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Grand Theft Auto: San Andreas

【グランド・セフト・オート: サンアンドレアス】
ジャンル オープンワールド・オープンワールドアクション
対応機種 PlayStation 2 / Xbox / PC / PlayStation 3 / Xbox 360 / iOS / Android
発売元 Rockstar Games&br;【PS2/PS3日本版】カプコン
開発元 Rockstar North
発売日 【PS2北米】2004年10月26日&br;【PS2日本】2007年1月25日
定価 【PS2日本版】7,140円(税込)
レーティング CERO:Z(18才以上対象) / ESRB:M(後にHot Coffee問題でAOへ一時変更)
備考 『GTA』シリーズ3D世代の第3作目(通称GTA:SA)
ポイント 広大なサンアンドレアス州(3つの都市と広大な田舎・砂漠)が舞台
主人公CJの成長・肉体変化やギャングの縄張り争いなど圧倒的な自由度
90年代前半の西海岸ギャングカルチャーと重厚なストーリー
判定 名作
ロックスター・ゲームス作品リンク

広大な州全域が僕らの遊び場――オープンワールドの概念を変えた最高峰の自由度。


概要

  • Rockstar Gamesが開発し、2004年に海外で発売(日本では2007年にカプコンより発売)されたオープンワールド型クライムアクションゲーム。
  • 1992年のアメリカ西海岸をモデルとした架空の州「サンアンドレアス」を舞台に、母親の死をきっかけに故郷へ戻ってきた主人公カール・ジョンソン(CJ)が、かつてのギャング仲間とともに縄張りを奪還し、巨大な陰謀に立ち向かう姿を描く。
  • 単一の都市だった前作までから飛躍的に進化し、3つの巨大都市(ロスサントス、サンフィエロ、ラスベンチュラス)とそれらを繋ぐ広大な広野・砂漠・山岳地帯がシームレスに組み合わされた広大なマップを誇る。

評価点

  • 広大かつ変化に富んだ「州」レベルのマップデザイン
    • 3つの大都市に加え、田舎町、砂漠、広大な山岳地帯などバラエティ豊かなロケーションが存在し、探索するだけで楽しめる広大さが高く評価されている。
  • 自由度の高い主人公CJのカスタマイズ要素
    • 服装や髪型、タトゥーだけでなく、食事による体型変化(肥満・マッチョ)や筋トレ、各種スキルの育成など、育成RPGのような深いカスタマイズが可能。
  • 圧倒的に増えた乗り物とアクションのバリエーション
    • 自動車やバイクに加え、自転車、飛行機、ヘリコプター、ホバークラフト、ジェットパックなど多様な乗り物が登場し、水中を泳ぐアクションも追加された。
  • ストリートギャングの情熱と裏切りを描いた重厚なストーリー
    • 90年代のアメリカ西海岸カルチャーやギャング抗争を背景に、家族や仲間との絆、壮大な裏切りと復讐劇を描いたシネマティックなシナリオの完成度が高い。
  • ギャングの縄張り争い(ターフウォー)システム
    • 敵対ギャングのエリアに乗り込んで縄張りを奪い取り、自身のギャング勢力を拡大していく陣取り合戦の中毒性が高い。
  • ラジオ局と90年代西海岸Hip-Hopを中心とした圧巻のBGM
    • ヒップホップ、ロック、カントリー、ウェストコースト・クラシックスなど、当時の時代背景を映し出した豪華なラジオ楽曲群が世界観を強く引き立てている。
  • 多彩なミニゲームとサブアクティビティ
    • ローライダーのダンス対決、賭けレース、カジノでのギャンブル、泥棒ミッション、デートなど、本編以外のやり込み要素が極めて豊富。

論争点

  • ギャングの縄張り防衛イベントの頻度とテンポ
    • 他の街にいる際にも頻繁に自勢力の縄張りが襲撃され、防衛に向かわなければ奪還される仕様があり、ストーリー進行のテンポを阻害すると感じるか、緊張感ある抗争として楽しむかで評価が割れる。
  • ミニゲームの難易度や強制クリアの要求
    • ダンスミッションやローライダーの油圧ジャンプ合戦など、リズムゲーム要素の難易度が比較的高く、アクション以外の操作を求められる点に賛否が存在する。

問題点

  • 街中の軽いスラングや日常の挨拶字幕が翻訳未対応
    • 日本語ローカライズにおいて、メインシナリオのセリフは翻訳されているものの、街中の通行人やギャングが発する軽いスラングや日常の挨拶・ヤジなどのボイスには字幕・日本語訳がついておらず、何を言っているのか理解しづらい。
  • 当時としても粗さが目立つキャラクターグラフィック
    • 広大なマップや膨大なデータを優先したためか、同時代の他のゲームと比較してもキャラクターのグラフィックが荒く、指が一体化したようなモデリングや体のポリゴン表現の粗さが指摘される。
  • 極悪難易度の飛行機・ヘリ操作ミッション
    • ラジコン飛行機を操作するミッションや飛行学校(Flight School)の操作性が極めて劣悪であり、クリアできずに進行を断念するプレイヤーが続出した。
  • 「Wrong Side of the Tracks」ミッションの理不尽さ
    • 列車の上に乗る敵をバイクで追跡しながら味方に撃たせるミッション(いわゆるスモークのミッション)において、NPCの射撃精度の悪さや判定の厳しさから屈指の難関として悪名高い。
  • 日本版(カプコン版)における厳しい表現規制
    • 海外版に比べて出血表現の削減、ヘッドショットによる欠損描写の削除、市民殺害時にお金がドロップしない仕様変更など、ゲームプレイの爽快感やリアリティを損なう規制が施された。
  • Hot Coffee問題(ミニゲーム残存データ騒動)
    • 海外PC版にて、未使用データとして残されていた性的描写を含むミニゲームを復元するMod(Hot Coffee Mod)が登場したことで社会問題化し、レーティングが「AO(18歳未満禁止)」へ変更・回収騒ぎに発展した。
  • グラフィックや描画処理の限界(PS2版)
    • ハードの限界まで詰め込んだ結果、高速移動時のテクスチャ遅延(オブジェクトの急な出現)やフレームレート低下が発生しやすい。

総評

広大なマップ、自由度の高い育成・カスタマイズ要素、そして90年代西海岸の空気感を完璧に再現したストーリーとBGMにより、オープンワールドアクションの歴史において金字塔と称される最高峰の名作。
一部の操縦系ミッションの凶悪な難易度や表現規制といった問題点は抱えるものの、プレイヤーに与えた自由度と遊びの幅の広さは他の追随を許さず、今なお全世界で愛され続ける一作である。

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最終更新:2026年10月24日 12:38