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ギャン - (2008/04/24 (木) 20:03:14) の編集履歴(バックアップ)


ギャン


YMS-15 GYAN
数機のみ製造された試作型モビルスーツ。近接戦闘に特化した装備が特徴。

初期ステータス

チューンpt 33207 スラスター出力 40/60
HP 1800/3100 スラスター速度 42/63
実弾防御 8/24 レーダー性能 15/30
ビーム防御 8/24 バランサー 55/70
機動性 22/44 旋回速度 25/50

制限事項 -
SPAタイプ 必殺格闘

兵装ステータス

威力・耐久 命中 連射 弾速 リロード 弾数
主 ニードルミサイル 21/23/24 10/60 - 1/80 1/88 120-139/-144
副 ハイドボンブ 863/928/960 10/70 - 1/60 1/88 3-4/-6
格 ビームサーベル 606/787/810 30/76 - - - -
シールド 1230/1830/3000 - - - - -

機体特徴

イフリート改を10回使用で入手可能。マ・クベ少佐最期の乗機。

格闘性能は高いが、射撃性能は微妙に偏っている。
射撃戦には向かず敵との肉薄で本領を発揮できる局地型格闘用MS。

射撃

●主 ニードルミサイル (単発MAX=24)
単発の威力はバルカン並に低いとはいえ、範囲と弾数がかなり多いので被弾数が多いと高ダメージ。
1プッシュ3発なのはキュベRと一緒だがさらにおしっぱなしで連射可能と弾幕を張りやすい。
しかし、あくまで牽制用の武器なのでコアファイターなどの飛行ユニットを倒すのには難儀する。

また上空に飛んでる戦艦や空母を落すには明らかに火力不足を感じる。
短時間で撃沈するにはスラスタージャンプして艦の甲板に飛び乗りサーベルでブサブサ刺すしかない。
チャージ射撃ではダウンが奪えるため、格闘狙いだとかなり有用である。

●副 ハイドボンブ (単発MAX=960)
威力は高いが、射出速度が遅く当てるのが難しい。接近戦での使用が基本。
複合して誘爆すればSPA並みの破壊力を発揮する。

ちなみにポンプの弾道はサザビーの拡散メガ粒子砲に似て、遠くで撃つと円が広がり、
近くで撃つと収束する特徴がある。
弾速は遅いが誘導性能はなかなかのもの。戦艦やIF持ちのMAには無類の破壊力を誇る。

この機体は盾が壊れても見た目的には変化しない。
射撃武装と盾が一体なので外す訳にはいかなかったのだろう。
盾が壊れたら3連バルカンを使い始めるグフカスタムとは対照的である。
ちなみに「連邦VSジオン」シリーズでは普通に盾が壊れ、本当に何も出来なくなるというリアル仕様だった。

まあ、「連邦VSジオン」には防御動作がないので盾を壊そうとしてもなかなか壊せるものでもないが。

格闘

●格 ビームサーベル (MAX=810)
格闘はさすがギャンといったところ、実際に爽快感を味わってください。
サーベルは薙ぎ払いではなく、フェンシングのような突貫系で回数も多い。
格闘チャージは地上空中ともに基準性能、ただギャンの最後の連続突きからチャージにつなげやすくそこは◎。
因みに格闘継続時間が長いので適当にハイドボンブを放っておけば格闘中に当たって大ダメージ!!!
ハイドボンブを撃った後は、撃った方向と逆方向に回りこんでから格闘をするのがベストか?
地上エリアでダッシュ中にシールドボタンを押すと、そこでピタリと止まるのは覚えておくと
色々なところからスムーズに格闘できる。…気がする。

ちなみに盾が射撃武器の役目を担い、サーベルだしっぱなので持ち替えによるタイムラグが最小クラスである。

SPA

SPAは突きの連打。方向修正は効かず空振りすると空しい舞踊りをする。
手数は多いが、全段当てなければいけないのでそこは注意。
かなり接近していないと当てられないので、格闘コンボの途中から出すのが無難か。
地上演習のザク相手に全段当てれば体力ゲージの6割を持っていける。

出自

TV「機動戦士ガンダム」 ツィマッド社製造MS。マ・クベ大佐(以下、マ大佐)専用MS

劇場版では存在そのものが無かったことにされている不遇の機体。ただ、無かったことにされた為、搭乗者のマ大佐も生きている。はず・・・。公式設定では、ザクやドムに次ぐ次期量産型MSを目指して開発されたが、結果的に白兵戦寄りの偏った機体であり一般兵士用としての汎用性が乏しいという理由で、次期主力MSとの競合においてはゲルググにその座を奪われた薄幸のMSとなっている。しかし、一方でギャンの開発には、マ大佐からツィマッド社へのプラン・オファーに従って設計された説が極めて有力である。
先のオデッサ撤退の責任とシャアへの羨望から、ガンダムにとにかく勝つことでキシリア中将からの信頼を取り戻したい一心で、マなりに入念な計画に基づいてギャンをロールアウトさせたのが最も明白な理由と言われている。ギャン製造にあたるツィマッド社として、ジオニック社のゲルググに負けることは何より面目丸つぶれだが、マ大佐としては、別にゲルググとのコンペに負けようがどうでも良かったようである。とはいえ、その基本設計は後のジオニック技術者からも評価が高く、それはヅダやドムを手がけたツィマッド社のノウハウの蓄積に寄るものが大きい。四肢の駆動系には当時珍しい円滑な動性をもたらす流体パルスアクチュエーターを搭載、肉体的な動作性を可能にし、サーベル出力も時代MSの水準を大幅に超えた代物であった。後にゲルググとギャンそれぞれの長所をミキシングしたガルバルディαが開発され、更にグリプス戦役で登場するガルバルディβへと引き継がれていくのである。

話を元に戻すと、ギャンとは言わば、マによるマの為の『打倒ガンダム用MS』として設計された野心そのものなのである。少年相手に大人気ない男ではある。最も白い悪魔の搭乗者が16歳のメカオタ少年だと知ってたらの話だが・・・。

 ちなみに、マ大佐のギャンでガンダムを倒す脳内プランは以下の通りである。

(1)ガンダムを単独でおびき寄せ盾内臓のハイドボンプを要所要所に仕掛け、ガンダムをじわじわと傷つける。
→ 
(2)ニードルミサイルでかく乱牽制し、ガンダムに無駄弾を撃たせ最大の武器であるビームライフルを弾切れにする。

(3)固定武装だけになったガンダムに対して、ギャン自慢の格闘戦に持ち込みガンダムを斬破する。

で、実際の結果は(1)、(2)までは想定どおりだったが(3)での格闘戦まで持ち込み、ガンダムを追い詰めたものの、二刀流のガンダムとの戦いの末、善戦むなしく撃破されている。ガンダムの強さはビームライフルだからビームライフルを封じて格闘に持ち込めば、ガンダムに勝てると思いこんでいたマの浅はかさにも敗北の要因はあるが、ギャンが繰り出すチマチマした小細工に不快感を与え続けアムロを怒らせたのが敗北の主な要因であろう。

「てめえの敗北は、ただひとつ このオレを怒らせた!」とアムロは心の中でそう思っていたに違いない。

「ウラガン!あの壺をキシリア様に届けてくれよ、あれは、いいものだ!」は、マのキシリア中将への愛と忠誠の証として語り草になっている。尚、蓮(ハス)の花の種のようなシールド埋設機雷は、リアルロボット系としては誘爆の恐れがあり、古今問わずお子様たちの物笑いになったとか…。しかし、その後の登場MSに、シールドの裏とはいえ、盾にミサイルを仕込んでる機体(ガルバルディβ、ハンマハンマ、νガンダムサザビー)が多く登場しておりギャンの先見性は高いとも言えるかもしれないが、ギャンのおかげと思える明確な根拠はない。

余談だがゲーム「機動戦士ガンダム ギレンの野望・ジオンの系譜」シリーズでは、もし量産型に採用されたら…?
と言う設定解釈の元、いろいろなギャンのバリエーション機が存在する。特にギャンキャノンは笑いどころ。

正史には存在しないが、ガンダムCAや何よりサクサムの例があるし期待できなくも無い?

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