Grand Theft Auto: Vice City
【グランド・セフト・オート バイスシティ】
| ジャンル |
オープンワールド・クライムアクション |
| 対応機種 |
PlayStation 2 / Xbox / PC(Windows) / iOS / Androidほか |
| 発売・開発元 |
開発: Rockstar North / 発売: Rockstar Games |
| 発売日 |
2002年10月27日(北米版PS2) / 2004年5月27日(日本版PS2) |
| 定価 |
- |
| レーティング |
CERO:Z(18才以上のみ対象) |
| 備考 |
グランド・セフト・オートシリーズの第4作目にして3D期の名作タイトル プロデューサー: サム・ハウザー / 音楽監督: アラン・ハンター |
| ポイント |
1980年代のマイアミをモデルにした架空の都市バイスシティを舞台にしたクライムドラマ 映画スカーフェイスなどに影響を受けたネオンきらめくアメリカの退廃的なカルチャーの再現 |
| 判定 |
名作
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ロックスター・ゲームス作品リンク
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概要
- 1980年代のマイアミを彷彿とさせる退廃的で華やかなバイスシティを舞台にしたクライムアクション
- Rockstar Gamesより2002年に発売されたオープンワールド型の犯罪シミュレーションゲーム。
- アメリカの架空の大都市バイスシティを舞台に、刑務所から出所したばかりの主人公トミー・ベルセッティ(Tommy Vercetti)が、麻薬取引の失敗を発端に失われた資金と組織の主導権を取り戻すため、裏社会の階段を駆け上がっていくストーリー。
- 1980年代の音楽、ファッション、映画文化を徹底的にオマージュしたスタイリッシュな世界観が大きな特徴。
評価点
- 1980年代の空気感を完璧に再現した圧倒的なサウンドトラックと世界観
- マイアミ・バイスなどの刑事ドラマや当時の映画から強いインスピレーションを受けた、ネオン輝くパステルカラーの街並みとトロピカルな雰囲気が見事に構築されている。
- 当時の名曲を多数収録したインゲームのラジオ局は、ゲーム音楽の歴史に残るクオリティと絶賛されている。
- 自由度の大幅な向上と多彩なゲームプレイ要素
- 洋服店に入ることで主人公の衣装を自由に変えることが可能になり、救命、消火、タクシー、処刑ミッションに加えて、新たにピザ配達ミッションが追加された。
- さらに、ある程度建物の中に入れるようになり、お金を貯めることで隠れ家や企業・店などを購入して経営できるようになるなど、街での生活感と自由度が飛躍的に拡がった。
- 乗り物のバリエーション拡大による移動の快適さ
- 従来の自動車やパトカーに加え、バイク、ヘリコプター、戦闘ヘリなどが登場し、空からの移動や二輪車ならではの爽快なドライビングが楽しめるようになった。
- レイ・リオッタが演じる主人公トミーの魅力的なキャラクター性
- ハリウッド俳優レイ・リオッタが声を担当した主人公トミーの短気かつユーモアに富んだ人間性が、ストーリー全体を映画のように引き締めている。
論争点
- 過激な暴力描写や犯罪行為をテーマにした社会的影響への賛否
- 前作以上に自由な犯罪行為やギャング間の抗争、民間人への攻撃が可能であることから、発売当時からアメリカ社会において青少年への悪影響や模倣犯罪誘発の懸念を巡り激しい議論が巻き起こった。
- 過激な表現を規制すべきだとする政治家や保護者団体と、表現の自由やフィクションとしてのエンターテインメント性を擁護するプレイヤーや開発側の間で大きな論争となった。
問題点
- 泳げない仕様による水面転落時の即死リスク
- 主人公のトミーは泳ぐことができないため、海や川に少しでも落ちると即座に死亡扱いとなり、所持していた武器や資金が没収された状態で病院送りになる理不尽さがある。
- 一部のミッションにおける極端な難易度の高さ
- ストーリー進行に必須となるラジコンヘリを使って爆弾を仕掛けるミッション(標的の爆破など)の操作性が極めてシビアであり、多くのプレイヤーにとって大きな壁となった。
- 人物モデリングやグラフィックの粗さ・不自然さ
- 広大な街並みの作り込みに対して人物キャラクターのグラフィック表現が追いついておらず、顔のパーツや手先、体型のモデリングがカクカクしていて不自然であるという指摘が多い。
- 特にカットシーンにおける人物の表情の硬さや指が塊のように見えるポリゴンの仕様など、同年代の他のアクションゲームと比較しても人物表現の質感がチープに感じられる。
- 自動照準の不安定さと狙い撃ちのしにくさ
- 銃撃戦時のターゲットロックオン機能が狙いたい敵とは別の方向や無関係な通行人に合ってしまうことが多く、銃撃戦での操作性に難がある。
- 手動で狙いを定める操作感も悪く、混戦時のTPSアクションとして爽快感よりストレスが勝る場面がある。
総評
1980年代のカルチャーと退廃的なリゾート都市の雰囲気を最高峰のセンスでまとめ上げ、オープンワールドゲームの可能性を世界に示した傑作。泳げない仕様や一部の難所ミッションなど時代相応の荒削りな問題点は存在するものの、圧倒的な音楽センス、衣装変更や不動産経営などの自由度の飛躍的向上、そして映画的なクライムストーリーの融合により、今なお色褪せない強い輝きを放っている。
最終更新:2026年10月14日 12:59