お姉さんのまりさ飼育日記 15KB
例によって面白さよりも、本編の物語に奥行きを与えることが目的となっています
虐成分はほんのり漂う程度。
- 「どっ、どうか惨めなアッシに、『竜巻』のいじられまりさ一家の後日談をお恵みくだせぇ。」
というリクエストがあったので、ついでとばかりにそれっぽく書きましたが、
実際は、しばらく本編書く暇ないんで、とりあえず秋・冬編の予告版を、ということを目的としています。
あと、これまでのダイジェストも。
最初の1行は忘れて下さい。すんません。
『お姉さんのまりさ飼育日記』
D.O
「「「ゆっくりしていってね!!!」」」
公園の植栽に埋まった段ボール箱の中で、今日も元気な挨拶が交わされる。
このまりさ一家の一族は、公園では古株である。
お水は噴水があるので潤沢、物陰も多いため、雨風も防げて危険も少なく、町ゆっくりでは勝ち組だ。
「ゆーん!きょうもぽかぽかできもちいいよ!」
お母さんまりさは、ちょっと抜けたところがあるが賢く、公園の人気者。
「でもおきゃーしゃん、ゆっくちおなきゃしゅいたのじぇ。」
長女まりさは食いしん坊。
「ゆっくち!ゆっくち!」
末っ子まりさは少々成長が遅れ気味だが元気いっぱい。
「ゆゆっ!きょうはみんなでかりにいこうね!」
まりさ一家は、今日も昨日までと同じ、春の平和な一日になると思っていた。
空から生えた、アレを見るまでは。
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「「なんなのあれぇぇぇぇぇえええええ!!!」」
まりさ達の視線の先では、理解を超えた現象が起こっていた。
雲さんに生えたあんよが、一歩前に踏み出すたびに宙を舞う木片、ゴミ、瓦、ゆっくり。
轟音とともにさらに風は激しさを増し、まりさ達の周囲ではゆっくりどころか人間さんまで騒ぎ始めている。
「はっはっはっはっ!!!見ろっ!ゆっくりがゴミのようだ!!!」
竜巻。
ゆっくりどころか人間さんにとっても極めて危険な自然現象。
まりさ一家の周囲は怒号と轟音に包まれた。
まりさ一家は、逃げた。生き延びるために。
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優宇河お姉さんは近所の小中一貫校の家庭科教師。
勤務先の同僚である校務員ゆうかりんに、軽いイタズラをするのがマイブームな人間さんだ。
この日も若い女性の身で独り暮らしを続けながら、自分もゆうかりんと一緒に学校に住みたいな、
などと考えていた。
「え・・・竜巻?うっそでしょぉぉおお!」
買い物帰りの優宇河お姉さんも、さすがに危険を感じて自宅までの道を駆け抜け、
鍵を開けるのももどかしく、一気に家に飛び込んだ。
足もとを通り抜ける影に気づくことなく、ドアに鍵をかける。
「危なかったわ・・・。街中で竜巻って、冗談じゃ「ゆぅ、たすかったよ。おちびちゃんたちもおくちからでてきてね!」?」
「「「ゆっくちー。」」」
「ちょっと!どこから・・・どさくさまぎれに足もとから入ってきたのね。」
(はぁ、まあ外があれじゃあしょうがないわね。しばらくかくまってあげましょ。)
彼女はこれまで、ゆっくりに関しては希少種にしか興味はなく、まして自分で飼おうなどとは考えたこともない。
とはいえ勤務先の学校では胴付きゆっくりが普通に働いていたりするので、拒否反応もなかった。
その一方母まりさの餡子は恐怖に凍りつく。
(にんげんさんのおうちに、かってにはいっちゃったよ!
みんなころされちゃうよ。おちびちゃんだけでもたすけないと。
でも、どうしよう。)
母まりさの餡子はフル回転して最善の方法を探す。
ひたすら謝って、許してもらおう。
竜巻の荒れ狂う中を逃げよう。
現実は非情である。潔くあきらめよう。
→とりあえず疲れたのであまあまをもらおう。
「ゆゆっ!?にんげんさんはかわいそうなまりさたちにあまあまをもってきてね!」
他方おちび達も、母まりさの尋常でない雰囲気に、危険を察知する。
(お母さんが怖がってるよ。
きっと人間さんに怒られるんだ。
でも、まりさ達じゃ、人間さんに勝てないよ。
どうしよう。)
赤まりさ達の餡子もフル回転し、生存のための道を探す。
お母さんを置いて、四方に逃げて物陰に隠れよう。
一番安全な、お母さんのお口の中に隠れよう。
現実は非情である。潔くあきらめよう。
→よくわからないけど、とにかく謝ろう。
「「きゃわいくってごめんにぇ!!!」」
(随分な態度ねー。ゆうかりんとえらい違いだわ。まぁ、躾されてないとこんなもんかしらね。)
「もっと奥に行きなさい。玄関も危ないわよ。」
(ゆゆっ!?ちかづいてきたよ!おちびちゃんはまりさがまもるよ!)
「まりさのおはなしをきいてるの?ばかなの?」
(とりあえず家の奥に行かないとね。うわ・・・汚い。持ちたくはないわ。指で突っついたら転がっていかないかしら。)
つんっ、つんっ、ころころころ・・・
「「いちゃーい!おきゃーしゃんたしゅけちぇぇぇえ!」」
「まりさのかわいいおちびちゃんをぼうさんでつつかないでね!」
指で優しく転がしているとはいえ赤まりさにはちょっと痛かったみたいである。
しかし、末っ子まりさだけはなにやら様子がおかしい。
「い、いちゃいけど、ゆふぅん・・・しゅっきりー!」
「おちびちゃんどうしてすっきりーしちゃうのぉぉぉおおお!?」
(・・・性癖はともかく、個性あるのね。みんな同じ饅頭かと思ってたけど・・・)
「意外と面白いわね。」
このあと、まりさ達は風呂場まで転がされ、じゃぶじゃぶと体を洗われて、
訳のわからないうちにこの家で最初の一夜を過ごすこととなった。
まあ、最初の意志の伝達が上手くいったとはとても言えないが、まりさ一家は運が良かった。
これが、優宇河お姉さんとまりさ一家の共同生活の始まりであった。
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4月○○日
今日は日曜日なので取りあえず家にはいるんだけれども、ゆっくり達はどうしたものか。
明日以降のことも考えるとやっぱり放してやるべきかなぁ、などと優宇河お姉さんは考えていた。
一方まりさ一家は戦々恐々である。
よくわからないけど酷いことはされなかった。
でも、これからされるかもしれない。
そこで、彼女たちがとった行動は、
「ここはまりさたちのおうちだよ!ゆっくりしていってね!」
「「きょきょはまりしゃたちのおうちだよっ!ゆっくちしちぇっちぇにぇ!」」
おうち宣言。
自分の縄張りの主張である。
「えー、ちょっと。まずいわねぇ。よくわかんないけど、なんか許しちゃいけなかったはずだけど・・・。」
優宇河お姉さん、自分でもここでようやく気付いたが、ゆっくりの飼い方なんて全然知らなかった。
とりあえず、明日にでも学校でゆっくりの飼い方を調べよう、とは思うが、取りあえずどうしたものやら。
「ねえ、まりさ。ここはお姉さんのおうちなの。今はまりさ達は居候なのよ。」
「ぷっきゅぅぅうううう!きょきょはだれもいなかっちゃよ!だきゃらまりしゃたちのおうちだよ!」
「誰も居ないって、私が居・・・?」
まりさ達の背後には、40センチ×60センチ×30センチ程度の、お姉さん自作おもちゃ箱。
「・・・慎ましいわね、あなた達。好きに使ってよ。」
「ところであなた達。そこで暮らすくらいならウチで飼ってあげよっか。」
「ゆ?」
「ウチの飼いゆっくりになるの。イヤ?」
「ゆ・・・ゆゆっ?」
「私に飼われるのは、イヤ?」
「・・・ゆ・・・ゆっゆっ・・・?ゆひへぇ・・・」
「うわっ、何中身吐いてんのよ!嫌だったのかしら。」
表情を見るとそうでもない。
歓喜3と驚愕7を混ぜたような表情をしながらまりさは餡子を吹いて気絶していた。
「おにぇーしゃん。」
「?何?」
「かいゆっくちって、まいにちむーちゃむーちゃできりゅの?」
「ご飯は毎日あげるけど。」
「ゆわーい!やっちゃあ!」
優宇河お姉さんは、とりあえずゆっくりフードを買い込んで、
後のことは、明日以降に何とかすることにして、取りあえず考えるのをやめた。
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4月○×日
優宇河お姉さんもさすがに、生き物を育てようというのだから、最低限の飼い方は勉強しないとダメだ、
餅は餅屋、ゆっくりのことはゆっくりに聞いてみよう、と思い立った。
優宇河先生の働く学校では、学校の施設管理を任されている公務ゆっくり、ゆうかりんが勤めている。
最近はゆうかりんも仕事の幅を広げたいという名目で、優宇河先生に料理を習っている。
当面、倉塚校長にお弁当を作ってあげるという目標に向かって奮闘中だ。
優宇河先生は、いつもどおりエプロンを着けたゆうかりんに目玉焼きの作り方を教えながら
野良ゆっくりについて聞くことにした。
「やっぱり野良ゆっくりを飼うのって手がかかるの?」
「んんっ・・・そうですね・・・ぁぁ・・・育ちによりますよ・・はぅ!」
「話では、町で数世代は過ごした感じね。」
「ふはぁっ!ぅぅ・・・それなら、そこそこ分別は・・・ふぅっ・・・あると思います。」
「分別ねえ。やっちゃいけないことは分かるって感じかな?」
「うっんんぅっ!ふぁぁ・・・それなりに・・・遠慮はあると、んふぁ・・・でも・・・。」
「でも?」
「はぁ、はふぅ・・・野良は野良で・・すから、人間と違う常識が・・・ああぁ!」
「その辺は理解が必要と・・・まあいいわ。んじゃ、服着たら目玉焼きの試食といきましょ!」
「はぁ・・・ふぁい・・・」
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4月○△日
優宇河お姉さん、今日は休みをとって、まりさ達に飼いゆっくりのなんたるかをたたき込むことにした。
ゆうかりんの貸してくれた本は、『ゆっくりの育て方(銀バッジ取得編)』。
何で持ってるんだろう?
今のところまりさたちは、飼いゆっくりである証明の銅バッジをつけているのだが、
(まりさ一家は大喜びだが、)ICチップによる飼いゆ登録が行われるのは、試験を受けて取得する銀バッジからだ。
現状、法的に財産として認められないので、危なくて外にも出せない。
「ということなのよ。目指すは銀バッジよ!」
「「「えい、えい、ゆー!」」」
「ほんじゃ、さっそく一つづつやってみましょっか。」
銀バッジへの道その1
おトイレのしつけ:決まった場所で用を足すよう躾けましょう。
「ゆっくちりきゃいしちゃよ!」
銀バッジへの道その2
ご飯は好き嫌いなく、キレイに食べるよう躾けましょう。
「ゆっくちりきゃいしたのじぇ!」
銀バッジへの道その3
ご飯は『おあずけ』もできるようにして、主人の言うことを守るよう躾けましょう。
「ゆっくりりかいしたよ!」
銀バッジへの道その4
怪我をしたり物を壊さないように、家の中ではゆっくり過ごすように躾けましょう。
「「「ゆっくりりかいしたよ!」」」
一般的な野生のゆっくりでは、習得までに2ヶ月から半年ほどかかります。
気長に教育しましょう。
「・・・これだけ?」
「おちびちゃんたちも、みんなゆっくりできるよ!ぎんばっじさんだよ!」
「ゆっくち!ゆっくち!」
「・・・これに下手すると半年って、ゆっくりって手がかかるのねぇ。」
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8月×△日
まりさ達は銀バッジを無事取得したが、夏になっても全然外に出ようとしない。
クーラーの下でお水をグビグビ飲みながら、一日中ゆっくりしている。
それに、おうち宣言したおもちゃ箱の外で眠ったこともない。
表情には一点の曇りもなく、だらけきった下膨れ顔。
それはそれは幸せそうだ。でも、これでいいんだろうか。
『ゆっくりの育て方』ではゆっくりはお散歩も結構好きだと書いてあったんだけども。
そもそもゆっくりは、ゆっくりという名に反し、体が脆い割には活動的なはずだ・・・
「ねぇ、まりさ達。今日はお外に遊びに行きましょ!お友達もできないわよ。」
顔面蒼白になるまりさ達。
「おねーさん・・・まりさたちのこと、きらいになっちゃったの?」
「へ?」
「おそとはこわいんだぜ・・・みんなしんじゃうんだぜ・・・」
「えーと、そんな事無いんじゃ。」
「やべでぇ・・・おそとにづれでいがないでぇ・・・」
あまりに悲壮感あふれるまりさ達の表情に、何かよほど嫌なことがあったのかと思ったが、
これまでほとんど気に留めなかった、野良ゆっくり達の姿を注意してみると、その反応が合点いった。
細い小道、公園、ビルの影、どこを覗き込んでも、必ず複数存在するゆっくりの干からびた死骸。
商店が打ち水をするたび、誰かが洗車するたびに、水を求めて群がる、100を超える野良ゆっくり達。
小川を橋の上から眺めていると、5分も間隔を空けずに聞こえる、何かが川に飛び込む音。
日当たりの良いマンホールのふたや、車のボンネットの上には、あんよが張り付き黒こげになった焼き饅頭が多数見られた。
今まで、気にせずにいた景色。この中に彼女たちは当事者として存在していたのだ。
「室内飼い確定ね。でも、お友達がいないってのもかわいそうよねぇ・・・。」
優宇河お姉さんは、やはり校長に掛け合って、学校敷地内の合宿所に住まわせてもらえるようにしてもらおう、
そう、決心した。
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9月×△日
季節は秋。秋雨は長引き、今日もどんより空が曇っている。
優宇河先生はあれから無事、校内の合宿所の部屋を新居として格安で借りることに成功していた。
「ああ、そのおもちゃ箱はこっちに置いてね。あの子たちのおうちだから。ありがとう、ゆうかりん。」
「いえ、こちらこそ。同じ屋根の下、これからもよろしくお願いします。」
「んっふっふ、これで今後は毎日ゆうかりんにイタズラし放題ね!」
「ううっ・・・お手柔らかにおねがいします。」
「ところで、優宇河先生。校長先生になんて言ってここに住めるようになったんですか?嫌がってたと思いますけど。」
「ゆうかりんのこと、奥さんに紹介するって言ったら。」
「うえっ・・・ふぇぇ・・・。そんなのひどいですよ。」
「別にいいじゃない!ゆうかりんがお弁当作ってあげてるんだし。まあ、とりあえずウチのまりさ達、よろしくね。」
「ゆゆーん!おねーさん、ただいまだぜ!」
「おかえり。あんなにお外嫌がってた割に、どこに行ってたの?」
「こんぽすとさまにおまいりしてきたのぜ!」
「コンポスト様?ゆうかりん、何それ・・・。」
「にんげんさんもたくさんおまいりにきてるんだよ!とってもえらいかみさまなんだって!」
「あの、ゆうかがコンポストに入れたゲスまりさが、変なこと始めちゃったんですよ。
最近ではゆっくりどころか、低学年のコたちまで・・・、お代はあまあまでいいよって・・・。」
「商魂たくましいわね。あのゲスまりさ。アレはあれで町に適応した結果ってことかしら。」
「まりさ、まりさ、まりさ。ゆうかはゆうかよ。これからはよろしくね。」
「「「ゆっくりしていってね!!!」」」
「ゆっくりの間では、それで呼び分けてんの?」
「はい。こっちのコがまりさ。こっちがまりさ。このお母さんがまりさです。」
「人間っぽいけど、やっぱりゆっくりなのねぇ・・・。
ああ、そうそう。ゆうかりんに新しい後輩が入ってきたのよ。
ふらんちゃんって言うの。むっつりしてて可愛いのよー。」
「「「ふらんはゆっくりできないぃぃいいい!!!」」」
「そう言えば捕食種だっけ。」
「ゆうかも捕食種ですよ。」
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12月24日
日は暮れ、今日はクリスマスイブ。
外は一面雪景色だが、人間の部屋の中はとても温かく、まりさ達のはしゃぎまわる声が外まで響いていた。
優宇河お姉さんの部屋でもケーキとごちそうが並ぶ。一緒にいるのがまりさ達だけというのは少々寂しいが。
「ゆーん。ゆうかりんやふらんもこないの?」
「いっしょにあまあまたべたいのぜ。」
「ゆうかりんもふらんちゃんも、忙しくってこれないのよ。
校長のお友達のパーティーに参加だって。まあ、学校の体育館でやってるんだけど。お勤めご苦労様よねー。」
「おねーさんも人間さんのお友達は呼ばないの?」
「・・・まあ、こういう年もあるのよ。まりさ達と過ごしてあげるんだからありがたく思いなさい。
でも、明日はゆうかりん達も呼びましょうね。」
「ゆわーい!あしたもあまあまだね!」
「むーしゃむーしゃするのぜ!ゆっくりいただきます!」
その時、外に赤いリボンが見えたような気がした。
あれは、れいむ?恐らく野良だろう。
今は見えなくなったが、確かに部屋の中を覗き込んでいたように思う。
ウチのまりさ達はやはり幸運なのだろう。
まりさ達がお尻をぷりんぷりんさせながらケーキに顔を突っ込んでいる間も、
野良のゆっくり達は必死で生きているのだから。
「あんたたち、ちょっとは感謝しなさいよ!」
「「「ゆ?」」」
「ゆっくりって薄情ねー。まあいいわ。見返りは求めない主義だから。」
ちなみにその夜、まりさ達は初めて優宇河お姉さんのベッドの枕元で眠った。
少しは野良の頃の苦しみから解放されたのだろうか。
「まあ、ゆっくりいきましょうかね。」
「枕もとに3匹は多いわね。一匹降りなさい。」
「ゆべし・・・いたいけど、すっきりー。」
「そいつも治ってなかったのね・・・。」
あえてヤマ無しオチ無し。本編を待って下さい。
そんないい本編が来るとも限らないけど。
なんだか、家の引っ越しとか、職場の合宿とかが重なって、
これまでの作成ペースは維持できなさそうです。
やむを得ずこんなへんなSSでお茶を濁しましたが、
そろそろ本編も書き始めようかなあ。
過去作品
『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順)
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このSSへの感想
※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね!
- 何かほのぼのした
たまにはわるくないかも -- 2015-08-12 20:41:31
- ゆっくりってゴミ以下だよね、、、 -- 2013-07-25 14:50:33
- ゴミがゆっくりのよう?
なんかこの話は続いて欲しいな -- 2012-12-15 17:18:41
- この後、特務の青二才はゆっくりの破片で「目が〜目がぁ〜」確定 -- 2012-11-27 22:21:25
- なんかちょくちょくキャラの濃い人が出るなぁwww
-- 2011-04-18 17:54:34
- ↓↓ムスカの台詞はそのままが一番良いだよぉ!! -- 2010-12-30 03:00:04
- まりさを拾うような奴はしんどけ -- 2010-10-25 17:33:09
- >「はっはっはっはっ!!!見ろっ!ゆっくりがゴミのようだ!!!」
違う!!
「はっはっはっはっ!!!見ろっ!ゆっくりはゴミだ!!!」
こうです!!
でもお話自体は過剰な愛でが無い所為で凄く楽しく読めた
こう言う何気ない日常物も中々どうして・・・・まぁ、ありじゃないか、貴様(まりさに向けて) -- 2010-08-01 02:58:00
- サブキャラにム○カ様がいたとはw -- 2010-07-31 02:42:07
最終更新:2009年10月19日 12:52