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ガンダム試作3号機 - (2008/03/13 (木) 11:05:32) の編集履歴(バックアップ)


ガンダム試作3号機


RX-78GP03 GP03
所属 地球連邦軍
建造 アナハイム・エレクトロニクス社
全長 140.0m 全高 38.5m 本体重量 226.4t 全備重量 453.1t
ジェネレーター出力 38,900kW スラスター総推力 2,265,000kg
主な武装
メガ・ビーム砲 大型ビームサーベル×2 Iフィールド・ジェネレーター
フレア・ディスペンサー ビームライフル フォールディングバズーカ
爆導索 大型集束ミサイル マイクロミサイル 等

ガンダム開発計画による試作3号機。単体で要塞級の搭載兵器を持つ。
コードネームは「デンドロビウム」

初期ステータス

チューンpt スラスター出力 83/99
HP 8300/10000 スラスター速度 81/99
実弾防御 50/99 レーダー性能 80/90
ビーム防御 83/90 バランサー 30/48
機動性 52/71 旋回速度 10/22

制限事項 宇宙専用
SPAタイプ 一斉射撃・飛行移動

兵装ステータス

威力・耐久 命中 連射 弾速 リロード 弾数
主1 メガビーム砲 2204/2351/2400 38/48 - 1/39 1/47 6-9-12
主2 大型収束ミサイル 1022/1175/1200 18/48 - 1/39 1/47 2-3-4
主3 マイクロミサイル 285/297/300 18/48 - 1/39 1/47 -
副 爆導索 1022/1175/1200 18/48 - 1/39 1/47 2-3-4
格 メガビームサーベル 1704/1959/2000 15/39 - - - -

機体特徴

(通称:武器庫) 連邦軍0083編をクリアしないと入手できない。

プレイヤーが操作するよりも、敵に使われる方が圧倒的に恐ろしいMA。

各武装の威力およびスペック性能は、明らかにケタ違いである。
しかし、実際に使って見ると、全兵装の使い勝手が想像以上に悪い。
Mミサイルや爆導索といった誘導兵器で対象に気を配らず攻撃できるのは強み。
初期スペックは高いので、HP・機動・旋回よりも武装を徹底チューンすると良い。
プレイヤーも何をやってるのかわからぬまま、敵部隊を倒してしまってることも多い。

メガビームサーベル格闘は強力無比。
特にチャージ格闘は凄まじい突進力で、敵をメガビーム砲で串刺しにもする。
体が無駄にデカイため複数の敵に当てつつ、体当たりで駆け抜けるような荒い使用も出来る。

限界突破後、機動性をMAXチューンすると飛行型なのであっという間に向こう壁に届いてしまう。
これでは攻撃どころではなくなってしまう。
機動性はノンチューン状態にしてスラスター系を高めた方が扱いやすい。
宙域の対巨大MA戦においてはかなりの威力を発揮する。敵との相性を見極めよう。

尚、本作で唯一、ミサイル系統の攻撃を無効化する能力を持つ(ミサイルが被弾直前で自爆する)。

射撃

●主1 メガビームキャノン
極太判定で威力も極大だが、なんと予測射撃が出来ない。
機動性の高い敵機に対しては、あまり効果は機体できない。
足が止まっている所に直撃させるか、カスった程度でしか当たる事がない。
チャージ撃ちに頼ろう。

●主2 大型収束ミサイル
1本あたりの威力が非常に高いミサイルをワラワラとバラ撒くのだが、
フルチューンしても誘導性が悪いため、対艦・対MA以外では役に立たない。
弾速を上げると、遅さは改善されるが誘導が悪くなる。お好みでどうぞ。

●主3 マイクロミサイル。
何がおこっているのかわからないくらい多数のミサイルが発射。
低空で発射すると発射された弾群が、全て地面に激突して無駄になっている。
また、親機が前方に一定距離を飛翔してから「上下に向かって」発射されるので、
ミサイルは上もしくは下から改めて誘導を開始するという効率の悪い飛び方をしている。
しかも敵に向かって発射すると、上下に発射される事が災いして、ますます当たらない。
なお、弾速はチューンしないのがオススメ。
コンテナからミサイルが出た直後は少しの間真っ直ぐ飛んでから誘導を開始するが、
弾速をチューンするとその時間が長くなり、なおのこと敵に当たりにくくなる。

幸い、無チューン状態でもそれなりの弾速はあるため使いやすい。

これらの欠点を踏まえた対処法は、こんな感じ。

1)メガビーム砲
敵を真正面に捕らえる必要はないので、とにかく撃ちまくれ。

2)大型収束ミサイル
対艦に限定。この用途に限れば強力。でもマイクロミサイルでも十分。

3)マイクロミサイル
あさっての方向でいいから撃ちまくれ。出来るだけ上空で、出来るだけ上向きに。
敵に向かって発射するな。
あとは無数に放たれるミサイルの誘導に儚い期待。どちらかというと威嚇用。
弾速無チューン命中フルチューンだとそこそこの命中率になるので、爆導索と使い分けるのがいいだろう。

唯一まともなのがサブ武器の爆導索。普通に敵を誘導してくれる(主兵装よりマシな程度ではあるが)、
威力も他の武器と遜色が無いどころか、ヒットすれば多段ヒットしてくれる。これも立派な主兵装だと思って多用していこう。
威力は当たり所がよければ巨大MAすらも一撃で倒すほど。チューンすれば乱発できるので、非常に強力な武装といえる。

格闘

●メガビームサーベル
ザクレロに近い位に強力な斬撃なので、射撃を無視しブーストで突っ込んで
宮本武蔵よろしく、二刀流で積極的に白兵戦を挑んだ方が戦果をあげるだろう。

サーベルの取り出しが遅いのが、リーチだけはかなり長い。
障害物越しにでも容赦なく叩っ斬れるので比較的使える。

チャージ格闘は原作にもあった突進→メガビーム砲の零距離射撃。
かなりの隙を晒してしまうが威力・命中率ともに高いため、相手が1体の時にはかなり役に立つ。

相棒に使ってもらうのもいいかもしれないが、このシリーズのAIは異常に接近したがるので近接戦闘スタイルの人にとっては大型機は非常に邪魔な存在。コンボの途中に普通に突っ込んできて両者ダウンさせた後、去って行くという非常にイライラする行動をとってくる。その妨害の熱心ぶりと言ったら「実はスパイなんじゃないのか?」と疑いたくなるほど。

総評

とにかく扱いにくい機体ではあるが、スペック上のポテンシャルはMAの中でも最上位。
使いこなせれば難関ミッションもクリアできるだろう。

実弾持ちには爆導索とメガビーム砲・マイクロミサイルで、それ以外はサーベルで倒していくのが楽。

急上昇や急降下も利用し、ヒットアンドアウェイを心がけよう。
相手のSPAにだけは要注意。避けることは可能だが他の機体に比べて事故りやすく、ファンネル系は避けることは不可能。確実にカウンターSPA・ハイパー化を使えるようにしておこう。

なお、ライバル機(?)のノイエ・ジールには相性が良いようで強い。
逃げ回ってマイクロミサイルと爆導索を連発し、SPAはこちらもSPAを発動すれば楽にしのげる。
敵に回すとノイエの方がプレッシャー高いと評判だけどね…。


出自

「機動戦士ガンダム0083 STARDUSTMEMORY」
地球連邦軍の試作型宇宙戦用MS。
その形状からMAと呼ばれる事もあるが、当時の地球連邦軍の分類にはMAは存在しないため、MSとするのが正しい。GPシリーズは例外なく公式記録から抹消済み。
不完全ではあるが当時では珍しい全周囲モニターが採用搭載されている。

一年戦争でMAに苦しめられた連邦軍が、そのトラウマを克服するかのようにあらゆる要素を詰め込んだMA(但し、連邦軍にはMAとしてのカテゴリーが存在しないので広義のMS)。前身的MSとしてFAガンダム7号機がある。

「MSの汎用性とMAの攻撃力を兼ね備えた機動兵器」というコンセプトで、ガンダム試作1号機と同じく「クラブ・ワークス」が開発を担当した。
宇宙空間での拠点防衛という地球連邦軍の要求に対し、アナハイムはスラスターによる高機動と大型ジェネレーターによる大型メガ粒子砲を有するジオン公国軍のMAに着目した。
しかし、検討にするにつれMAは敵MSが懐に進入し近接戦闘となった場合、思いのほか脆弱であることが判明した。
そこでコア・ブロック・システムの延長としてMAの中心にMSを組み込むことで対応した。
その際RX-78ガンダムの強化ユニット、Gパーツが参考となったとも言われる。

デラーズ紛争終結後、宇宙世紀0084年に開催されたシンポジウムで発表された、明らかにGP03の延長線上にあると思われるトライアルプランではコア・モジュールのMSに各ユニットをドッキングした強化ユニットという程度のもので、全長はモビルスーツの2倍程であった。

実際に宇宙世紀0083年に稼動していた機体はトライアルプランとは比較にならない程巨大なものであり、たった1機で戦略兵器としても運用可能であった。
アームドベース・オーキスと、その中核をなすMSステイメンから構成される。
ステイメンの腰部に設置されたテールバインダーを介してドッキングし、火器管制と機体制御を行う。
6基の大型スラスターは小型艦艇並みの推力を発生しこれを用いて前線に突入、搭載した武装を撃ちまくる様は、さながら「機動弾薬庫」とでも形容すべき威容を誇る。
その戦闘能力はMS1個大隊にも匹敵する、当時における最大最強の機動兵器である。
しかし、あまりの大きさのため母艦内に収容することはできず、補給や整備は宇宙空間での船外作業で行わなくてはならないなど整備性は劣悪で、通常のMSの100倍とも言われる莫大な運用コストも相俟って設計や技術が次世代に引き継がれる事は無かった。

複雑な火器管制システムに加え、MSとMAという本来運用方法が異なる二つの形態を制御するため新開発のOSが搭載されている。
これは後に登場する可変MSや可変MAの開発に大きな影響を与えている。
また、複雑な火器管制システムはパイロットに極度の肉体的・精神的負荷をもたらすため、特定の処方による投薬すら推奨されており、パイロットのコウ・ウラキは薬物を注射して戦っていた。一説には本来、強化人間用の機体とも言われている。
GP-03スティメンは稼動できる状態で残っていたようだが戦後にGP計画もろとも抹消されたようである。

劇中の活躍

他の試作機とは違い宇宙用のため、ラビアンローズに係留中だったところを、デラーズ・フリートによる「星の屑作戦」阻止のためアルビオン隊が奪取に近い形で受領。
コロニー奪還のために出撃する。
圧倒的な火力によって多数のMSや艦艇を撃破し多大な戦果を上げたが、アナベル・ガトーが駆るノイエ・ジールと交戦して劣勢に追い込まれ、最後にソーラ・システムIIの照射を受けオーキスが大破、放棄された。

3DCGアニメ『GUNDAM EVOLVE 4』では、Pスペックのステイメン単体でのラビアンローズでのテスト中に襲来したジオン残党軍を迎撃するため、宇宙空間で急遽オーキスとドッキング。
その圧倒的火力をもってほぼ全ての機体を殲滅したが、ラストで制御を失ってオーキスと分離・漂流している所を生き残っていたゲルググマリーネのビームライフルに撃たれ、パイロットであったデフラ・カーとともに爆散した。

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