トレンドライン
一番簡単なテクニカル分析・相場の流れをつかむ必須アイテム
トレンドとは、相場が上昇局面にあるのか?下降局面にあるのか?為替相場が向いている方向のことを言う。売買を行うには、まずこのトレンドを見極めることが重要になる。
- チャート上に線を1本引いてみる
具体的に上昇トレンドの場合を例に見ていこう。ローソク足などのチャート上に、安値と安値を探して、1本の直線を引いてみる。この線がトレンドラインで、右肩上がりであれば上昇トレンドを意味し、サポートライン(下値支持線)という。線を1本引いただけで、相場の方向がわかるだけでなく、絶好の買いタイミングをつかむことができる。
特にサポートラインは、重要な買いのポイントとして使える場合が多い。たとえば、為替レートがライン近辺まで下落しても、このサポートラインの付近が下値の目安になるため、ロング(買い)ポジションを持つ仕掛けどころとなる。
さらに、このサポートラインに対してほぼ平行に、できればそのライン上に一点でも高値が通る線を引いてみよう。このラインは上昇トレンドでの上値の目安になる。また、この2本の線に囲まれた地帯を、現在の相場の値幅レンジであると仮定することができる。上昇トレンドの時は、このゾーンでの取引を繰り返しながら、相場が上昇していく場合が多い。
逆に、チャート上の高値と高値を結んでみよう。そのラインが右に下がる場合には、下降トレンドを描くレジスタンスライン(上値抵抗線)となる。このレジスタンスラインが下降トレンドのなかでの上値のめどになるため、売りのポイントになる。同じようにレジスタンスラインに対して、ほぼ平行に安値を通るラインで下降トレンドのレンジを形成する。
トレンドラインは、どのくらいの時間軸で見るかによってそのありようも変わっていくものだ。トレンドラインを引くには日足のチャートを用いるのが一般的だが、デイトレードのように短期の売買のためには、15分足などが最適だろう。またラインを引く際には、最安値・最高値となる2点にこだわる必要はない。何点かが同一ライン上にくる線があれば、そちらのほうがより重要度を増す事を覚えておこう。
特にサポートラインは、重要な買いのポイントとして使える場合が多い。たとえば、為替レートがライン近辺まで下落しても、このサポートラインの付近が下値の目安になるため、ロング(買い)ポジションを持つ仕掛けどころとなる。
さらに、このサポートラインに対してほぼ平行に、できればそのライン上に一点でも高値が通る線を引いてみよう。このラインは上昇トレンドでの上値の目安になる。また、この2本の線に囲まれた地帯を、現在の相場の値幅レンジであると仮定することができる。上昇トレンドの時は、このゾーンでの取引を繰り返しながら、相場が上昇していく場合が多い。
逆に、チャート上の高値と高値を結んでみよう。そのラインが右に下がる場合には、下降トレンドを描くレジスタンスライン(上値抵抗線)となる。このレジスタンスラインが下降トレンドのなかでの上値のめどになるため、売りのポイントになる。同じようにレジスタンスラインに対して、ほぼ平行に安値を通るラインで下降トレンドのレンジを形成する。
トレンドラインは、どのくらいの時間軸で見るかによってそのありようも変わっていくものだ。トレンドラインを引くには日足のチャートを用いるのが一般的だが、デイトレードのように短期の売買のためには、15分足などが最適だろう。またラインを引く際には、最安値・最高値となる2点にこだわる必要はない。何点かが同一ライン上にくる線があれば、そちらのほうがより重要度を増す事を覚えておこう。
- ブレイク【トレンドが崩れる時】
トレンドとなるサポートラインやレジスタンスラインの内側では、このラインを超えないようにしようとする内向きの力が働く。したがって、サポートライン(安値)に近づくほど買いの圧力が強くなり、逆にレジスタンスライン(高値)に近づくほど売りの圧力が強くなっていく。このため結果として、このレンジ内で相場が動くことが多くなる。その状態が長く続けば続くほど、それだけ強いトレンドといえる。
しかし、どんなトレンドも、必ずそのトレンドラインを突き抜けていく、つまりあるレンジをブレイクする場面が訪れる。
それまではトレンドラインの中のレンジに収まろうとして内向きの力が働き、そのトレンドライン付近でたくさんの売買が繰り返されてきたと考えられる。サポートラインの付近で安値圏だと思って買った投資家にとって、下に抜けたことで今度はその付近まで戻ってくると、そこは少ない損で逃げるための売り場となる。いったんこのような売りが大量に発生した場合、一度ブレイクを起こして下に抜けてしまうと、サポートラインは上値のレジスタンスラインに変わってしまう。同様にレジスタンスラインのブレイクでは、その逆の事が起こる。
つまり、一度ブレイクすると今までとは逆の力が働き、サポートラインがレジスタンスに、レジスタンスラインがサポートに変わる。したがってトレンドの近くでは逆張りで臨み、反対にブレイク直後では、順張りでついていくほうがよいということになる。
このようにトレンドの方向をつかみ、またそのトレンドの方向が変わる時を見つけて売買のタイミングを計るというのが、テクニカル分析の基本である。
ちなみに、天井とは高値から下落に転じるポイントのことであり、逆に最安値から上昇に転じるポイントが底だ。いろいろなチャートを見比べてパターンを研究してほしい。
しかし、どんなトレンドも、必ずそのトレンドラインを突き抜けていく、つまりあるレンジをブレイクする場面が訪れる。
それまではトレンドラインの中のレンジに収まろうとして内向きの力が働き、そのトレンドライン付近でたくさんの売買が繰り返されてきたと考えられる。サポートラインの付近で安値圏だと思って買った投資家にとって、下に抜けたことで今度はその付近まで戻ってくると、そこは少ない損で逃げるための売り場となる。いったんこのような売りが大量に発生した場合、一度ブレイクを起こして下に抜けてしまうと、サポートラインは上値のレジスタンスラインに変わってしまう。同様にレジスタンスラインのブレイクでは、その逆の事が起こる。
つまり、一度ブレイクすると今までとは逆の力が働き、サポートラインがレジスタンスに、レジスタンスラインがサポートに変わる。したがってトレンドの近くでは逆張りで臨み、反対にブレイク直後では、順張りでついていくほうがよいということになる。
このようにトレンドの方向をつかみ、またそのトレンドの方向が変わる時を見つけて売買のタイミングを計るというのが、テクニカル分析の基本である。
ちなみに、天井とは高値から下落に転じるポイントのことであり、逆に最安値から上昇に転じるポイントが底だ。いろいろなチャートを見比べてパターンを研究してほしい。
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