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ケンプファー - (2008/04/23 (水) 16:18:58) の編集履歴(バックアップ)


ケンプファー

形式番号MS-18E。
特殊部隊に配備された強襲用モビルスーツ。高い機動性と戦闘力を有する機体。

初期ステータス

チューンpt 15452 スラスター出力 64/90
HP 1600/2700 スラスター速度 58/82
実弾防御 8/24 レーダー性能 30/60
ビーム防御 9/24 バランサー 60/96
機動性 27/60 旋回速度 28/56

制限事項 -
SPAタイプ 一斉射撃

兵装ステータス

威力・耐久 命中 連射 弾速 リロード 弾数
主1 197mm口径ショットガン 240/264/360 20/31 2-3-4 1/31 1/39 15-21-30
主2 360mmジャイアントバズーカ 558/595/720 24/31 1-2 1/35 1/39 5-7-10
主3 シュツルムファウスト    419/443/600 10/40 1-2 1/31 1/39 2-4-6
副 チェーンマイン 485/493/540 10/31 - 1/31 1/39 1-2
格 ビームサーベル       379/416 15/30 - - - -

機体特徴

ジオンミッション「ポケットの中の戦争」クリアで入手可能。

高機動&高火力が売りの強襲用MSで、全ての武装が実弾系という漢の機体。
タクティクスでは微妙な戦闘力、ロワイヤルでは鬼神の戦闘力を発揮したものの、
その煽りか今シリーズではその中間(といっても充分ロワイヤル寄り)となる様な縛りを効かせられやや弱体化。それでも自慢のSPAは健在。
前作に比べボリュームダウンしたものの相変わらず凄い弾幕である。
総攻撃力・スラスター・機動性・旋回性能は相当高い反面、HPと防御は原作どおりに脆い。
機体の脆弱さ・実体弾系の武器故、被弾を避けながら中~近距離でケリをつけねばならない玄人好みの機体。
この機体に慣れていると、後に入手するであろうサザビーの操作に馴染みやすい。

射撃

●主1 197mm口径ショットガン(ヤークトゲベール)
散弾を8発同時発射する。 弾1発あたり攻撃力120なので全弾命中すると960という脅威の威力。
更にチャージ射撃では発射数が2倍の16発になりまさに必殺。
しかし近距離での全弾ヒットでなければダメージはあまり期待できない。
リスクを冒して至近距離で撃つよりはチャージブースト格闘をぶち込んだ方が早い。
つまり牽制用と割り切るか封印安定

●主2 360mmジャイアントバズ
中~遠距離を補ってくれる。
2発同時発射のためMAX攻撃力1440=720*2というとんでもない火力で、ザコMSならまず一撃で落とせる。
弾速こそ遅いが、予測射撃を駆使すれば近~遠距離までオールレンジで使える。

●主3 シュツルムファウスト
2発同時発射で誘導型だが威力が低く単発なので、 ショットガンが役に立たない距離かつ、
ジャイアントバズが弾切れの際に使うといい。しかしチャージ射撃で連射することでかなりの弾幕を張れ強力。
高機動で動く相手にはチャージ射撃で追いまわそう。 特に対艦戦では効果絶大。

●副 チェーンマイン
使い勝手はなかなかだが、立ち止まるため、巻きつける前にダメージを受ける可能性が高く、ある意味グフ系のヒートロッドに近い。
ちなみに多段ヒット武器であり、距離によってヒット回数が変わる模様。
前作と違い、戦艦にも使用可能。ひそかに高威力。

敵のダウン→起き上がり間際に予め当てておくと、時間差の爆風を必中させる事も出来るが小ネタ程度か。
ちなみに壁を貫通する。覚えておくと便利。

とにかく武器が多いので弾切れの心配が無い。
武装チューンに於いては、使わない武器も威力だけは上げておこう。
SPAで戦艦すら撃沈せしめた際には感動すら覚える。

中距離でチャージブースト等で怯ませ、間髪入れずにチェーンマインを当てて動けなくしてからバズーカ連発やシュツルムファウストのチャージ射撃などで一気に大ダメージ。
と、これが基本戦法となる。
バズーカの威力がそこそこ上がっていれば、初撃のバズーカで倒しきれなかった敵のダウン中にチェーンマインを当て、
トドメを刺すのも有効(ただし立ち止まるので囲まれていると危険)

SPA

全武器一斉射撃。威力は強力で、全弾実弾なので相手がIF持ちでも関係無くガリガリ削れる。
前作に比べると若干地味になってしまった。

出自

OVA『機動戦士0080 ポケットの中の戦争』に登場する、ジオン軍強襲用MS。

搭乗者はミハイル・カミンスキー(通称ミーシャ)
セガサターン版ギレンの野望のOPムービーで、その勇姿を確認できる。
ニュータイプ専用機であり開発途中で戦線に投入されたジオングを除けばジオン公国軍謹製としては最終型番のMSとなる。

一年戦争末期、ジオン公国軍ではMS-14ゲルググに続くMS-16、MS-17、MS-18の3種のMS 開発が検討されていた。このうちMS-18プランは新たなMSの運用法を模索して開発されたものである。本機は初期開発型のYMS-18からスカートアーマーが廃された以外は大幅な変更は施されず、外装の変更程度である。運用もYMS-18と同様で、型式番号は襲撃型 (Einhauen Type) または試作実験 (Experiment) の頭文字からMS-18Eとされた。

ケンプファーは単騎での対MS戦と敵防衛線突破能力の獲得に特化された強襲用MSとして開発された為、かなり極端な設計がされている。強襲用という目的のため、大推力のスラスター及び姿勢制御用バーニアを全身に装備し、前傾姿勢での滑走が可能であり、高速で目標に辿り着く事ができる。また、少しでも機体を軽くすべく、装甲は徹底した軽量化が図られており、チタン合金素材ではあるものの前面装甲以外はかなり薄く、スカートアーマーに至っては省略されている。武装は連続した攻撃を行っても機動用出力には支障が出ないように、機体のジェネレーター出力を多く消費するものではなく、実体弾系の武器を装備している。その為、一年戦争末期の機体であるにもかかわらずビーム兵器は近接用のビームサーベルのみである。そのかわり、機体の各所に火器携帯用のラッチが設けられ、実弾火器をハリネズミのごとく装備。それらは撃ち切った時点で専用ジョイントパーツごと投棄、デッドウェイトにならないように設計されている。極めて優秀な機体であり、徹底した強襲戦特化により爆発的な攻撃力を持つ。

また、この機体は特殊部隊などが使用する事を想定して開発され、分解した状態で持ち運び、容易に組み立てられるように設計されている。この構造の目的はメンテナンスの円滑化にあったといわれている。リボーコロニー内には部品の状態で密輸され、それをサイクロプス隊の4名だけで組み上げた。隠密行動を常とする部隊で使用された為、MS-18タイプの存在は一般には殆ど知られていない。しかし、解体、組立の容易さからか数機が出回っており、戦後にアクシズ艦隊等で使用されている。

作中ではフル装備でコロニー内を滑走、桁外れの推力を見せた。その機動性と火力は戦闘でも如何なく発揮され、単機でジムコマンドジムスナイパーⅡ、ガンキャノン量産型で構成された連邦のスカーレット隊を全滅させている。しかし、その戦闘で火力を消耗したことにより、アレックスとの交戦時にはショットガン一丁にまで火力が低下。事前に隠しておいたチェーンマインを巻きつけ、爆破させることには成功したもののチョバムアーマーに阻まれ、反撃の腕部ガトリング砲を喰らい、装甲の薄さが祟って撃破された。

後に、この機体の残骸は連邦に接収された後、アナハイム・エレクトロニクス社の手に渡り、何度かの系譜を経た後、マラサイを開発している。

漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』ではザンジバル級機動巡洋艦インゴルシュタットの搭載機として登場する。ファビアン・フリシュクネヒト少尉が搭乗し、ジェネレーター内蔵の大型ビームライフルを使用している。

また、漫画『機動戦士ガンダム Ecole du Ciel -天空の学校-』にはプロトタイプ・ケンプファーが登場する。正式仕様のものとは頭部および胸部コクピット周りと肩部のアーマーの形状、腰部にスカートアーマーの有無などの違いがある。試作型であり、元々の機体数も少ない為、宇宙世紀0086年時点では既にメンテナンスにも苦労している。再登場となった同作第3部ではかなり大型の重マシンガンを装備している。

機体名の KÄMPFERとはドイツ語で「闘士」を意味する。ジオン軍のMSの機体名では数少ない、有意味語の名称が用いられた機体でもあり、戦争末期の混乱振りが伺えるともいえる。

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