の形として封印したもの。
例外に
ムーサがいる。詳しくは
ヘレネス・ブックに
記された物語を参考に。
この状態では神札に封印された存在は力をだすことはできないが、何かに憑依することによってその力を発揮する。
憑依された存在を『寄り代』(ヨリシロ)という。寄り代は生物でも無機物でもなんでも構わない。つまり意思や自我をもった生き物に憑依することも可能。
しかし強い自我がある生物を乗っ取ることは難しく、無機物を寄り代にするほうがよほど簡単なので、生物(特にヒト)を寄り代に選ぶ神札は少ない。
逆に、封印者が己が封印した神札を使う場合も同様、たとえ神札が封印者に従う意思をもっていたとしても、長時間の憑依はしないほうが良い。
憑依は互いの精神干渉が起こるので、はやい話、最終的には封印者の精神が「ボン」である。
封印された存在たちの中で特に強い12枚はオリュンポス12神というらしい。
なお、神札の憑依は一度憑いたら外すことができないのが普通。
例外は
ムーサ(ムーサだけは自分の意思で憑依したり外れたりすることができる)と、一度封印した神札を封印者自身が使用する場合である。
それ以外で憑依を外すには寄り代を『破壊』することが唯一の方法である。例えその寄り代がぬいぐるみでも大樹でも生物でだとしても。
重要事項、神札の封印は寄り代がなく、むき出しの状態でないと不可能。
現在は38枚の封印が完了している。(そのうち一枚はムーサ)
封印された当初、封印された存在たちはヘレネス・ブックからでることもかなわなかったが長い長い年月をかけてその封印は少しずつ綻び始め、そして今、神札という姿になってはしまったものの、ヘレネス・ブックの封印から解き放たれた。
長いあいだ封印され、そして目覚めた彼らは、それぞれ何を思うのか。
最終更新:2012年03月29日 22:35