ふたば系ゆっくりいじめ 643 フェザー・メモリー(後編)

フェザー・メモリー(後編) 26KB


虐待-普通 悲劇 差別・格差 仲違い 家族崩壊 親子喧嘩 野良ゆ 赤子・子供 都会 現代 人間なし 独自設定 うんしー 十作目

「フェザー・メモリー」(後編)

 ・「ふたば系ゆっくりいじめ 632 フェザー・メモリー(前編)」からの続きです
 ・いくつかの独自設定を使っています
 ・駄文注意
 ・いくつかなにも起きないゆっくりがいます

「かわいしょうにゃありちゅにあみゃみゃをくだちゃい…」
「ゆ”…おぢびぢゃんとれいぶはどっでもゆっぐりでぎるゆっぐりなんでず…あばあばをちょうだいね…ずごじでもいいんでず…」
公園の入口あたりでボロボロのれいむと子ありすが道ゆく人々に声をかけていた。
いつぞやに見たあのれいむとその子ゆっくりだ。
雲の切れ目に青空が見えるが、雪が降っているこの気候でよくやるものだ。

子れいむの方は奥の方であにゃるを上向きにして顔面から突っ伏して倒れていた。ピクリとも動かないあたりもはやただの物言わぬ饅頭となっているのだろう。
れいむの方は寒天の左目が無くなっていた。恐らくはあの餌場を取り仕切るみょんとその一味に見つかった結果だろう。
リボンもちぎられている、砂糖細工の髪ごと豪快に引きちぎられたと思わしきリボンがあった場所は綺麗に円形に禿げていた。
時折、移動するときはずりずりと這いずっていた。底部がどうなってるかは分からない、しかし底部にも何かしらの傷があると自分は思った。
砂糖細工の歯も数本を残してなくなっており、それが痛々しさを演出している。
子ありすの方はもっと深刻だ。砂糖細工の髪があるはずの部分が擦り切れて数本の産毛を残して禿げている。
壁面に何度もこすりつけられたのだろうか?砂糖細工の髪があった部分には黒いススが付いている。
時折ズリズリと這いずるときに底部後ろ側、あにゃるが見える位置が現れるが、そこから見える範囲でも縦に大きく裂けたような跡が残っている。
地面に叩きつけられたせいだろう。
…つまりこのれいむ達はまともに跳ねる事が出来なくなっているのである。

「…羽付き?」
人間さんが呼ぶ声に我に帰った。
自分がずっとあのれいむ達を眺めているのが不思議だったのだろうか、怪訝そうな顔でれいむ達に目をやっている。
自分が無言でれいむ達に近づいていく。人間さんも後ろを付いてくる。
れいむ達が人間さんと自分に気づいたようで、モソモソと動きながら何か言っている…様だ。

「ぞごのおにーざん・・・れいぶはゆっくりできないゆっくりのせいでこんなになったんだでず…よがっだらぞごのまでぃざどいっじょにれいぶをがいゆっぐりにじでぐだざい…」
「あみゃあみゃ…あみゃあみゃがぼじいわぁぁ…」
…どうやら自分をこの人間さんの飼いゆっくりだと思い込んでいる様だ。
人間さんは少し眉をしかめてれいむ達を見ていた。臭いがすごいからだろうか。
虫がよすぎる。飼いゆっくりにしてくださいだと?
「…このあいだまりさのちゅうこくをむししてあのばにとどまったのはだれのせいかぜ?なんでもかんでもべつのなにかのせいにするからそんなめにあうんだぜ」
れいむがの顔がピクッと歪んだ。どうやら自分を思い出したようだ。

「あ、あのどぎのまでぃざなんだね…がいゆっぐりだっだんだね…れ、れいぶを、れいぶどおぢびぢゃんをがっでぐれるようだのんでね…いまはごんなのだげどぎっどゆっぐりざぜるごどがでぎ…でぎるよ」
「このありすとれいむが?ほんとうかぜ?」
「ぼんどうだよ…おうだだっでうだえるじおどりだっででぎるよ…おぢびぢゃんだっでどっでもゆっぐりじでで、"どがいば"で…じばんのおぢびぢゃんだよ…だがら…だ、だがら…」
「とかいは?」

半ば独り言のように呟く。
怒りがこみ上げた。暗い怒りが餡子の奥から堰を切ったようにあふれだす。
目の前が真っ白になりかけたその時にれいむ達はある事をし出した。

「ゆ~…♪ゆゆ…ゆ~…っくり~…し、しでいっで~…ね~…」
「ちょ・・がいば~ぢょがいば~」
歌?らしき物を歌って必死にアピールしている。横では子ありすが奇妙に体を縦にに伸ばしてくねくねと動いていた。踊りのつもりだろうか?
それを見た途端に突然波が引いた様に怒りと言う感情が引っ込んでいく。もう何とすらも感じない。
冷静だ。自分は今いつものように冷静に、そして非情になっている。

「それがおどりとおうたのつもりなのかぜ?」
冷ややかに言い放つ。れいむと子ありすの動きがピタッと止まった。
「じぶんでなにかをするということもせずにほかのゆっくりのちゅうこくをむししてひさんなめにあって"れいむはかわいそう"?そうなってあたりまえなんだぜ、おまえはそのままとおりがかったにんげんにつぶされるかほかのゆっくりにかざりがないからってせいさいされるか、うんがよくてもよるにはれみりゃやふらんのえじきなんだぜ」
寒天の目を見開いてこちらを見つめているれいむ達。驚いている様だ。認めたくない結果を言われるのがそんなに衝撃的なのだろうか?
「そのままのこりのゆんせいをだれかにすがっていきるんだぜ、もっともきょうじゅうにゆっくりできなくなるほうがかくりつてきにたかいとおもうかぜ…」
そう静かに、だが力強く言うとくるっと振り返って跳ねだす。人間さんも自分についてきたのか、れいむ一家を何度も振り返って見ながらも付いてきていた。
後ろで「ゆ"ん"や"あ”あ”あ”あ”」と喚く声がする。
…弱いゆっくりは嫌いではない、だが弱い事を免罪符に誰かに縋るゆっくりは嫌いだ。
自分は違う。どんな状況でも自分の底部で跳ね、目で見て、そして考えてきた。

「…羽付きはいつからこんなことを始めたんだい?」
人間さんに聞かれる、自分自身について聞かれたのは最初の時以来だ。
「…そんなたいしたことじゃないんだぜ、れいぱーありすにおそわれているかいゆっくりをたすけたらたまたまそのかいぬしにかんしゃされて…そこからひんとをえてはじめたんだぜ」
あまり身の上話は話そうとしないが感傷的になっていたからだろうか?多少の事を話してしまう自分がいた。
まずは飼いゆっくりを助けたことだった…あれから始まったのだ。
次によくやったのは公園の草むしり、もともとは花の蔭に生えている雑草を選んで食べていたのが雑草を掃除してくれると感謝され、それ以来よくやる様になった。
それからは…色々とやっている。人間さんに話すのは飼いゆっくりの安全確保や草むしり、落とし物探しなどだけだ。それ以外の事もやるが話す価値はあまりないだろう。
自分自身の事を聞かれたからだろうか?記憶が自分の餡子の中をぐるぐると回っていた…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「あ、くそ!またあそこに逃げやがった!」
青年が声を上げる。自分はその横で河の真中を帽子で浮かんでわたる水上まりさを見ていた。
「げらげら!ばかなじじいはそこでゆびでもくわえてみてるんだぜ!」
「ゆぷぷ!おお、あわりぇあわりぇ!」
「ゆ!ゆ!ほんちょうにばきゃなじじいぢゃね!」
言いたい放題言いながら川の流れに沿って流れていくバスケットボールサイズのまりさとその脇には二匹のソフトボールサイズの子まりさの姿があった。

あの頃、ブームが終わった水上まりさが大量に街ゆっくりとして捨てられていた。当然数ヶ月も経てばゲス化するゆっくりも現れる。
水上まりさの大きなアドバンテージともなっている大きな帽子をボート代わりにして泳ぐという行為。当時はこれが厄介だった。
おうち宣言して散々家屋を荒らした後に大きな川に逃げ込まれたりすれば手出しのしようがない。流れを沿って追って行ってもいずれは捕まるだろうがそんな時間のかかる事をする人間は数少なかった。
今なら簡単な対処法があるのだが…当時は人間の間でも直接的な対抗策が無かったのだ。
「おい!あまあまでなんとかしてくれるんだろ!?あの水上まりさを沈めろ!このままじゃ腹が立ってかなわん!」
がなりたてるように自分にこう言う青年。帽子の中で赤まりさが微かに震えた。
「…あんまりおおきなこえをださないでほしいんだぜ、さいごにかくにんするけど、あまあまはぼうしいっぱいに、それでいいかぜ?」
「わかったよ!早く何とかしろ!」
「あわてるんじゃないぜ」

自分は大きく底部を上にあげて飛び跳ねる。川のヘリに近づいてこう叫んだ。
「ゆっくりしていってね!」
川の上を渡っている水上まりさが一斉に口にくわえたオール…つまり木の枝を離して答える
「ゆっくりしていってね!」
「「ゆっくちしちぇいっちぇね!」」
これで終わりだ。あんまり人前では見せたくなかったが…
自分がちょっと先に閃いただけで近いうちにこの方法にたどり着く奴は必ず出てくるだろう。それにこの方法を見てしまった人間がいる以上もう自分には頼まない。今日が納めだ。
水上まりさは木の枝をオールの様に使って移動する。水槽などの流れがない所なら舌で掻く事も出来るが、流れがある川などの場合は木の枝の様な細長いものをオールの様に使わなければクルクルまわって流されるままになってしまう。
口や舌を使ってオールを漕ぐのだ。そのオールを落とせばどうなるか?

「おーるざんゆっぐりもどっでねええええええ!」
「きょわいよおおおお!」
「なんぢぇおぼうししゃんがぐるぐるまわりゅにょおおおおおお!」
親まりさらしきまりさは舌を一杯に伸ばして水の上に浮いた木の枝を拾おうとするがとっくの昔に明後日の方向へ流れてしまっていた。
比較的軽い子まりさの方は完全にコントロールを失っている。それまで三角形にきれいに並んで水の上を泳いでいたまりさ一家はオールを失った事でてんでバラバラの方向へ流されていっていた。
ある子まりさはクルクル緩やかに回りながら右斜めに流れていっている。パニックになったのか回って親まりさの姿を見つけると体を傾けて叫び出した。
「おどうじゃあああああああん!ゆっぎゅりだぢゅげぢぇえええええええ!」
「おぢびぢゃんがらだをがだむげぢゃだべなんだぜえええええええ!」
親まりさが叫ぶ。だがすでに時遅し。

「ゆんやああああ!おみぢゅしゃんぎゃああああああ!ゆっきゅりはいりゃないぢぇ…ゆぎゃっ!?」
バランスを崩した帽子は水の侵入を許しそのまま傾いて子まりさは川の中へ真っ逆さまに落ちていってしまった。
「おぢびぢゃんんんんんんんんんんんんんん!?」
寒天の目から涙を流して口を一杯に開けて叫ぶ親まりさ。哀れ子まりさを乗せていた帽子はただ斜めにプカプカと浮いて流れているだけだ。
もう一匹の子まりさはどうなったか?自分が目を向けると流木に引っ掛かってなんとか体制を立て直していた。
だが、完全に流木の間に挟まってしまい、抜け出すことが出来ない。どんどん親まりさから離れていってしまっている。
「ゆんやあああああああああ!まりぢゃをおいぢぃぎゃないぢぇねええええええええ!」
「おぢびぢゃんんんんんんんん!おぼうしざんゆっぐりどまるんだぜええええええ!?」
川の中腹に引っ掛かった物だから人間でもとれやしない。その内帽子の中に水が入って沈むか、それとも餓えるかの二択だ。
「ゆぎゃああああああああ!ゆっぐりでぎないいいいいいいいいいいい…!」
冬の昼下がりに水上まりさの叫び声が響いていた…

…一時間後、少し下流へ下ってみると河原の淵に帽子とブクブクに膨れた何かが引っ掛かっていた。
「これ・・・あの水上まりさか?」
青年が自分に聞く。
「そうだぜ、みずをすってるけどまだいきてるんだぜ、そのうちかわけばもとにもどるからもってかえったらどうだぜ?」
それを聞くと青年は無言で自分の目の前に菓子類を投げ捨てるように落とすとブヨブヨに膨れて時折動いている水上まりさを帽子ごと引っ掴んで礼も言わずに去っていった。
自分は今、こうやって生きている。

…あれから自分は「ゲスゆっくり」になった。いや、ならざる負えなかったと言ったほうが今はしっくりくるのかもしれない。
人間に与したのはこっちの方が食料などのアテがあるからだ。帽子の白い羽だって伊達ゆっくりを気取っているわけではなく、区別がつきやすい様に目印としてさしているだけに過ぎない。
最初はほんの偶然だった。たまたま飼いゆっくりがれいぱーありすに襲われているのを助けたら飼い主に感謝されてあまあまを貰った。そんな些細なことから自分の今のライフスタイルが確立したのだ。
「だぜ」口調はこれの方が人間にもゆっくりにも通りが良いから使っているだけだ。もちろん、赤まりさと二匹っきりで話すときはいつもの口調に戻る。
今はこの赤まりさのために、そして何より冬を越すためにあまあまが必要だ…だから余計な事は考えないようにしていた。

「おちびちゃんおぼうしさんのなかからゆっくりでてね」
自分がこう言って帽子を取り払うと中からソロリとソフトボール大の子まりさが現れた。
「ゆ・・・あまあましゃんがちょれちゃの?」
不安そうに辺りをうかがいながら聞いている。当たり前か。飾りがないのだから――
菓子を帽子いっぱいに詰めると頭にかぶる。ズシリと重さを感じた。
「ゆっくりついてきてね、おうちさんにかえるよ」
「ゆっきゅりわかっちゃよ…」

なるべく離れないように自分の後ろに小麦粉の皮をくっつけて跳ねる子まりさ。
あたりをキョロキョロと不安そうにうかがっている。
…帽子がないという事実は子まりさの自尊心をズタズタに傷つけていた。

街を往く。周りには様々なゆっくりがいた。
一様に表情は暗い。この時期に外にいるゆっくりと言うのはその殆どが越冬に失敗したあぶれゆっくりだ。辺り前と言えば当たり前だが。
脇を通るたびに家族連れのゆっくりの目線は親ゆっくりだろうが子ゆっくりだろうが自分の帽子に釘付けになる。砂糖水の涎を垂らしている辺り単純明快な考えを持っている様だ。

「ゆぅぅ…れいみゅもあみゃあみゃしゃんがちゃべちゃいよ…」
「ゆっくりがまんしてね…あれはあのまりさのあまあまさんだからだめだよ…」
「でみょおなきゃしゅちゃよ…」
「ゆ…ゆっくりがまんしてね!」
…そんな事を態々聞こえるような声で言ってはこちらをチラチラとみている。どのゆっくりも同じ態度だ。
だが無視して通り過ぎる。街ゆっくりに情けをかければどうなるか。嫌というほど知っているから。

腹立たしい。なぜ自分から動かないのか。ただ媚びて、同情を誘い、そして何かを貰うのを待っている。そんな態度だからあぶれゆっくりなどに甘んじるのだ。
自分は違う。ただ冬の寒さと暗さにおびえるゆっくりではなくなった。追い詰められて手に入れた強さ。それだけが今の自分の支えとなっている。
表情には出さないままに「おうち」へと戻る。戻る途中でハラリハラリと雪が舞い落ちてくるのを見た。
今日は朝から天気が悪かった。それにかなり寒い。結構雪は降るだろう。だから早めに切り上げて帰って来たのだ。
街の東側に位置する河川敷の高架線下のダンボール箱、ここが今の自分たちの「おうち」だ。路地裏にいた頃とは違う。ダンボールは二重構造。ビニールシートをかぶせて毛布の上にタオルまで敷いている。
余裕で越冬が出来るほどの防寒性と丈夫さ、そして程良い広さを兼ね備えた「おうち」。それは自分の強さを示す指標でもある。手に入れた自身の能力のお陰でここまで材料を集めることができたのだ。

見慣れないゆっくりがおうちの前でこちらを窺うようにしてオロオロとしていた。
自分と子まりさが近づくとそのゆっくりは突然近づいてきた。

「ゆ、ゆっくりしていってね!」
「…ゆっくりしていってね」
まじまじとそのゆっくりの様子を見てみる。
親ゆっくりと思わしき「ゆっくりありす」とその子ゆっくりであろうか?ソフトボールサイズの子ありすと子れいむがこちらを見上げるようにして様子をうかがっていた。
風貌は、小汚いの一言に尽きる。ありす種は髪飾りの端が切れてボロボロだ。小麦粉の皮だって泥だらけの上に汚れていても上から見えるほど生傷だらけだった。
モチモチの小麦粉の皮なんて物じゃない。ガサガサでひび割れが薄く入っている。砂糖細工の髪もボサボサで油を塗ったようにテカテカと不気味に光っていた。
子れいむも子ありすも同じような物だ。この見た目だけであぶれゆっくりだと言う事が判断できる。雪が降ったから一時避難しようとしたところであまりにも立派な「おうち」だったので入ろうかどうか迷っていた…と言う所か。

不意にありすが口を開いた。
「このおうちはまりさのもの?」
「…そうだけどそれがどうかしたのかぜ?」
「お、おねがいよ!ゆきさんがふったからここにいれてほしいの!」
…雪よけならダンボールの外でも十分だろう。ここは高架下なのだから。
「きたないゆっくりはおことわりだぜ。それにまりさのおうちはそこまでひろくないんだぜ、こうかしたでゆきがはいってこないんだからそとでやむのをまってるんだぜ」
当然断る。今度はありすはこんな風に食い下がってきた。

「ゆ・・・じゃあありすのおちびちゃんだけでもいいからいれてほしいわ!」
寒天の目に涙を貯めてこう訴えかけるとまるでお決まりの様に子ゆっくり達が騒ぎ出す。
「ゆゆ!おきゃあしゃんがはいっちぇね!」
「そうぢゃわ!ありしゅちゃちはそちょぢぇいいわ!」
「ゆううう!おちびちゃんたち…でも…ありすはだいじょうぶよ…おちびちゃんがさきにはいってね」
…辟易とした。こんな三文芝居の様な事をしている辺りよほど卑屈なゆっくりなのだろうか?これが真剣なのだとしてもあまりのお粗末さに呆れかえる。
体当たりの一つでもかませば退散するはずだろう…と思っていると。子まりさがこんな事を言い始めた。
「おとうしゃん…このありしゅちゃちをゆっきゅりおうちにいれちぇあげちぇね…」
無言で子まりさを見る。必死に口をもごもごとさせながら自分に訴えかけていた。
「きょんにゃしゃむいひに…ちょっちょもきゃわいしょうぢゃよ…ゆきしゃんがやむまぢぇぢぇいいきゃらいれちぇあげちぇね…まりしゃはせみゃきゅちぇもいいよ…」
…芝居か本気か、どっちにしろ関係ないがこんなお粗末なお涙頂戴で心が動く方に驚いた。後ろでは涙をためてすーりすーりを繰り返すありす一家。

このまま追い返せば子まりさは駄々をこね始めるだろう。いくら食糧があるとはいえ人間とのコネクションの維持は間隔をあけすぎては壊れてしまう。何より飾りがない子まりさも連れて行かなければ、他のゆっくりの餌食だ。
だから子まりさが意地を張って一緒についていかないと言うのは割と死活問題になる。
色々と考えた結果子まりさの条件をのむことにした。

「…わかったんだぜ、そこのありすたち、おうちにはいってもいいんだぜ」
「おとうしゃんありがちょうにぇ!」
「ゆっくりありがとうね!さぁおちびちゃん!はやくおうちにはいるのよ!」
「ゆっきゅりわかっちゃよ!」
「ちょっちぇもあちゃちゃかちょうにぇ!」

保身とほんの少しの同情があったのは否めないがとにかく雪が止むまでだ。大したことはないだろう。あまあまはやらないし廂を貸してやるだけだ。
子まりさに礼も言わずに「おうち」の中へ入っていくありす達。悪いありすではなさそうだが…そう思っていたのが子まりさの運のつきとなった。

「ゆゆーん♪ちょっちぇもあちゃちゃかいわ!」
「もうふさんがあるよ!まりさはすごいのね!」
「おきゃあしゃんしゅーりしゅーり!」
…ダンボール箱の奥の方で身を寄せ合ってスーリスーリを繰り返しているありす一家。
まぁ狭いと言ってもギュウギュウ詰めって程じゃない。自分と子まりさは入口近くでできるだけ寄らないようにしていた。臭いし汚いからだ。

「ゆゆ?どおしちぇまりしゃにはおぼうししゃんがにゃいにょ?」
子れいむが不思議そうに聞く。思慮ってものがないのか。少しカチンと来たが黙っておいた。
子まりさは詰まりながらもたどたどしく話し出した。
「ゆっ・・・ま、まりしゃはわりゅいれみりゃにおぼうししゃんをちょられちゃっちゃんぢゃよ…でみょいちゅかぼうししゃんはきゃにゃらじゅもぢょっちぇきゅるんぢゃよ!ぢゃかりゃそりぇまぢぇがまんしちぇるんぢゃよ!」
それを見ていたありすが口をはさむ。
「ゆゆ!おちびちゃんはとってもとかいはでえらいわね!」
「ゆゆ・・・?ちょかいは?」
「そうよ!とかいはっていうのはとってもゆっくりできるっていういみよ!」
「ゆ!ゆっくりありがちょうにぇ!」
…それを見て自分がありすに向かって言った。

「…つぎに"とかいは"っていったらここからたたきだすぜ」
ありす一家がビクッと震える。恐縮したように顔色をうかがっているのが更に腹立たしい。
その言葉を口にするな。思い出すだけで餡子が煮えたぎる程の怒りが込み上がる…

「ゆ・・・ありしゅ!ちょっちょきちゃないにぇ!まりしゃがぺーりょぺーりょしちぇあげりゅよ!」
「ゆゆ!ゆっくりありがとう!とってもとか…ゆっくりしたおちびちゃんね!」
気を使っているのか、それとも微妙な空気を仕切りなおそうとしたのか、子まりさがありすをぺーろぺーろしようとしていた。
ありすがくるっと側面を向けると子まりさが舌を伸ばして汚れをぺーろぺーろする。
…汚いからやめろと言っても「ゆっくりはみんなでゆっくりするからゆっくりできるんだ」と言って聞きやしないだろう。変に駄々をこねられて動かないと言われるのもあれだ。
そう、結局は自分の保身のために子まりさの行動を許してしまったのだ。そもそもそこまで保身に走るなら子まりさだって見限っているはずだ。
帽子がない上に変に頑固で一匹では何もできない子ゆっくり。自分が一番嫌いなタイプだ。
だが見捨てる事が出来なかった。その中途半端な情が、子まりさの悲劇を呼んでしまったのかもしれない。

ふとありすの方を見ていると側面にある「シミ」を見つけた。そこを子まりさがぺーろぺーろしている。あれは…あの緑色のシミは…
「おちびちゃん!ゆっくりやめるんだぜ!」
ありす一家と子まりさがビクッと跳ねる。暫くして子まりさが口答えをし始めた
「どうしちぇ!?ぺーりょぺーりょぎゅらいいいでしょ!?」
「よくないんだぜ!そこのありすとこゆっくりたち!さっさとここからでていくんだぜ!」
突然の自分の行動に驚いたのか、それでも雪は降っているので抗議する。
「ま、まだゆきさんはやんでないわ!」
「しょうぢゃよ!しゃむいきゃらここにいしゃせちぇね!」
「きょんなしゃむいなきゃしょちょにえりゃれにゃいわ!」
…当たり前か。だがカビが生えているゆっくりの以上ここへは置いておくわけにはいかない。
帽子の中から木の枝を取り出してこう怒鳴りつける
「でていくんだぜ!でていけ!」
木の枝を突きつけられれば流石に居座るのは無理だと思ったのだろうか。別の出口からそろそろと出ていっていった。
早速、子まりさが声を上げて起こっていた。ぷくーっと膨れている辺りかなり頭に来たようだ。

「おとうしゃん!にゃんやにょ!にゃんぢぇあんにゃゆっきゅりちょしちぇちぇ"ちょかいは"なありしゅちゃちをおいはらっちゃにょ!?」
「…おちびちゃん…ゆっくりおちついてね…」
「おとうしゃんはちょっちょめゆっきゅりできにゃいよ!いにゃきゃもにょ!まりしゃはもうおこっちゃよ!」
「…おこってもらってもいいよ…でもぽんぽんさんがいたくなったらいってね。」
「ゆっきゅりできにゃいいにゃかににょのおとうしゃんなんちぇしりゃにゃいよ!ぷんぷん!」

…ダメだ。もうこの子まりさは…頭の隅で知識がこれからの結果として頭をもたげる。だが感情がそれを認めなかった。
いつかの「しんぐるまざーれいむ」の時の様に、カビが生えたゆっくりはまず助からない。
すーりすーりで小麦粉の皮にカビが移ったならそこの部分を噛み切ってやれば大丈夫だ。
だが「ぺーろぺーろ」で餡子の中にカビが移ってしまった場合はもうどうしようもない。餡子が腐っていけばどうなるか。あの「しんぐるまざーれいむ」の様に餡子変換能力が完全に消失し、カビの生えたうんうんを垂れ流し続けて苦しみぬいた揚句に死んでしまう。
だから…だから嫌だったんだ。ありす種は自分に不幸しか持ってこない。唯一のつながりである子まりさまでもを巻き込む気か…
ほんの少しでも情を見せた自分が馬鹿だった。いや、それ以上に腹立たしいのは保身のために子まりさの言う事にはNOと言えなかった自分の甘さだ。
どの道子まりさは助からない。今の内に見限れば…
…出来なかった。つくづく自分は甘いゆっくりだ。唯一のつながりをそう簡単に見限ることなどできない…
結局その甘さのせいで自分が垣間見たのは、子まりさがゆっくりできなくなるまでの過程であった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ゆ”…!ゆ”…!ぽんぽんがいぢゃいよぉぉ…」
その日の夜から餡子の不調を訴え始めた子まりさ。柔らかい菓子パンやマシュマロしか食べなくなっていた。
他の物なんか食べれば水の様なうんうんが飛び出てしまう。
「ゆ”…ゆ”っきゅりちゃべりゅよ…む~ちゃむ~ちゃ…」
柔らかいもの…いつもなら三口で終わるようなものさえチョボチョボと食べている。その度に小麦粉の皮を苦しそうに伸ばして
「ゆ”ぅぅ…!ゆぎぎ…」と言ってあにゃるから緩い餡子…うんうんが出ていくのだ。
「おちびちゃんゆっくりよくなってね!ぺーろぺーろ!」
…今はそれしかできなかった。無駄だとは分かっていてもそれをしなければ気がどうにかしてしまいそうだった。
とにかく今は貯め込んだあまあまで賄うしかない。自分が付いていなければ…
いくらぺーろぺーろをやってもうんうんは止まらない。ただすーりすーりするしかやることが見つからなかった。
「おちびちゃん!ゆっくりよくなるよ!きっとよくなるからね!すーりすーり!」
「ゆ”…!しゅーりしゅーり…」
…また詭弁だ。助からないとわかっている。既に餡子にカビが広がり始めているのだ。

二日後には、子まりさは柔らかい物すらも食べられなくなっていた。
「ゆ”ぅ…む~ちゃむ~ちゃ…ゆげぇぇ…」
「おちびちゃん!しっかりしてね!」
「まりしゃ・・おれんじじゅーすしゃんがのみちゃいよ…」
「ゆっくりわかったよ!」
街ゆっくりにとってオレンジジュースは特効薬として使われるほどの「ゆっくりできるあまあま」だ。
少しづつ、少しづつ使っていたオレンジジュースを傾けて、一口ゼリーの容器に入れて子まりさの前に置く。
「ゆっくりのんでね!」
「ゆ”…ぺーりょぺーりょ…」
何とか飲んでくれたようだ。だがせいぜい容器一杯分しか飲めなかった。
その後は急に小麦粉の皮を震わせると。
「ゆ”!ゆ”!うんうんがでるよぉぉ…」
と言ってあにゃるから餡子が漏れ出しは始める
「おちびちゃん!ゆっくりしていってね!ゆっぐりじでいっでね!」
ただそれしか言えない。そして小麦粉の皮を擦り合わせてすーりすーりする事しか…

三日後、とうとう小麦粉の皮がしわしわに萎れてまるで空気の抜けたボールの様にべチャっと地面の接地部分にだらしなく広がる程になっていた。
この頃になるとオレンジジュースを餡子が吸収しなくなってしまっていた。つまり何も食べていないし飲んでもいない。
「ゆ”・・・!ゆ”・・・にゃにもにえにゃいよぉぉ・・・」
既に寒天の目は虚ろ…どころか白濁している。中の餡子がゆっくりとしての形を保てなくなるほどに粘性が無くなって来ていた。
この頃には小麦粉の皮は所々が深緑に変色し始める。
ぽっかりと口だけ開いて舌を投げだして時折「ゆ”!ゆ”!」と跳ねてその度にうんうんが漏れ出していく。
…そしてこの日から子まりさは「潰れていった」
「おぢびぢゃん!ゆっぐりじでいっでね!ゆっぐりじでいっでね!ゆっぐりじでいっでね!ゆっぐり!ゆっぐりぃ!」
「ゆ”…ゆ”…どぼぢで…」
「ゆ?」
「どぼぢで…おどう・・・じゃんは・・・まり・・・ぢゃを…ゆっぎゅ…りじゃじぇて…ぎゅれにゃい…にょ…?」
「ゆ”…おぢびぢゃん…?どぼじでぞんなごど…いうの?」
「おぼう・・しぢゃんぢゃって…お…どうぢゃんだげ…どっぢゃよにぇ…?ま…りしゃの・・・まりしゃの…おぼうじ…じゃんはいつ…きゅりゅにょ…?」
「もうちょっどだよ!おぢびぢゃん!ぞんなゆっぐりでぎないごどいっだらごないよ!だがら!だがらゆっぐりじでいっでね!」
「ゆ”!…ゆ”!」
「おぢびぢゃんんんんんんんんんんんん!?」
これだけ言っても自分は小麦粉の皮が変色し始めた辺りから少しも子まりさに触れていない。カビが移るからだ。
結局は自己保身…変に善良なゆっくりを気取っている自分には今思い出しても腹が立つ。

五日後…
「ゆ”…ゅ”…!ゅ”…!」
「ゆっぐりじでいっでね!ゆっぐり!ゆっぐり!」
もう子まりさはゆっくりとしての形を殆ど保っていなかった。
唯一残っているのは砂糖細工の髪のみ、それ以外はデロデロの深緑色の何かになって潰れていた。
寒天の目があった所はぽっかり穴があいている。下にはデロデロになった二個の白い寒天が転がっていた。
時折グネグネと動いてあにゃるからデロデロの深緑のうんうんを垂れ流す。
「おぢびぢゃん!ゆっぐりじでいっでね!」
…もう何回この言葉を口にしただろうか?それすらも思い出せない。
「ゅ”…ね…な…ぐ…」
「おぢびぢゃん!?なに!?ゆっぐりいっでね!」
触れないようにぎりぎりまで体を近づける。あの時自分は確かに聞いた。子まりさの声を
「ゆっくりできないいなかものの"まりさ"はゆっくりしね」と
それだけ言うと激しく体がうねうねと動き始めた。
「おぢびぢゃんんんんんん!?」
「ゅ”!ゅ”…!ゅ"…!」
徐々に動かなくなっていき、そして子まりさは…物言わぬ饅頭となり果てた。

「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!!!!???????」
その時どうしたか自分でもよく覚えていない。断片的な記憶しかないのだ。
砂糖水の涙と涎をまき散らし、つんざくような大声で泣いたのは覚えている。
気がつけば子まりさはいなくなっていた。広いダンボール箱の中で虚ろに傾いている自分。それから記憶はつながる。
…あの時何よりも許せなかったのは、自身の体に重きを置いて、カビが小麦粉の皮に出始めた頃から子まりさに触れもしなかったこと。そして、再び「おうち」の外へ出て「仕事」を再開したことだった。

数日後、花壇の雑草を引き抜いている時に。横を金バッジのありすの親子が通っていた。
サラサラの砂糖細工の髪、汚れひとつない髪飾り。モチモチの小麦粉の皮、そして煌めく金バッジ。
そのありすの子ゆっくりらしき子まりさも同じような物だ。
「A」「M」と刺繍が入った巾着袋の様な「靴」でモチモチの小麦粉の皮を包み、にこやかに跳ねている。
「ゆゆ!おきゃあしゃん!まりしゃおなきゃしゅいちゃよ!」
「ゆっくりがまんしてね!おうちにかえったらたくさんあまあまさんがたべられるわ!」
「ゆゆーん♪たのしみぢゃよ!まりしゃゆっきゅりがまんしゅりゅよ!」
「ゆふふ!いいこね!おちびちゃんはとっても"とかいは"だわ!」
「ゆ!まりしゃはちょっちょめ"ちょかいは"なゆっきゅりににゃりゅよ!おきゃあしゃんみちゃいに!」

口々にそんな事を言いながら横を通り過ぎる。声が聞こえなくなるまで何回「とかいは」という言葉を聞いただろうか?
…いつから自分はあの金バッジが眩しいと思うようになってしまったんだろう。
飼いゆっくりだった頃は頭に付けていることすらも忘れるほどに常に身に着けていた。だからそんな大したものとは思わなかった。
大事なのは「ゆっくりできること」そんな事を言っていた気がする。
雑草をむ~しゃむ~しゃし終わった後で振り返って上を見上げる。そこには木々の様に大きなビル群が立ち並んでいた。
…そうだ。過去はどうであれ自分は街ゆっくりだ。今を受け取って生きていくしかない。
もらったあまあまを食べ終わって再び街に出る。そこで奇妙な男に声をかけられた。
「街ゆっくりの生活がみたい。案内してくれ」と。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「羽付き…?」
人間さんの声に再び我に返った。
「大丈夫かい?調子でも悪いのか?」
心配そうに声をかける。
「だいじょうぶだぜ、ちょっとむかしのことをおもいだしていただけだぜ」
取り繕うようにそう言う。
人間さんはただ「そうかい」と言うとそれから何も詮索しなかった。
「にんげんさん」
「なんだい?」
「…よのなか、ままならないことばかりだぜ」

頭の上に「?」のマークが出そうな顔をして自分を見ている人間さん。
それだけ言うと何事もないように再び自分は跳ねだした。
少し上を見上げる。雲の切れ目には青い、本当に青くて高い空が広がっていた。
…天気雨のように降っていた雪は自分の頭の白い羽の様に見えたような気がする―――


挿絵 by儚いあき


過去作品





トップページに戻る
このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね!
感想

すべてのコメントを見る
  • 羽付きまりさは妙に作者に守られてる感があるっていうのはわかるけどね -- 2013-04-11 22:16:36
  • あれこれ感想に長文書いてるけど、面白かったor面白くなかったの一言のどちらかを書けば良いだけじゃないかな。キモイキモイ言ってて、結局何が言いたいのかさっぱりだよね。 -- 2012-10-30 06:42:33
  • 作品に対する感想はひとそれぞれだと思うがよ、批判コメすんなよキモイそんな全ての人が満足できるものなんてあるわけねーだろうがその上お前みたいなキモ批判野郎ならなおさらだそれも理解できねーのかキモイ -- 2011-11-23 20:13:23
  • (感想の感想)
    もはや勝手に作った義務感でキモいって言葉を付け足している様にしか見えない -- 2011-06-09 12:38:48
  • 羽付きのキャラが確立している以上、実子というのは不自然さもあるだろう。
    あと、カビに触れたら触れたでそこらへんのシーンや理由も書かなくちゃ
    いけないんだよね。

    うんうん、そんなことも分からないようなバカがペラペラ得意気に語っても
    見苦しいだけだよねー、わかるよー!

    何と言うか、全体的に「俺の考えているものと違う」みたいなエゴが
    剥き出しですんごい醜いよね。氏ねばいいのにね。

    ※他人が不快に~ の注意書きも読めてないよね。ああ、「俺のは正当
    な評価だから、問題ない」とでも思ってるの? 凄いお子様的発想
    だよね-。 -- 2011-03-26 13:07:52
  • 厨坊ほど厨二って言いたがるというのはどうやら本当らしいwww -- 2011-03-09 15:17:17
  • 只ひたすらキモかった。
    結局最後まで物語的に子まりさを羽付きの実子にしなかった意味がわからん

    きっとキモい作者のキモい脳内では

    僕の考えた格好良い羽付きが勝手に野良とすっきりってのはやだな
    実施を見捨てたり死なせたりするのも格好良くないし・・・
    じゃあ他ゆの子を身ごもった状態のゆっくりを番として連れて来た事にしよう
    かなり無茶苦茶だが僕の考えた格好良い羽付き為だから仕方ない

    子まりさを死なすにしても羽付きが格好悪いのは駄目だ
    子まりさが自分でカビありす招き入れて自分で勝手にカビをなめた事にしよう
    それなら僕の考えた格好良い羽付きの格好がつくな

    とかキモ過ぎる事を考えていたんだろうな

    まあしかし

    子まりさがカビで苦しんでいても絶対に触らない
    冷静沈着で判断力のある僕の格好良い羽付きとかキモい

    人間相手に堂々と渡り合い対ゆっくりの商売をする
    僕の格好良い羽付きとかいちいちキモい

    だいたい
    >…あんまりおおきなこえをださないでほしいんだぜ
    なんて口を人間にきいてたら即潰されるだろ
    まあキモい作者の大事な大事なキモくて格好良い羽付きはそんな事にならないだろうけど

    とにかくまあキモい厨二設定だらけだな
    よくもここまでキモい厨二設定ばかりを詰め込んだものだと
    逆に作者のキモさ感心するよ、吐き気がするけど

    -- 2011-03-09 13:18:49
  • 面白かった。ままならないものだね… -- 2010-10-21 20:02:19
  • これは面白い!!良作 -- 2010-09-04 12:37:59
  • なんていうか、ゆん生そのものな感じだね -- 2010-07-24 08:41:58
  • 面白かった -- 2010-06-11 04:33:57
最終更新:2010年01月06日 16:32
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。
添付ファイル