ボス(星のカービィ64)

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*ボス 収録作品:[[星のカービィ64]][N64] [[作曲者]]:[[石川淳]] ---- **概要 #center(){&font(b,16px){おやだまが ととうをくんでやってきた!&br()まるごしで かるくひねってやるぜ!!}} ポップスター~ブルブルスターまでの各スターの最後で対決するボス戦のBGM。 曲名があまりにもそのまんますぎて逆に驚くかもしれないが、当時は曲名に時間をかけていなかったことから『[[星のカービィ ウルトラスーパーデラックス]]』以前の曲名はすべてこのような感じである。 ナンバリング本編[[シリーズ]]最後の作品の通常ボス曲であり、石川氏が手掛けた現状最後の据え置き本編[[シリーズ]]の汎用ボス曲でもある。 基本的な展開は[[前作>星のカービィ3]]のボス曲と同様であり、短くも圧の強いイントロから入り、同じフレーズを繰り返しながらも少しずつ音階を上げていくことで、敵の脅威を感じさせつつテンションも上げていくように作られている。 だが音色の多様性はこれまでのボス曲とは明らかに違っており、ハード音源の進化をまざまざと感じさせる。 また意外にも、曲が進むにつれて音符の間隔が僅かながら空いていくことで後半になるにつれて段々と余裕が感じられるようになっていく。 そして終盤はほんのり哀愁を感じさせる笛の音色で一旦落ち着いたところでループに入る構成である。 また曲の作りこみだけではなく、本作のボス戦の流れとも上手く噛み合っているのも大きい。 この曲が流れる通常ボスは全て前半戦と後半戦に大きく分けることができ、展開が少しずつ変化していく曲の流れと上手くマッチしているのである。 特にレベル2のホロビタスターのボス「ピクス」は、前半戦が攻撃を避け続ける展開なのだが、少しずつ攻撃が激化していく展開と曲が合わさり、こちらが攻撃できないにもかかわらずどんどんテンションを上げていく。 そして曲が一周するタイミングで塔の頂点に到達し、後半戦に入る流れは完璧であり、本作のボス戦の展開が秀逸であることがここからも分かるはずである。 曲の起承転結を押さえた展開の完成度と、曲と噛み合ったボス戦の流れは、ナンバリング本編[[シリーズ]]のボス戦延いては石川氏が手掛けた通常ボス曲の集大成と呼ぶに相応しいものである。 今なお[[星のカービィシリーズ]]において高い評価を受けているのも頷けるはずである。 『[[毛糸のカービィ]]』のラスボスである「アミーボ・アモーレ」はサウンドテスト上オリジナル曲と説明されているが、アレンジというには言い過ぎではあるもののかなり似せて作曲されていることがわかる。 また第二形態の「アミーボ・ロボ」は、二倍近くアップテンポにしたことで、最後のミサイルの打ち合いが凄まじいノリになってしまっている。 『[[星のカービィ ロボボプラネット]]』では、カービィの3Dチャレンジのボスとしてアニメで散々暴れたマッシャーがまさかのボスとして本編に復活。 「VS.マッシャー兵長」の名で、3DS音源でセルフアレンジが行われている。 本作は「VS.マッシャー師団長」が「ゼロ・ツーめざして」のアレンジだったり、本編ストーリーでもピクスと関連性が伺われる「ホログラフ防衛システムズ」が登場したり、それまで64にのみ見られた環状スクロールが採用されたりと64をリスペクトする要素が多い。 『[[カービィファイターズ2]]』ではストーリーモードでのダブルスエッジ戦がこの曲のアレンジである。 本作の曲傾向に則り、和楽器を使用した和風アレンジという意外過ぎるものとなった。 これまでのアレンジが全て正当アレンジだったこともあり斬新さを感じられるだろう。 余談だが、「[[ミラクルマター]]」はこの曲を元に「[[こうじょうけんがく]]」の波形も組み込んで作曲されたことが「キーボード・マガジン 2017年7月号 SUMMER」で明かされている。 混沌とした曲という全く違った傾向の曲のため信じられないかもしれないが、この二曲は終盤の追加フレーズ等を除くと、テンポと各フレーズがぴったり重なってしまうのである。 このことから「[[ミラクルマター]]」は事実上の派生曲ということになる。 この関連性から、サントラのボーナストラック「Club Mix ボスたち」はこの二曲とコレカラスターのステージセレクト曲のフレーズを混ぜ合わせたものとなっているのだが、目まぐるしく切り替わるだけではなくカービィのボイスを始めとするSEまで混ざっているカオス極まりない内容となっており驚愕すること間違いなし。 ---- **過去ランキング順位 ***星のカービィ64「ボス」 [[第4回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100>第4回の結果3+]] 666位 [[第6回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100>第6回の結果2]] 601位 [[第7回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100>第7回の結果3]] 754位 [[第9回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100>第9回の結果3]] 914位 [[第13回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100>第13回の結果2]] 692位 [[第14回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100>第14回の結果3]] 800位 [[第15回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100>第15回の結果2]] 656位 [[第17回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100>第17回の結果]] 238位 [[みんなで決める2000年~2007年の名曲ランキング]] 135位 [[みんなで決める星のカービィBGMベスト100]] 20位 [[第2回みんなで決める星のカービィBGMランキング]] 22位 [[第3回みんなで決める任天堂ゲーム音楽ベスト100]] 197位 [[みんなで決めるニンテンドウ64の名曲ランキング>みんなで決めるニンテンドウ64の名曲ランキングの結果]] 7位 [[みんなで決めるボス戦BGMベスト100]] 3位 ***星のカービィ ロボボプラネット「VS.マッシャー兵長」 [[第3回みんなで掘り出すゲーム音楽ベスト100>第3回みんなで掘り出すゲーム音楽ベスト100の結果]] 163位 ---- **収録サウンドトラック ***星のカービィ64 オリジナルサウンドトラック(ボス) #image(https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71SJW1SdNWL._SL1080_.jpg,width=160,height=160) ***星のカービィ ロボボプラネット オリジナルサウンドトラック(VS.マッシャー兵長) #amazon(B01N531571)
*ボス 収録作品:[[星のカービィ64]][N64] [[作曲者]]:[[石川淳]] ---- **概要 #center(){&font(b,16px){おやだまが ととうをくんでやってきた!&br()まるごしで かるくひねってやるぜ!!}} ポップスター~ブルブルスターまでの各スターの最後で対決するボス戦のBGM。 曲名があまりにもそのまんますぎて逆に驚くかもしれないが、当時は曲名に時間をかけていなかったことから『[[星のカービィ ウルトラスーパーデラックス]]』以前の曲名はすべてこのような感じである。 ナンバリング本編[[シリーズ]]最後の作品の通常ボス曲であり、石川氏が手掛けた現状最後の据え置き本編[[シリーズ]]の汎用ボス曲でもある。 基本的な展開は[[前作>星のカービィ3]]のボス曲と同様であり、短くも圧の強いイントロから入り、同じフレーズを繰り返しながらも少しずつ音階を上げていくことで、敵の脅威を感じさせつつテンションも上げていくように作られている。 だが音色の多様性はこれまでのボス曲とは明らかに違っており、ハード音源の進化をまざまざと感じさせる。 また意外にも、曲が進むにつれて音符の間隔が僅かながら空いていくことで後半になるにつれて段々と余裕が感じられるようになっていく。 そして終盤はほんのり哀愁を感じさせる笛の音色で一旦落ち着いたところでループに入る構成である。 また曲の作りこみだけではなく、本作のボス戦の流れとも上手く噛み合っているのも大きい。 この曲が流れる通常ボスは全て前半戦と後半戦に大きく分けることができ、展開が少しずつ変化していく曲の流れと上手くマッチしているのである。 特にレベル2のホロビタスターのボス「ピクス」は、前半戦が攻撃を避け続ける展開なのだが、少しずつ攻撃が激化していく展開と曲が合わさり、こちらが攻撃できないにもかかわらずどんどんテンションを上げていく。 そして曲が一周するタイミングで塔の頂点に到達し、後半戦に入る流れは完璧であり、本作のボス戦の展開が秀逸であることがここからも分かるはずである。 曲の起承転結を押さえた展開の完成度と、曲と噛み合ったボス戦の流れは、ナンバリング本編[[シリーズ]]のボス戦延いては石川氏が手掛けた通常ボス曲の集大成と呼ぶに相応しいものである。 今なお[[星のカービィシリーズ]]において高い評価を受けているのも頷けるはずである。 『[[毛糸のカービィ]]』のラスボスである「アミーボ・アモーレ」はサウンドテスト上オリジナル曲と説明されているが、アレンジというには言い過ぎではあるもののかなり似せて作曲されていることがわかる。 また第二形態の「アミーボ・ロボ」は、二倍近くアップテンポにしたことで、最後のミサイルの打ち合いが凄まじいノリになってしまっている。 『[[星のカービィ ロボボプラネット]]』では、カービィの3Dチャレンジのボスとしてアニメで散々暴れたマッシャーがまさかのボスとして本編に復活。 「VS.マッシャー兵長」の名で、3DS音源でセルフアレンジが行われている。 本作は「VS.マッシャー師団長」が「ゼロ・ツーめざして」のアレンジだったり、本編ストーリーでもピクスと関連性が伺われる「ホログラフ防衛システムズ」が登場したり、それまで64にのみ見られた環状スクロールが採用されたりと64をリスペクトする要素が多い。 『[[カービィファイターズ2]]』ではストーリーモードでのダブルスエッジ戦がこの曲のアレンジである。 本作の曲傾向に則り、和楽器を使用した和風アレンジという意外過ぎるものとなった。 これまでのアレンジが全て正当アレンジだったこともあり斬新さを感じられるだろう。 余談だが、「[[ミラクルマター]]」はこの曲を元に「[[こうじょうけんがく]]」の波形も組み込んで作曲されたことが「キーボード・マガジン 2017年7月号 SUMMER」で明かされている。 混沌とした曲という全く違った傾向の曲のため信じられないかもしれないが、この二曲は終盤の追加フレーズ等を除くと、テンポと各フレーズがぴったり重なってしまうのである。 このことから「[[ミラクルマター]]」は事実上の派生曲ということになる。 この関連性から、サントラのボーナストラック「Club Mix ボスたち」はこの二曲とコレカラスターのステージセレクト曲のフレーズを混ぜ合わせたものとなっているのだが、目まぐるしく切り替わるだけではなくカービィのボイスを始めとするSEまで混ざっているカオス極まりない内容となっており驚愕すること間違いなし。 ---- **過去ランキング順位 ***星のカービィ64「ボス」 [[第4回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100>第4回の結果3+]] 666位 [[第6回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100>第6回の結果2]] 601位 [[第7回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100>第7回の結果3]] 754位 [[第9回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100>第9回の結果3]] 914位 [[第13回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100>第13回の結果2]] 692位 [[第14回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100>第14回の結果3]] 800位 [[第15回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100>第15回の結果2]] 656位 [[第17回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100>第17回の結果]] 238位 [[みんなで決める2000年~2007年の名曲ランキング]] 135位 [[みんなで決める星のカービィBGMベスト100]] 20位 [[第2回みんなで決める星のカービィBGMランキング]] 22位 [[第3回みんなで決める任天堂ゲーム音楽ベスト100]] 197位 [[みんなで決めるニンテンドウ64の名曲ランキング>みんなで決めるニンテンドウ64の名曲ランキングの結果]] 7位 [[みんなで決めるボス戦BGMベスト100]] 3位 ***星のカービィ ロボボプラネット「VS.マッシャー兵長」 [[第3回みんなで掘り出すゲーム音楽ベスト100>第3回みんなで掘り出すゲーム音楽ベスト100の結果]] 163位 ---- **収録サウンドトラック ***星のカービィ64 オリジナルサウンドトラック(ボス) #image(https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71SJW1SdNWL._SL1080_.jpg,width=160,height=160) ***星のカービィ ロボボプラネット オリジナルサウンドトラック(VS.マッシャー兵長) #amazon(B01N531571)

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